イバラキ病(Ibaraki disease)とはイバラキウイルス感染を原因とする牛の感染症。かつてはブルータング様疾病と呼ばれていた。また、牛流行熱とともに流行性感冒として家畜伝染病予防法で取り扱われていた。現在は家畜伝染病予防法における届出伝染病。レオウイルス科オルビウイルス属に属するイバラキウイルスの感染を原因とする。本ウイルスは牛、羊、山羊に感染するが、牛に対してのみ病原性を示す。ブルータングウイルス2型と血清学的関係がある。ヌカカからウイルスが分離されているため、吸血昆虫媒介性であると考えられている。西日本で夏から晩秋にかけて発生。感染初期では発熱、食欲不振、結膜の充血、浮腫を示し、初期症状から3~7日後に、嚥下障害、舌麻痺、咽喉頭麻痺を示す。診断には患者から採取した赤血球をBHK21、HmLu-1、Vero細胞あるいは乳のみマウス脳内に接種する。血清診断はHI反応あるいは中和テストを用いる。嚥下障害に対しては胃カテーテルによる水分補給あるいは輸液による脱水の防止を行う。ワクチンが開発されている。
出典:wikipedia
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