ネス("NESS")は、任天堂が発売したスーパーファミコン用ソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場する架空の人物であり、同作の主人公。1989年に発売された『MOTHER』の続編『MOTHER2 ギーグの逆襲』の主人公。スマブラシリーズでも使用されている名称「ネス」は、便宜上多用されるデフォルトネームの1つであり、本名は事実上「ぼく」。プレイヤーが別の名前を設定した場合、その名前が本名となる。「ぼく」のデフォルトネームは、「ネス」をはじめ「ぼうし」「たくや」「ジョン」「さるまる」「マリオ」「ちんちん」の7種類がある。容姿は酷似しているが、前作の主人公とは何の関係も明かされていない。ネスというデフォルト名は「Nintendo Entertainment System(海外版のファミリーコンピュータ)」から採られているとされる。ただし「NES」とするのは一部の商品などのみで、多くの場合では「NESS」と表記される。そのため、『MOTHER2』のプラットフォームともなったスーパーファミコンの海外版「Super Nintendo Entertainment System」のアナグラムとされることもある。ゲーム開始時にプレイヤーは、名前のほか「すきなこんだて」と「カッコイイとおもうもの」を設定する。前者は、母親が主人公帰宅時に作ってくれる献立となり、後者は主人公最大のPK技の名称となる。デフォルト設定における好物はハンバーグ、カッコイイとおもうものはキアイである。ゲーム中では「はい」「いいえ」程度しか喋る描写が無くほぼ無口だが、ルミネホールのパワースポットでは心の声を確認できる他、マジカントで出会う幼少時のネスや、無くした帽子を見つけたネスと会話ができる。また開発元であるエイプが発売した攻略本等においては流暢に喋っている。スマブラシリーズにおいては、原作の作調を尊重してか英語で喋る。ただし担当声優は日本人の大本眞基子で、海外版でも彼女のボイスが流用されている。キャラクターデザインは、南伸坊が描いた前作の主人公であるニンテンを基として、アートディレクターの大山功一が改めて担当した。ニンテンとネスの外観は酷似しているが、帽子のつばの向き、リュックサックの有無、靴の色など、細かい部分に多く差異がある。シリーズでは主役を飾った『2』、及び続編の『MOTHER3』の劇中劇にのみ登場するが、章によって操作するキャラクターがいくつか存在する『3』では、ネスを操作することとなる章がニンテンドー64時代には存在していた。ネスのIPは、任天堂、糸井重里、およびエイプに帰属する。違う地球のとある国、イーグルランドの小さな町オネットに生まれ住む12歳の少年。一見ごく普通の少年だが、生まれながらにして超能力を持っている。赤い野球帽と青と黄色のボーダーシャツがトレードマーク。黄色いリュックサックを背負っている。両親と妹のトレーシー、ペットの犬の4人+1匹家族の長男。家族は隣のミンチ家に借金しているなど、決して裕福な家庭とは言えないが、それらの事を嘆いたりする描写も見られずとても心優しい。父親は単身赴任中で家にはおらず、作品中でその姿を見ることはできないが、銀行のネスの口座にお金を振り込んでくれるほか、電話で会話できる。母親は非常に楽観的な性格だが、家に帰ってきたネス達をあたたかく迎え入れ、ネスの好きな料理を作ってもてなしてくれる。トレーシーは未成年者だがエスカルゴ運送と言う業者でバイトをしており、ネスの荷物を預かってくれる。先述した隣のミンチ家には幼馴染みの悪友、ポーキー・ミンチも住んでいる。ある夜、オネットに落下した隕石から現れたカブトムシのような姿をした生物ブンブーンから、宇宙最大の破壊主ギーグの暴虐で世界が荒廃するという未来の危機、そして自分が未来を救う救世主となるべき存在であることを知らされ、自分に眠る力を呼び覚ます8つのパワースポットと共に戦う仲間を探して旅に出る。道中、仲間たちと出会い、数々の事件を解決に導きながら8つのパワースポットを解放し自身の力を呼び覚ました後、仲間と人々の祈りによって全ての黒幕であるギーグを打ち倒し、平和な未来を取り戻した。オフェンスを中心に全体的に高く、主人公として申し分ないステータスを保持する。特に終盤のイベントで全ステータスが飛躍的に向上する。唯一スピードがやや低めなため、パーティでも攻撃は後半に回ることが多い。ただしその点は、おまもりなどを装備することでカバーすることも可能。専用武器は野球のバット。そのほかヨーヨーやスリングショットなどのおもちゃも武器として使用できる。防具には帽子のほか、おまもりや腕輪、ペンダントなどがある。PSIは攻撃・回復・補助系などをバランスよく覚える。RPGというゲームジャンルを見ても、かなり稀有な彼特有の状態異常が存在する。それがホームシックである。ホームシックになると、戦闘中にコマンド入力通りの行動を希にとらなくなる。戦いの虚しさを感じる、実家に帰りたくなる、母親が恋しくなる、大好物が食べたくなるなどして、1ターンを何もせずに過ごしてしまう。ホームシックは長い間実家に帰らなかったり、母親に電話をしないと突然発生し、実家に帰って母親と話をしたり、母親に電話したりすると回復する。○=使用可能、●=ネスのみ使用可能、×=使用不可能、-=存在しないPSI。()内の数字は、発動に要するPP。『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では、第1作以降シリーズ全ての作品にネスの名で「MOTHERシリーズ」を代表して参戦している。サイコキッカーとしての側面がブラッシュアップされている。軌道を描く空中ジャンプや、必殺技における他に類を見ない復帰法、シリーズ唯一の受動的な回復技を持つなど、トリッキーで独特な性能が特徴的なキャラとして設定されている。空中技の攻撃力が全体的に高めでヒットさせやすいものが多い。スマッシュ技の威力は横スマを除いて平均的。短所としては地上空中共に移動速度がやや遅いこと、先述した必殺技での復帰に癖があることなどが挙げられる。キャストボイスは、シリーズを通して大本眞基子が担当している。必殺技として使うPSIは、PKフラッシュ以外 原作でネスが使うことは出来ないもの。PKフラッシュ以外のPK技はポーラ及びプーが習得するPSIである。『X』や『for Wii U』でのフィギュア説明では、「ポーラ、プーに教わった」という旨の解説が成されている。必殺ワザの他にも通常ワザとしていくつかスマブラオリジナルのPKワザを使用する他、原作と同じくバットやヨーヨーも駆使して戦う。2015年1月14日のNintendo Directにて、『大乱闘スマッシュブラザーズ』の1体としてネスのamiiboが発売されることが発表され、同年4月29日に第4弾ラインナップの1体として発売が開始された。海外版のamiiboパッケージにのみ付記される商品番号は「34」。ポーキーが自身の欲望と理想によって造ったニューポークシティの映画館では、『MOTHER2 ギーグの逆襲』の内容が上映されており、他の仲間たちと共にその姿を見ることができる。また、イカヅチタワーにあるキングPさま(ポーキー)のお部屋にはアイテム「ともだちのヨーヨー」がガラスケースに入れられ、メイドロボの「マシュマロちゃん」に監視された上で厳重に保管されている。この「ともだち」とはネスのことを指しており、前作では曖昧になっていたポーキーがネスの存在に対して持っている真意がこういった形で示唆されている。
出典:wikipedia
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