日本ミルクコミュニティ株式会社(にっぽんミルクコミュニティ、英文名称:"Nippon Milk Community Co.,Ltd.")は、かつて存在した牛乳・飲料などの製造と販売を行う日本の企業。旧雪印乳業、全国農協直販(全国農業協同組合連合会(全農)系)、ジャパンミルクネット(全国酪農業協同組合連合会(全酪連)系)の3社の市乳事業を経営統合して設立された。2009年10月1日には、旧雪印乳業との経営統合により設立された持株会社・雪印メグミルクの子会社となり、2011年4月1日には、旧雪印乳業と共に、雪印メグミルクへ吸収合併された。同社は2011年4月に雪印メグミルクに吸収合併されるまで、市乳事業専業会社であった(バター・チーズなどの乳製品事業は、旧雪印乳業が担当していた)。市乳事業においては明治乳業(現・明治)・森永乳業に次ぐ3位である。背景には、1990年代からの国(農林水産省)による乳業事業の再編合理化計画(これによって、多くの地場中小乳業メーカーが廃業した)に加え、2000年に発生した旧雪印乳業大阪工場(現在は閉鎖)製乳製品(主に低脂肪乳)による雪印集団食中毒事件、さらに食中毒事件後の、2001年から2002年にかけて発生した雪印牛肉偽装事件(これは旧雪印乳業本体ではなく、子会社の雪印食品不監督)によって壊滅的なダメージを受けた旧雪印乳業の救済を主な目的として、旧雪印の市乳部門と、同様に農協系乳業メーカーである全農(全国農協直販)と全酪連(ジャパンミルクネット)の市乳部門を統合(事業再編の一環)する形で設立された。なお、前身企業のひとつである全酪連では、1996年(平成8年)に長岡工場や宮城工場で、脱脂粉乳や水を加えた「成分無調整牛乳」を出荷していた不祥事が発覚した(この後ジャパンミルクネットを設立して製造・販売部門を移管)。また、もうひとつの前身企業である全農でも、2001年(平成13年)に、同社の神奈川中酪工場で製造された牛乳の中に大腸菌群が混入していた不祥事があった。これら2社の不祥事も、旧雪印と共に事業再編・統合された遠因の一つといえる。同社は牛乳、乳飲料以外にもヨーグルトや、生クリーム、ジュースデザートを製造する市乳事業専業会社であった。一方で、チーズ、バターなどの乳製品の製造は行わなかった。これは同社が、旧雪印乳業の市乳部門を中心としてできた会社であり、チーズ、バターのなどの乳製品の製造は、旧雪印乳業が引き継いだためであった。日本ミルクコミュニティが販売する商品のブランドには、「メグミルク」(MEGMILK) という新ブランドが使われ、赤いパッケージでブランドイメージを一新しているが、「雪印牛乳」、「農協牛乳」、「全酪牛乳」などの従来ブランドも、ごく少量ながら現在も製造・販売されている。その他、旧全農や全酪連の流れで、コンビニなどのプライベートブランド (PB) 商品、Doleなどの他社ブランドの製品の生産も行っている。「カツゲン」のように、地域限定で発売している製品も存在する。代表的な商品、特色のある商品としては、以下のものがある。なお、これらの製品は雪印メグミルクに商号変更後も継続販売されているが、「フリーヨーグルトガセリ菌SP株」と「生きて届けるビフィズス菌ヨーグルト」は統合直前の2011年3月29日に「恵megumi」ブランドに統合され、前者は「恵megumi 長くとどまるガセリSP乳酸菌ヨーグルト」に、後者は「恵megumi 生きて届けるビフィズス菌カプセルヨーグルト」にそれぞれリニューアルされた。現在国内において操業中の工場は以下の通り。(カッコ内は各工場の所在地と製造工場記号)委託分閉鎖された工場2009年12月当時、TOKIOの城島茂をイメージキャラクターに起用した企業CMを放送していた。
出典:wikipedia
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