御料牧場(ごりょうぼくじょう)は、皇室で用いられる農産物を生産している日本の農場(牧場)である。宮内庁が管轄している。明治時代初めの1875年(明治8年)9月、大久保利通によって千葉県成田市に宮内庁下総御料牧場として開設されたのが始まりである。1969年(昭和44年)8月、新東京国際空港(現・成田国際空港)建設計画に伴い、栃木県塩谷郡高根沢町に移転した(開設は同年8月19日)。跡地の一部は三里塚記念公園となっている。1969年(昭和44年)8月19日栃木県塩谷郡高根沢町上高根沢6020宮内庁管轄。農・畜産事業の総合的経営を行う約250haの牧場で、皇室用の乗馬・輓馬の生産を始め、各種家畜(乳牛、羊、豚)・家禽(鶏、雉)の飼養管理や皇室・内外賓客接伴用の牛乳・肉・卵などの生産を行い、在日外交団の接遇の場としても使用されている。一般開放はしていないが、南北に走る構内通路は通行可。以前は桜並木の名所として有名であったが、近年伐採され、面影は薄い。御料牧場で生産される食料品は本来、全て皇室(皇族の食事、晩餐会や園遊会などの宮内庁行事)で利用されるもので、一般に出回ることはまずない(ただし、御料牧場で生産している牛乳については生産量に余裕がある場合、宮内庁職員の福利厚生のために使われ、宮内庁の食堂で購入できる)。しかし、2011年(平成23年)3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生、それにより多くの犠牲者や被災者が出た事から、被災者の身を案じる天皇・皇后の意向で、御料牧場で生産された卵・豚肉・サツマイモ等の食料品が支援物資として避難所へ提供された。
出典:wikipedia
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