日産コンツェルン(にっさんコンツェルン)は、日本の財閥で十五大財閥の1つである。鮎川財閥とも呼ばれる。日立鉱山(久原鉱業、 日本鉱業、 ジャパンエナジー、 新日鉱ホールディングスを経て現在のJXホールディングス)を源流として、機械・銅線部門を独立させての日立製作所などを加え、持ち株会社・日本産業のもとにコンツェルン化した戦前の財閥。新興財閥を代表する勢力として、製造業に関しては三菱、三井などの先行財閥をも凌駕する規模を築き上げた。反面、金融・商事部門は弱かったため、戦後は、解体されたまま資本的な再結集は行われず、源流企業の日本鉱業も日産の名を継がなかった。自動車部門であった日産自動車が日産の名を残す後継企業としては突出して大きいため、現在は同社のグループのみを指して日産グループと呼ぶことが多い。第一次世界大戦後の不況により経営危機になった久原財閥を引き継いだ鮎川義介によって誕生した。第二次世界大戦前の日本に存在した日本十五大財閥のひとつである。なお、日産の由来は日本産業からきている。第二次世界大戦後、GHQの占領が終了して日本の独立主権が回復し、日本経済立て直しの気運が高まると共に、倉田主税(当時の日立製作所会長)によって旧日産コンツェルン系企業は再結集し、日産・日立グループと呼ばれる企業グループを形成している。社長会「春光会」(主要23社で構成)「春光懇話会」(グループ会社も含めた春光会の拡大版。2016年6月1日現在139社)に因み春光(しゅんこう)グループとも呼ばれるが、こちらの名称は余り知られていない。なお、「春光」は、元日本鉱業社長(日本産業取締役)で、伊藤博文の養子である伊藤文吉(男爵)の雅号である。昭和46年から平成14年までは「日産懇話会」と称していた。なお、単に「日産グループ」という場合は日産自動車を中心とする企業集団を、「日立グループ」という場合は日立製作所を中心とする企業集団を指すので、日産・日立(春光)グループと混同しないように注意されたい。JXホールディングスやニチレイ、日本水産などのように、日産とも日立とも一切関係ない社名のグループも多く含まれる点(特にJXの前身のひとつである日本鉱業はグループ全体の源流である)も注意が必要である。春光会23社については、社名の後に★を記した。※の付いた参加企業はすべて窓口商社・親密関係先として参加。
出典:wikipedia
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