旺載山芸術団( - ワンジェサンげいじゅつだん)は北朝鮮の音楽グループ。金正日からの指令により発足され、旺載山軽音楽団として1983年7月22日創立。楽曲は平壌放送や朝鮮中央放送などでしばしば放送される。「ワンジェサン」の名前は、金日成の革命の戦跡地のひとつにちなんでいる()。漢字では「旺載山」と書かれることが多く、「王在山」とする場合もある(本来の山名は「旺載山」だが、「王在山」の方が北朝鮮における公式の漢字表記。例:朝鮮中央通信日本語版・中国語版など)。また、一部CDなどは"WJS"と略している場合もあるが、2010年に発売された最新の第86集では、ジャケット表記が「旺載山軽音楽団」から「旺載山芸術団」に改められている。1991年10月には中国公演を行い、北京、上海、南京の各都市で公演した。2016年3月から、初めて地方巡回公演を行い、江界、煕川、咸興、海州、沙里院、開城、南浦の各都市で公演した。歌は、金正日や金日成など一族や北朝鮮の政治を称える内容の曲が多いが、一部朝鮮民謡なども歌う。また舞踊音楽や器楽音楽など演奏のみの軽快な音楽も多い。CD目録によると、演奏形態は主に「歌」「軽音楽」「舞踊」の3種類に分けられる。「歌」は楽曲により独唱や2重唱、3重唱となり、歌手の後方には指揮者とオーケストラが控えて伴奏を担い、さらにバックコーラスがつくこともある。「軽音楽」も楽曲により2種類に分かれ、全ての楽器が出演するものと一部の楽器にソロが与えられるものがあり、前者は単純に「軽音楽」、後者は「バイオリンのための軽音楽」や「トランペット4重奏」と表記されている。「舞踊」は歌手やオーケストラの伴奏に合わせて5人から10人程度のダンサーたちが踊る。しかしVHSの映像では舞台上に伴奏はおらず生演奏に合わせているのか録音かは不明である。「三池淵(サムジヨン)組」、「三台星(サムテソン)組」、「三日浦(サミルポ)組」、「木蘭(モンラン/モンナン)組」(*舞踊家の小組に同名のものあり)という演奏家の小組(ユニット)が存在した。「三日浦組」は、後にワンジェサン芸術団内の「三日浦楽団」へと発展した。また、ラジオ・フリー・アジア(自由アジア放送)の報道によると、舞踊家の小組として、「木蘭組」、「百日紅(ペギロン/ペギルホン)組」、「チンダルレ組」が存在したと言われる(脱北した舞踊家、オ・ヨンヒ氏の証言より)。軽音楽団という名の通り、基本編成はヨーロッパやアメリカのそれとあまり変わらない。ただし楽曲により変動があり、ここでは最大時の編成を記す。指揮者、ピアノ、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション、シンセサイザー、クラリネット:各1人トランペット:1~4人 サクソフォン:1~4人 トロンボーン:1~4人バイオリン:1~8人前後 シンセサイザー:2人 アコーディオン(バヤン):1~2人ちなみに2000年頃にシンセサイザーが1人から2人に増員され、新たにアコーディオンも加わった。またバイオリンもそれまでの木製からエレキバイオリンに変わり、時代とともに編曲や演奏技術も多様かつ複雑化してきている。オリジナル曲もあるが、日本でさらに有名な普天堡電子楽団や功勲国家合唱団のカバー曲(主に歌詞なしでカバーしている)が少なくない。オリジナル曲など。カバー曲など。など。など。など。以前は専門家などが中心に聞いていたとされているが、近年の北朝鮮への注目度の高まりから、テレビなどのメディアを通じて朝鮮中央放送などとともに流れる事が多々ある。また、すでに放送終了しているが日本テレビ系列のブラックワイドショーや各種報道番組でも流され(特に前記「律動体操」「テコンドー体操」はこの番組で初めて日本で取り上げられたとされる)、北朝鮮に興味がある人を中心に知られ始めている。朝鮮中央放送や平壌放送、動画投稿サイトで聞く事ができる他、CDも多数発売されている。旺載山芸術団のCDアルバムは80年代から2010年までに第86集まで、VHSは27巻まで発売が確認されているが、日本で入手できる場所は限られている。また韓国でも一部で人気がある。最近ではインターネットが普及したこともあり、MP3ファイルでの交換も盛んである。他にも、普天堡電子楽団(ポチョンボ電子楽団)や、牡丹峰楽団(モランボン楽団)、朝鮮人民軍による功勲国家合唱団、朝鮮人民軍協奏団、銀河水管弦楽団、三池淵楽団などの音楽グループがある。
出典:wikipedia
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