蒲原鉄道株式会社(かんばらてつどう、"Kanbara Tetsudo Co., Ltd." )は、新潟県五泉市に本社を置くバス会社。高速バスを1路線運行しているのをはじめ、五泉市のコミュニティバスの運行業務を一部受託しているほか、貸切バス、タクシー、旅行代理業等も行っている。1999年まで蒲原鉄道線、2010年9月30日までは路線バスも運行していたが全路線が廃止された。地元では「蒲鉄(かんてつ)」と略称される。路線バスは現在、五泉市が基幹バスと位置付けているコミュニティバス「五泉市ふれあいバス」1路線と、加茂市が独自で運行業務を行っているコミュニティバス「加茂市営市民バス」の一部路線で、それぞれ運行業務の一部を受託している。蒲原鉄道では1999年10月4日の鉄道線全線廃止に伴って、村松駅前 - 五泉駅前間を運行する路線バス「五泉線」の増発を行い、加えて運行区間を新潟県立五泉高等学校と新潟県立村松高等学校へ延伸して通学者の利便性を確保した。のちに村松駅前と村松地区東部の集落とを連絡する「川内線」と運行系統が統合され「五泉・川内線」に改称した。しかし路線バス事業自体の収支は芳しくなく、蒲原鉄道と子会社の蒲鉄小型バス(かんてつこがたバス、本社所在地は蒲原鉄道と同所)が運行していた一般路線バスは2002年11月1日付で一旦全廃し、当時の村松町と五泉市、加茂市から運行費用の補助を受ける形で廃止代替バスへ転換して運行を継続した。だが収支は悪化の一途をたどり、その後、加茂市内の一部区間は2003年8月に加茂市営市民バスに、木越線・刈羽線は2008年10月1日から五泉市コミュニティバス(運行業務は泉観光バスが受託)にそれぞれ転換され、減便もしくは廃止された。さらに2009年9月まで運行していた加茂線と戸倉線も同年10月1日から前述2市のバスに転換され、加茂線は村松 - 高松間に区間を短縮して加茂市中心部への乗り入れを取り止めた。結局蒲原鉄道は自力での一般路線バスの運行継続を断念し、最後まで運行していた五泉・川内線、高松線の2路線も2010年9月30日を以って全線廃止となり、蒲鉄グループの一般路線バスは全廃された。翌10月1日からは五泉市が策定した「地域公共交通総合連携計画」に基づき、五泉線は五泉・村松両市街地を循環しながら連絡する「ふれあいバス」に、川内線・高松線、新潟交通観光バスの馬下線・能代橋田循環線、五泉市コミュニティバス、五泉市福祉バス(らくらく号)は事前登録・予約制のデマンド乗合タクシー「さくら号」にそれぞれ転換された。これ以降、蒲鉄グループが事業主体として運行している路線バスは下記の高速バス1路線のみであるが、引き続き前述の2社と共にふれあいバスの運行業務の一部を受託している。蒲原鉄道本体が運行する路線バスは下記の高速バス1路線のみ。運行開始以来新潟交通グループと共同運行を行っていたが、2014年(平成26年)10月1日より蒲原鉄道1社による運行体制となった。なお、運行車両はバスロケーションシステム「にいがたバス-i」に対応している。前述の通り、2002年(平成14年)11月1日から蒲原鉄道の一般路線バス全路線は代替貸切バスに転換し、さらにこの路線バスも2010年9月30日をもって全廃されたため、現在蒲原鉄道が直営で運行する路線バスはこの高速バス1路線のみとなっている。観光バスは大型車11両、中型車2両、小型車1両が在籍している。現在のグループ企業は下記1社のみ。2010年9月末まで路線バスと貸切バスの一部を運行していた蒲鉄小型バスは、蒲原鉄道本社に事業を統合して解散した。蒲原鉄道が直営する旅行代理店「蒲鉄トラベル」は現在、本社屋・村松駅1階に村松店(本店)、新潟市南区に白根店の2店舗を出店している。店舗ブランド名は「KANTETSU Well(かんてつウェル)」。蒲鉄トラベルは事業開始当初は子会社として設立され、一時は新潟市北区の豊栄店、新潟市中央区の新潟店、加茂駅前に加茂店なども出店していたが、いずれも店舗統合により閉店し、法人も蒲原鉄道本社に事業を統合して解散した。
出典:wikipedia
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