ケアンズ(英語: Cairns)はオーストラリア大陸北東岸、ヨーク岬半島の付け根付近に広がる珊瑚海に面する港湾都市。背後にグレートディヴァイディング山脈が控えている。ファー・ノース・クイーンズランド地方の中心都市である。人口は約150,000人(2010年)で、都市圏は急速に拡張している。様々なマリンスポーツも盛んなグレート・バリア・リーフ、およびクイーンズランドの湿潤熱帯地域という海山両方の世界遺産があり、ファー・ノース・クイーンズランドの観光拠点となっている。ブリスベンから約1,707km、シドニーからは約2,420kmに位置する。イギリス人が入植する前はアボリジニ(オーストラリア先住民)のWalubarra Yidinji族が居住していた。1770年、ジェームズ・クックが初めてこの地を調査し、現在のケアンズのある湾をトリニティ湾と名付けた。100年後、詳細な調査で港として有効な地形であると分かると、1876年、トリニティ湾の入り江の背後の高原にあるホッジキンソンで発見された金を船積みする必要から、急ごしらえで造られたのが今日のケアンズの町である。土地は大部分がマングローブの生茂る沼地や砂丘であったが、宅地に変える作業が続き、サトウキビ、トウモロコシ、コメ、バナナ、パイナップル等の農業用地の開墾も進んだ。金の積み出しルートはポートダグラスに代わられたが、農業の成功により都市として自立が可能となり、1906年には港湾機能も整備された。ケアンズの名前の由来はクイーンズランド州の知事であったウィリアム・ケアンズに因んでいる。第二次世界大戦中は、連合国の戦略拠点として空軍基地や飛行艇の基地が設けられ、珊瑚海海戦の出撃拠点の1つとなった。戦後は観光が主要な産業となり、特に1984年にケアンズ国際空港が開港するとオーストラリアのゲートウェイとして発展してきた。熱帯モンスーン気候(Am)に属する。モンスーンの雨季は11月から5月。6月から10月は乾季であるがにわか雨が多い。ケアンズはオーストラリアで最も湿度の高い都市である。雨季にはサイクロンに見舞われることが多い。最寒月でも「海から上がると少し肌寒い程度」でしかもこの時期が弱い乾季にあたり雨が少ないためマリンスポーツに適している。港付近にある人工のラグーン「ケアンズ・エスプラネード」では2003年に当時の市長・ケヴィン・バーンがトップレスを許可したことから人気を集めている。日本を含め各国からワーキング・ホリデーに来る青年も多い。魅力として、といったことが挙げられる。一方で、オーストラリアにおける反捕鯨運動の盛り上がりとともに反日感情の増大が一部で見られ、レンタカー会社がキャンピング・カーに反捕鯨のスローガンを掲げるということが起きた。多数の公立、私立の小中学校がある。TAFEとジェームズクック大学のケアンズキャンパスがスミスフィールドにある。マヌンダには航空学校の基地がある。バスケットボール:男子 NBL ケアンズ・タイパンズ
出典:wikipedia
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