安井（やすい）は、愛知県名古屋市北区の町名。安井一丁目から四丁目と安井町（字河野・薬師浦）がある。郵便番号462-0023。当地域の人口は4,391人。名古屋市北区、庄内川及び矢田川の左岸に位置する。町内に小さな丘が東西に長く伸びており、丘の上に多くの神社がある。その丘の北側、町の中央を惣兵衛川（庄内用水）が流れる。ほぼ全域が市街地で人口が多く、住宅地と古くからの工業用地が混在している。また、この付近には「安井」という苗字が。江戸時代までは矢田川が今よりも南側に流れていたため、安井は庄内川と矢田川に挟まれた湿地帯の中にある村落であった。村内を木曽街道が縦断していた。1573年から1592年には、織田信長の家臣、浅野長勝が築いた安井城があった。名古屋城の北に位置することから、。『尾張国地名考』によると水が豊かであり、玉野川の水を当地において自在に汲んで用いていたことによるという。また、『城北小学校誌』は安井なる武士の居住地であったことに由来するという言い伝えを紹介し、『蓬州旧勝録』には「安居」の字が転じて「安井」となったとあるという。西春日井郡安井村当時の字は以下の通りである。読み及び配列は『愛知県地名収攬』275頁による。鉄道駅からは離れており公共交通機関としてはバスのみが利用される。名古屋市営バス町内には小中学校はなく名古屋市立城北小学校、名古屋市立北陵中学校の学区となっている。

出典:wikipedia