ボディーマウント構造(ボディーマウントこうぞう)とは、鉄道車両の車体を製造する際に、下側まで一体に成型し、その内部に機器類を載せるようにした構造をいう。車体下部の機器類が完全に覆われているため、雪や石などの飛散による破損から機器類を守ることができ、空力特性改善にも優れるという利点がある。反面、機器類へのアクセスが制限されるため整備性が悪くなり、製造コストも高めである。国内では1955年(昭和30年)に相模鉄道(相鉄)が初の自社開発通勤型電車5000系に採用したのが始まりである。その後、名古屋市交通局が導入したほかはほとんどが新幹線電車の試験車・試作車であった。なお新幹線電車は2015年現在、E1系以降に登場した形式はすべてこの構造を採用している。新幹線では防音性、跳ね返りによる破損や空力特性改善を目的に、住宅地を走る列車では防音性を目的に床下機器を覆うことが近年でもよくある。これは一見すると本構造に似ているもの、床下につりさげられた機器を覆う「単なるカバー」であり別物である。ボディーマウント構造は台車を覆うことが出来ないので、これと見分けるポイントになるときがある。
出典:wikipedia
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