つくばセンターは、茨城県つくば市吾妻一丁目にあるバス停留所で、つくば駅前広場を使用したバスターミナルである。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスのつくば駅と接続する。国際科学技術博覧会(科学万博)開幕直前の1985年3月14日、筑波研究学園都市の交通結節点として都心地区(センター地区)に「つくばセンター交通広場」が設置され、「つくばセンター」は交通広場のバス停留所の名称として用いられた。開設時から研究学園都市における交通の拠点として機能し、『JTB時刻表』では2006年4月号でつくば駅に変更されるまで、このつくばセンターが市の中心駅として扱われた。つくばエクスプレス開業後は、「つくばセンター交通広場」が「駅前広場」に改称され、つくば駅のバス乗り場としても機能するようになる。しかし、乗り入れるバス会社では行先表示器・停留所ともに「つくばセンター」の名を引き続き使用している。一部バスの方向幕は「(TXつくば駅)」を併記している。筑波山や筑波大学などの市内観光地・研究機関、牛久、土浦、下妻などの周辺都市への一般路線バスや、つくば市のコミュニティバス「つくバス」、都内、東京国際空港(羽田空港)、成田国際空港(成田空港)、茨城空港、水戸、東京ディズニーリゾート、お台場などを結ぶ中距離高速バスや、名古屋、京都・大阪方面への夜行長距離高速バス路線が発着する。現在のバスターミナルは2008年7月からの再整備工事(後述)を経て、2010年1月8日に供用開始したものである。屋外型の広場で、外周部にバス乗降場が、中央部にタクシープールが存在する。外周部の北西寄りにつくば駅出入口(A3・A4・エレベーター)がある。バスの出入口は南西(つくばクレオスクエア「Q't」)側の1か所のみであり、一般車の乗り入れは禁止されている。バスターミナルの東側にはキスアンドライド駐車場が隣接して設置されており、これも駅前広場の一部として扱われている。この駐車場は20分まで無料(20分を超えると有料)で利用できる。バスターミナルと駐車場の間には休憩所を兼ねた関東鉄道のサービスセンターが設置されていたが、後述のBiViつくば開業に伴い機能を同施設内に移転した。また、広場周辺には大型自転車駐車場や数百から千台規模の大型駐車場が数箇所設置されている。なお、「つくばセンター広場」はこれとは別のもので、隣接するつくばセンタービル前の広場のことを指す。筑波山に直行する「筑波山シャトルバス」が発車する。つくば駅A4出入口前に位置する。つくバスの吉沼シャトルと南部シャトルが発車する。つくば駅改札外エレベーターの地上出口前に位置する。つくバスの北部シャトルと小田シャトルが発車する。つくば駅A3出入口前に位置する。おもに研究学園地区南部(松代・二の宮・稲荷前・並木など)、荒川沖駅、ひたち野うしく駅へ向かう一般路線が発車する。のマークの路線は、つくばセンターを発車し、各バス停を通ったのちにつくばセンターへ戻る循環コースである。土浦市中心部、大穂・豊里・筑波地区、常総市石下地区、下妻市方面への一般路線が発車する。筑波大学構内を経由する系統が発車する。※深夜バスは平日(祝日を除く月〜金曜日)の深夜に1便のみ運行東京駅行の高速バスと、イオンモール土浦(平日夜1便のみ)への路線バスが発車する。茨城県運転免許センターや水戸駅方面への急行バスと、「つくば号」を除いたすべての高速バスが発車する。土曜・休日には研究施設などを巡る「つくばサイエンスツアーバス」も発車する。1 - 8番乗り場が駅前広場にあるのに対し、当乗り場はつくば駅A1出入口から西に進んだ中央通り上に位置する。臨時の乗り場であり、定期便の発着はない。毎年春に運行される「真壁のひなまつり号」のほか、筑波大学の入学試験やセンター試験、研究所の一般公開や学会などの際に当乗り場から臨時のバスが発車する。「つくばセンター9番」と書かれた停留所標識が通年設置されている。関東鉄道グループの路線は、系統番号が路線ごとに割り当てられるため、方面が上下逆方向でも同じ系統番号となる。徒歩約10分以内の施設はつくば駅#駅周辺を参照。下記の路線バスの他、施設によってはつくばサイエンスツアーバスを利用することもできる。BiViつくば(ビビつくば)は、つくばセンターバスターミナルの南側に隣接する複合商業施設である。つくば市が新たなターミナルビルを建設する方針を2012年11月に公表し、整備事業提案競技を経て2014年3月に大和リースと事業締結し、2015年9月5日に開業した。施設は鉄骨造りの5階建てで、商業店舗や学習塾といった民間のテナントのほか、つくば市のインフォメーションセンターや筑波大学のサテライトオフィスといった公共のテナントも入っている。また、上述のつくばターミナル解体後、バスターミナルの敷地内に仮設の平屋建ての建物として存在した関東鉄道つくば学園サービスセンター・バス待合室及び高速バス乗車券の自動券売機は2015年9月4日に当施設内に移転した。なお、新たなつくば学園サービスセンター内には飲食物などを販売する売店も併設されている。2008年7月からの再整備工事以前は、外周部と中央部にバスバースが、南寄りにターミナルビルの「つくばターミナル」やタクシープールがあった。バスの出入口は北(学園中央通り)側と南(つくばクレオスクエア「Q't」)側の2ヶ所であった。開設当初からバスレーンへの一般車乗り入れは禁止されており、別に一般車乗り付けスペースを設置していた。各バス乗り場をつなぐ橋上駅のような陸橋(階段)が設置されており、2階にあたる階層はペデストリアンデッキとつながる「つくばセンター広場」と同じであった。ターミナルビルは同広場の階層と同じ2階にも出入口があった。これは路線数の関係上ほとんどのバスが外周部分からの発着となるためあまり利用されていなかったが、つくば駅開業後はこの陸橋の一番北の階段(8番乗り場)が駅へのエスカレーター(A3出入口)と事実上接続する形となり、駅からデッキ、つくばセンタービル方面へ移動する通行者が若干増加した。ターミナルビル横には「つくばセンター広場」に上る専用エスカレーターもあった。2008年7月からの再整備工事により解体され現存しない。財団法人つくば都市交通センターが管理する2階建ての建物だった。1階はバス乗り場やタクシー乗り場に面し、2階はペデストリアンデッキとつながる「つくばセンター広場」に隣接し、1階・2階の双方に出入口があった。当時の入居施設は以下の通りである。
出典:wikipedia
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