タイランチョウ科(たいらんちょうか、学名 )は、鳥類スズメ目の科である。タイランチョウ(太蘭鳥)と総称される。両米のほぼ全域(北米最北部以外)に生息する。全長7–40cm。羽色は地味。一部の種は尾羽が非常に長い。多くの種は旧世界のヒタキ科 () に生態が似ており、枝から飛び上がり空中の昆虫を捕食する「ヒタキ型給餌」をする。ほかの種も、概して昆虫食である。系統樹は Tello "et al." (2009)・Tree of Life Web Projectより。タイランチョウ科はタイランチョウ亜目最大の科で、タイランチョウ小目の1科である。小目内の系統関係については諸説あり、タイランチョウ科の姉妹群はハグロドリ科またはハグロドリ科+カザリドリ科とされる。タイランチョウ科の中で最初に分岐したのは、ズグロマイコドリ属またはハエトリ亜科である。ズグロマイコドリ属は、伝統的にはマイコドリ科だった。Tello "et al." はハエトリ亜科が最初に分岐したと考え、これを独立したハエトリ科 に分離し、タイランチョウ科と合わせた全体をタイランチョウ上科 とした。しかしズグロマイコドリ属が先に分岐したなら、ハエトリ科はタイランチョウ科に内包され、亜科とするのが適切となる。この亜科は以前は と呼ばれていたが、いくつかの属が加わったため、命名規約上の先取権の原則により または となった。ただしヒラハシタイランチョウ属+ニッケイマイコドリがこの亜科に属さないとする説もあり、その場合 の名は使えない。タイランチョウ科は、ハエトリ亜科を含め5亜科に分かれ、それらはさらに族に分けられる。ただしそのうちタイランチョウ亜科の単系統性には疑問もある。伝統的にタイランチョウ科に含まれていたモンキタイランチョウ属 ・キゴシハエトリ属 ・チビタイランチョウ ・オウギタイランチョウ属 は、新設・拡大されたハグロドリ科に移された。Sibley & Ahlquist (1990) では、タイランチョウ小目全体をタイランチョウ科(および単型のタイランチョウ上科・タイランチョウ小目)とし、5亜科に分けていた。これらの亜科はおよそのちの科に相当するが、タイランチョウ亜科からはハエトリ亜科 (現在のハエトリ亜科よりやや狭い)が分離されていた。国際鳥類学会議 (IOC)による。ただし複数族に分散した多系統の属は分割し、フタスジハエトリ属 から 属と (新属名未確定)を、コタイランチョウ属 から 属を分離した(ただし 属に含まれる種は変わる可能性がある)。属より上の分類は Tello "et al." (2009) などによる。103属420種。ズグロマイコドリ属は基底付近、アシナガタイランチョウはマダラタイランチョウ亜科+タイランチョウ亜科と姉妹群である。
出典:wikipedia
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