弥彦駅(やひこえき)は、新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)弥彦線の駅。越後国一宮である彌彦神社の最寄駅。弥彦線の起点駅である。弥彦村では国鉄民営化およびJRグループの発足を機に、1988年(昭和63年)から毎年村内及び近隣市町村から公募によって女性観光アンバサダーを選出し「弥彦観光駅長」として、当駅で改札や列車の見送り、清掃などの業務を担当していた。観光案内や首都圏へのPRなど、弥彦村の観光に関する業務も行っていたが、一定の役割を果たしたとして2002年度(平成14年度)を持って公募は打ち切られ、2003年(平成15年)3月31日に15代目駅長の退任を以ってこの制度を終了した。以後は当時駅前広場内に所在した、弥彦観光協会の観光案内所に常駐する女性職員が観光駅長を兼任し、必要に応じて業務を行ってきた。なお、この駅前広場の観光案内所は2013年(平成25年)10月、駅北側の外苑坂通り沿い(弥彦交番向かい側、駅より徒歩約3分)へ新築移転した。駅舎(北側)に面する単式ホーム1面1線を持つ地上駅になっている。燕三条駅が統括管理する業務委託駅で、駅業務はジェイアール新潟ビジネスが受託している。改札口に簡易Suica改札機が入場用・出場用各1台が設置されているほか、周辺には有人改札を兼ねるみどりの窓口(営業時間 7時10分 - 17時30分)、自動券売機(タッチパネル式1台)などが設けられている。改札口西側の待合室にはキオスク(営業時間 7時10分 - 17時10分、Suica電子マネー利用可)と観光情報コーナーが併設されている。改札内のトイレには更衣室(男女各2室)とオストメイト対応の多機能トイレが併設されている。駅前広場内には手水、登山やハイキングで汚れた靴を洗浄できる靴洗い場、自動販売機、公衆電話などが設置されている。なお改札外にはトイレが設置されていないが、周辺では前掲の観光案内所「彦なび観光交流センター」にトイレがある(多機能トイレ併設)。彌彦神社の本殿を模した木造寺社造り(入母屋造)の駅舎は1916年(大正5年)の開業時からのもので、門柱や梁などが朱色に塗色され、鬼瓦には兎が彫り込まれるなど特徴的な意匠を持ち、「ふるさとの駅100選」にも選出されている。近年相次いで駅舎のリニューアルが行われており、2013年秋には翌2014年(平成26年)の新潟デスティネーションキャンペーン開催に合わせた全面改修が、2015年(平成27年)10月には旅行客やハイキング客向けの設備拡充がそれぞれ実施された。当駅は弥彦村弥彦地区の中心市街地に位置する。駅北側から彌彦神社の参道へと通じる外苑坂通りと神社通りの沿線を中心に温泉街が広がり、ホテル・旅館や土産品店、飲食店などが立ち並んでいる。駅から参道入口の「一の鳥居」までは徒歩で約10分、本殿までは約15分を要する。駅裏手は住宅地となっている。尚、周辺の博物館や宿泊施設などの公共施設は、1980年代以降の上越新幹線の開業や高速道路などの交通網が整備されたことによる、いわゆる『日帰り観光客』の増加や、再開発の一環でトレーラー等の大型車の駐車を可能とした無料の駐車場が整備されたこと、そして、車中泊や大型車を改造したキャンピングカーの利用が増加したことにより、時代のニーズに合わなくなった温泉旅館や高級ホテルなどの老舗宿泊施設の撤退や、駅利用客の減少により駅前を含む周辺施設の廃業が相次いでいる。当駅発着の一般路線バスは運行されていないが、コミュニティバスが1路線あり、弥彦村と燕市が共同で事業を実施している「弥彦・燕広域循環バス」(やひこ号)が平日5往復運行されている。
出典:wikipedia
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