オーサムアゲイン (") とはカナダ生まれ、アメリカ合衆国で調教を受けた競走馬、種牡馬である。1998年のブリーダーズカップ・クラシックを優勝し、産駒のゴーストザッパーも2004年に親子優勝を果たしている。2001年にカナダ競馬殿堂入り。カナダ、オンタリオ州のオーナーブリーダーであるフランク・ストロナークの牧場で生まれた。父デピュティミニスターはカナダ生まれで、母プライマルフォースは北米で4勝、2000年のケンタッキー年度代表繁殖牝馬を受賞。半弟マッチョウノ (Macho Uno) は2000年のブリーダーズカップジュヴェナイルを優勝した。3歳となった1997年5月、アメリカ合衆国のハリウッドパーク競馬場でデビューすると緒戦は3着だったが、6月5日のメイドン（未勝利戦）を勝ち上がり、同月29日の3戦目に生まれ故郷のカナダ、ウッドバイン競馬場のクイーンズプレートに優勝した。アメリカ合衆国に戻りジムダンディステークスを優勝したが、続くトラヴァーズステークスとスーパーダービーは3着、5着に敗れた。古馬となった翌1998年には一般競走、スティーヴンフォスターハンデキャップ、ホイットニーハンデキャップ、サラトガブリーダーズカップハンデキャップ、ホーソンゴールドカップハンデキャップと5連勝でブリーダーズカップクラシックに駒を進めた。同年のブリーダーズカップクラシックにはスキップアウェイ、シルバーチャーム、スウェイン、ヴィクトリーギャロップ、コロナドズクエスト、ジェントルメンといった近年希にみるハイレベルなメンバーが集結し、単勝は3番人気にとどまった。しかし1番人気のスキップアウェイは最後の直線コース（→競馬場を参照）に入ると早々と失速、2番人気のシルバーチャームが先頭に立つが大外を回ったスウェインにつられた間に内をついたオーサムアゲインが1着でゴールイン。同年は6連勝で競走を終え、引退した。引退後は種牡馬となり、現在はアメリカ合衆国ケンタッキー州のアデナ・スプリングスファームで暮らしている。2004年には産駒のゴーストザッパーがブリーダーズカップクラシックを優勝し、親子制覇を果たしたほか、計4頭のブリーダーズカップ優勝（2007年現在）馬を送り出し成功を収めている。2001年にはカナダ競馬殿堂入りを果たした。※G1競走のみ記載、注釈のない競走はすべて米G1

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