ライフステージホテル天都(ライフステージホテルてんと)は、かつて北海道芦別市に存在した、宿泊施設を備えたレジャーランド施設。1970年7月芦別レジャーランドとして建設された施設で、1988年北の京・芦別に改称される。翌1989年には世界平和や北海道の発展の願いを込めた北海道大観音が建立された。日本各地の名所を模して造られた旅館や神社、そして巨大な観音像があることで知られた。2008年4月8日に母体だった「株式会社 北の京芦別」が特別清算を受け、2008年11月まで「有限会社 ランド」が営業。その後「株式会社アイカム」が継続して営業を行い、2011年10月29日「経営元の株式会社アイカムが撤退するため10月31日をもって休業となり、従業員はすべて退職」という報道がなされた。その後、公式Webサイトにおいて「12月12日12時から営業再開」と告知され、休業期間は41日間で終了。2012年8月1日からは奈良県の教育研修事業などを行う会社「アコンプ」に所有者が変わり、現在の名称へ改名。2013年1月に石川県金沢市の曹洞宗系の宗教法人・天徳育成会が大観音像を購入、同時にアコンプからホテル部分を借り受ける。その後宗教施設として観音像やホテル部分の固定資産税免除を芦別市に申請し認められ、宗教施設扱いで有料宿泊者の受け入れが出来ないため2013年8月末アコンプはホテル営業を終了。全長88メートル。開業当時は内部見学が可能(有料)で、エレベーターで頭頂部まで上ることができた。大小の観音像や本尊が安置され、最上階には大観音展望台が設置されている。これは1989年11月3日、日本とインドの僧侶およそ20数名により開眼法要が行われ、設置されたもの。18階には「迷企羅神将・白衣観音・伐折羅神将」の3体の像が置かれており、16階に「廣目店・増長天・龍頭観音・持国天・多聞天」、14階に「虚空蔵菩薩・如意輪観音・勢至菩薩」、12階に「日光菩薩・延命南海菩薩・月光菩薩」、10階に「地蔵菩薩・慈母観音・地蔵菩薩」、8階に「普賢菩薩・聖観音・文珠菩薩」と、菩薩像や観音像をはじめとする像がそれぞれ設置されている。6階には十二支の「干支守本尊」が設けられ、4階には56観音の大理石彫刻壁画、世界の仏具と仏像・薬師如来を収蔵した仏教資料館があるほか、七福神が祀られている「七福神殿」が2階に、身代わり観音として御利益があるとされる「千体観音」が1階の入り口を入ったところに位置する。大観音像前に広がっている庭園はインドのタージ・マハルの庭園を模して造られたものである。観音像や仏像が内部に多数あるため、観光のほか信仰の場としても機能している。本施設は現在石川県金沢市の宗教法人「天徳育成会」の所有となっている。奈良県にある法隆寺をモチーフにした「ホテル五重の塔」や、三十三間堂(京都府にある古寺)をモチーフにした「ホテル三十三間堂」が併わせて建設されていた。日本庭園やギリシャの神殿をデザインした大浴場もあり、最大2000人が収容できた「お祭り広場」ではタレントを呼び物にした歌謡ショーも行われていた。かつて1988年7月31日からは北の京芦別と北海道大観音の2つの駅を結ぶ3両編成の跨座式モノレールが運行されていた。距離は550m、定員は3両編成で80名、最大時速11km。これは鉄道事業法に基づく鉄道ではなく、あくまで遊具としてのものだったが、北海道において初めてのモノレールであった。製造は遊園地などの設備製造・企画などを行っている大阪の泉陽興業株式会社。乗車券は大観音の拝観料などとセットで600円(運行休止時)で販売され、開業当時は人気アトラクションとしても使われていた。しかし老朽化と修理に多額の費用がかかることによって1999年6月にモノレールの運行は停止され、残されていたモノレールの軌道も2008年頃に解体された。現在は北の京芦別と北海道大観音の2つの廃駅のみが残されている。奈良県奈良市の新薬師寺・北の礼拝所として十二支苑という干支の神様を祀った寺院・神社群が敷地内に建てられており、円形に並ぶ12基の小さな寺院には十二支の守護神が奉られている。それら建造物に囲まれた中央の神社風の建築物は中央八角堂であり、中央には聖徳太子を模して造られた像が回転していた。池では多くの錦鯉が泳いでいた。その他スポーツ施設としてプールが存在し、廃止後は同じ場所で日本庭園パークゴルフ場が運営されていたが、その後庭園となった。
出典:wikipedia
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