NFLドラフト(NFL Draft)はアメリカプロフットボールNFLで行われているドラフト会議である。歴代の全体1位指名選手についてはNFLの戦力均衡策として考案され、1936年に第1回ドラフト会議が開催された。以降米国内外プロリーグで同様のドラフトが行われるようになった。1965年以来ニューヨークで4月下旬に行われている。長らくマディソン・スクエア・ガーデンで行われていたが、2006年はラジオシティ・ミュージックホールに会場を移した。1983年のドラフトでは、ジョン・エルウェイ、トッド・ブラックリッジ、ジム・ケリー、トニー・イーソン、ケン・オブライエン、ダン・マリーノらが指名された。この年のドラフトが現在史上最高のQBドラフト組と評されている。1994年より7巡までの指名となった。NFLドラフトは2009年までは2日間に分けて、初日に1~3ラウンド、2日目に4~7ラウンドの指名が行われていたが、2010年以降は期間が3日間になり、初日に1ラウンド、2日目に2~3ラウンド、3日目に4~7ラウンドの指名が行われるようになった。前シーズンの成績下位球団から順番に選手を指名する完全ウェーバー方式が採用されている。まずプレーオフに進出できなかった20球団に対し、レギュラーシーズンの成績が悪かった順に優先指名権が与えられ、その後は、プレーオフで早く負けた順、そして最後にスーパーボウル優勝球団となる。ただし、トレードにより指名権が移動したり、フリーエージェントにより選手を失った球団に追加指名権が与えられる。各ラウンドごとに指名する球団に制限時間を与え、その間に指名する選手を決定するが、指名権のトレードが時間内に行われる事もある。NFLドラフトで指名される選手は、原則として大学を卒業した選手であるが、特例として「アーリーエントリー」と言う「高校卒業後、3フットボールシーズンが過ぎればドラフトにエントリーしても良い」という制度がある。4月時点でNFLドラフトにエントリーしていなかった選手が対象のドラフト。ただし指名権を行使したチームは翌年の同順位の指名権を失う。1977年から制度が始まったが今までに39人がこの制度で指名されている。1985年にはバーニー・コーザーが希望するチームであるクリーブランド・ブラウンズに入団するためにレギュラードラフトにはエントリーせずにこの制度を利用した。コーザーの獲得にはニューヨーク・ジャイアンツ、ミネソタ・バイキングスが興味を示していた。1987年にはシアトル・シーホークスが1巡でブライアン・ボズワースを指名、当時の新人最高額の契約を結んだが期待はずれに終わった。またフィラデルフィア・イーグルスが4巡でクリス・カーターを指名している。1989年にはダラス・カウボーイズがその年就任したジミー・ジョンソンの教え子であるスティーブ・ウォルシュを指名した。またデンバー・ブロンコスが1巡でボビー・ハンフリーを指名、彼はその年1,000ヤードラッシャーとなり、チームは第24回スーパーボウルへ出場した。2009年にはワシントン・レッドスキンズがジェレミー・ジャーモンを3巡目で指名した。2011年にはNCAA規定違反によりオハイオ州立大学でのプレーが不可能となったテレル・プライアーが3巡目でオークランド・レイダーズに指名された。2012年にはクリーブランド・ブラウンズが2巡でベイラー大学などでプレーしたジョシュ・ゴードンを指名した。2013年には5年ぶりに補足ドラフトで指名される選手はいなかった。
出典:wikipedia
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