『有言実行三姉妹シュシュトリアン』(ゆうげんじっこうシスターズシュシュトリアン)は、1993年1月10日から同年10月31日までフジテレビ系列で放映された特撮テレビドラマ。関西地区はサンテレビとKBS京都で放送された。東映不思議コメディーシリーズの第14作(13年目)でシリーズ最終作品。全42話。石ノ森章太郎の生前最後に携わったテレビ特撮作品であり、長らく東映特撮で殺陣の担当を務めてきた大野剣友会最後の東映特撮である。脚本は前作『うたう!大龍宮城』まで3年連続で単独で執筆した浦沢義雄に加え、今作では大原清秀が久々に復帰し、武上純希が新たに加入するなどバラエティに富んだライター陣になっている。東映不思議コメディーシリーズのヒロイン路線では唯一、当初からグループものとなっており、コスチュームは和服をモチーフとしている。戦隊ヒーローものを強く意識した構成となっており、主題歌の歌詞も主演アイドルとのタイアップだった前2作と異なり、歌詞中にヒロイングループの名称を織り込んだ特撮ソング色の強いオリジナル曲が使用されている。平均視聴率は前作『うたう!大龍宮城』の10.1%から若干上昇し、10.4%だった。前々作『不思議少女ナイルなトトメス』よりは3%低く、シリーズ最盛期には及ばなかったものの、決して悪いものではなかった。しかし、当時放送中の『美少女戦士セーラームーン』人気により、本作の玩具売上は不振だった。それが決定的な追い打ちとなり、第3クールをもっての終了が決定。当初は全39話となる予定だったが、後番組の編成の都合により最終話の撮影終了後に3本が追加製作されることとなり、全42話となった。これをもって、『ロボット8ちゃん』以来12年間放送されてきた不思議コメディーシリーズは幕を閉じた。本枠終了後は東映制作のアニメ枠となり、現在に至っている(第1作は『蒼き伝説 シュート!』)。酉年の1993年。輝かしい年明けとは裏腹に山吹家は不穏な空気に包まれていた。かねてから不仲だった両親が、離婚寸前の状態に陥っているのだ。山吹家の三姉妹、雪子・月子・花子は気晴らしに出向いたカラオケボックスで、酉年を司る十二支の1人、お酉様(麿赤児)に出会う。十二支の神は、各年の平和と幸福を守る役目を持ち、酉年の今年はお酉様の出番。にもかかわらず、当の本人は年末年始にカラオケ三昧で遊び呆けた挙句に、役目を果たす気力を失くしてしまったという体たらく。そして、三姉妹はお酉様によって妖怪退治の正義の味方、有言実行三姉妹シュシュトリアンに仕立て上げられ、夫婦円満の成就と引き換えに酉年の平和を守る使命を押し付けられてしまった。こうして、家庭の円満と世界の平和を守るための、三姉妹の秘密の戦いが始まった。第40話「ウルトラマンに逢いたい」では、円谷プロのキャラクターであるウルトラマンとの共演が実現した。これは、当番組のファンだった円谷プロダクション営業部長(当時)の円谷一夫がオリジナルビデオ『ウルトラマンVS仮面ライダー』の打ち上げの席で、東映プロデューサーの日笠淳に「シュシュトリアンとウルトラマンの共演」を提案したことがきっかけである。その時点でストーリーは終盤だったが、東映側は「最後の制作分のプロット」を急遽書き直して対応した。円谷プロ側も「最大限の協力」をしようということになり、円谷プロの旧本社をロケ地として提供している。このような制作会社を超えた企画は、数多い日本の子供向けテレビドラマでも他に類を見ないものだった。この回ではウルトラマンの他にもバルタン星人、ガラモン、エレキング、ダダ、ゴモラが登場。ハヤタ隊員役だった黒部進や提案者の円谷一夫に加え、快獣ブースカも出演し、声はオリジナル版でブースカを演じた高橋和枝が担当した。怪獣に襲われるエキストラの一部には円谷プロ社員が出演している。なお、この話は2013年6月5日に放送された『マツコ&有吉の怒り新党』のコーナー『新・三大○○調査会』で、『ウルトラマンVS仮面ライダー』『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』ともども、「新・三大特撮ヒーローまさかの競演」の1つとして取り上げられている。
出典:wikipedia
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