「Floods of tears/夜想花」(フラッズ・オブ・ティアーズ/やそうか) は、日本のロックバンド、L'Arc〜en〜Cielのインディーズシングル。1992年11月25日発売。発売元はNight Gallery Records。両A面シングル。1000枚限定発売だったが、予約だけで完売した。後に「Floods of tears」は1st (インディーズ) アルバム『DUNE』に収録されるが、今作とは別物。これは、この当時のドラマー、peroがアルバムリリース前に脱退したことにより、録り直されたためである。その際、全体のアレンジや (オルゴールのイントロの有無が分かりやすい例)、歌詞の一部が変更されており、このシングルヴァージョンと、アルバムにも収録されなかった「夜想花」は、その発売枚数の少なさから長らく入手が困難な状態にあり、現在でも高値で取引されている。しかし、2004年にメジャーデビュー10周年を記念しリリースされた『DUNE 10th Anniversary Edition』に同じく入手困難だった「予感」とともにボーナス・トラックとして収録され、入手が容易となる。今作の他にperoがドラマーとして市販された曲は、コロムビアからリリースされたオムニバスアルバム『GIMMICK』収録の「VOICE」があるが、こちらも『DUNE』収録版とは別物であり、再発された『DUNE 10th Anniversary Edition』にも収められていない。当時、ラルクはまだデンジャークルー・レコードとは契約しておらず、このシングルは、HM系インディーズの先駆け的レーベルであるナイトギャラリー・レコードによりリリースされた。しかし、リリースされるに至った経緯は、「ナイトギャラリー・レコードよりリリースを予定していてすでにレコーディングまで済ませていたアルバムの出来栄えが気に入らなかった為、事務所にリリースの中止を要請したところ、リリースをしない場合はレコーディング等に費やした制作費を全額支払うよう請求されてしまい、支払いを待ってもらう代わりに事務所側が提案したシングルリリースを承諾した」というもので、必ずしも本人たちの意に即したものとは言えず(tetsuyaは後に「悪い大人達に騙された」とファンの問いに答えている)、このことが長らく再発や収録されなかった原因のひとつとなった。ラルク単独作品で、デンジャークルー・レコードとキューンレコード以外のレーベルは、このシングルと、自主製作で無料配布されたビデオ『L'Arc-en-Ciel』のみである。余談だが、tetsuyaは自身がリスペクトしているロックバンド、DEAD ENDのアルバム『∞ (infinity)』のライナーノーツにおいて、「かつてDEAD ENDが所属していたナイトギャラリーから、このシングルをリリースできたことが嬉しかった。」ともコメントしている。
出典:wikipedia
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