第三次世界大戦(だいさんじせかいたいせん、)は、第二次世界大戦に続く世界で3つ目の世界大戦。今後起こるであろうと予想される仮想の世界大戦を指す。現実に起こった戦争ではないため、文脈によってさまざまな戦争を意味する。第三次世界大戦は以下の諸説がある。一般的には、第一次・第二次世界大戦のような列強の対立による全面戦争を指し、超大国同士が直接対決し、その周辺諸国を巻き込むような大きな世界戦争(アメリカ合衆国とソビエト連邦の直接対決など)を仮想して呼ばれた。米ソは全人類を滅ぼしてもあまりある数の核弾頭を持ち、「冷戦」という形で1945年から1989年までにらみ合っていたため、第三次世界大戦は核兵器による全面核戦争になると想像されることが多かった。また破滅物のフィクションにおいても同様の意味で使われることがある。特に朝鮮戦争やベトナム戦争、キューバ危機など米ソの対立が頂点に達した時期には、識者の間でもその勃発の可能性や対策について真剣に論じられた。特定の書籍においては、既存の冷戦やアメリカ同時多発テロ事件以降の戦闘・戦争を世界大戦とするものが存在する。文脈によっては冷戦自体を一つの戦争とみなし、「第三の世界戦争」と表現することもある。また別の文脈では、アメリカ同時多発テロ事件以降、アメリカの主導によって行なわれた「対テロ戦争」のことを、「第三次世界大戦」と呼ぶ場合もある。ジョージ・W・ブッシュ第43代米大統領は、2006年5月5日に放送されたCNBCのインタビューで、対テロ戦争を「第三次世界大戦」と初めて表現した。また、ブッシュは2007年10月17日の記者会見で「イランが核武装すれば第三次世界大戦を引き起こし兼ねない」と述べた。2009年時点で、イスラエルはイランの核兵器保有阻止のためにイランへの攻撃を検討しているとされていた。21世紀初頭にはテロやゲリラなどとの「非対称戦争」が戦争の主流となりつつある。非対称戦における戦時と平時の区別は曖昧である。2014年にはローマ法王フランシスコがミサでのスピーチの比喩として、すでに第三次世界大戦は始まっていると懸念を示したこともある。様々な事件が、第三次世界大戦を引き起こした可能性が述べられている。以下にその可能性が述べられている事件を列挙する。上記の内、もっとも危険が高かったとされるキューバ危機では、実際に誤って核攻撃命令が出され、現場の判断(デフコンレベルが戦闘時ではなく、それより低い準戦闘時のまま核攻撃命令が下された他など)から、核ミサイル発射が水際で停止されていた。非公式ながら米軍および旧ソ連軍共に、事故・誤命令による核兵器発射シーケンス開始は実際に起こっている。核兵器や核弾頭搭載が可能な弾道ミサイルは中国、北朝鮮、インド、パキスタン、イスラエルなども保有しており、偶発的核戦争(第三次世界大戦)の可能性は拭い去れていない。中国人民解放軍少将の朱成虎が、核戦争こそが増えすぎた人類を減らし地球環境を守る最速の手段だとして、核戦争を賛美する発言を行った。また、第三次世界大戦(核戦争)は、絶対に起こると持論を述べ、積極的先制核攻撃により味方よりも敵人口を減らして大戦後の優位を保つべきだとの持論を展開している。この様な危険な発言は、たびたび行われており、朱成虎は2015年4月現在も中国国防大学の教授職にあり、後に中国軍のエリート・幹部となる若手士官の育成を続けている。また、2015年以降ロシア連邦大統領ウラジミール・プーチンは、地域紛争に戦術核兵器を投入する可能性について度々言及を行っている。2015年3月15日放送のロシア国営テレビ「クリミア、祖国への道」の中で、2014年ウクライナ騒乱に端を発する2014年クリミア危機(クリミア併合)に際して、西側欧米諸国が武力介入による併合阻止に踏み切った場合に備え、ロシア連邦軍に対して核兵器使用の準備を指示していた事を明らかにした。ロシア連邦軍は同年3月の軍事演習においても、仮想敵が北方領土を含む千島列島方面より攻撃を開始する戦闘状態に突入した場合には、限定的ながらも先制核攻撃の可能性も想定した訓練を行っていた事が明らかになっており、ロシア近傍での地域紛争に端を発する核戦争勃発の危機が懸念されている。アインシュタインは「第三次世界大戦でどのような兵器が使われるのか私は知らない。だが、第四次世界大戦は石と棍棒によって戦われるだろう。」という言葉を残し、次に世界大戦が起きれば文明の崩壊は免れ得ないと警鐘を鳴らしている。この言葉での第三、四次世界大戦は上記で定義された内容ではなく、単純に、発展した軍事技術のぶつかり合いを意味する。また、アメリカ第34代大統領であるアイゼンハワーは「第三次世界大戦に勝つ唯一の方法は、それ(第三次世界大戦)を防ぐことだ。」という言葉を残している。[[Category:第三次世界大戦]][[Category:架空の戦争]][[Category:架空戦記]]
出典:wikipedia
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