至学館高等学校(しがくかんこうとうがっこう)は、愛知県名古屋市東区大幸南にある私立の高等学校である。1905年(明治38年)に創立した中京裁縫女学校をルーツとする学校で、女子校としての歴史が長かったが、2005年より共学化し同時に校名を現在の至学館高等学校に改めた。建学の精神である「愛し生かす人づくり」のもと、自ら学び自らの長所や可能性を伸ばすと共に他者を認めて互いに協力して物事を達成していくことの出来る人材の育成を目指している。スポーツに力を入れる学校で、普通科の中にスポーツサイエンスコースを設置しており、校内設備としてジム等が整備されている。『夢追人』(ゆめおいびと)は、同高校の校歌である。作詞作曲は中日新聞論説委員の飯尾歩。監修は至学館大学学長の谷岡郁子。歌っているのは清本りつ子。校歌としては珍しくフォークソング調・ポップ調の旋律である。歌詞も「カシオペア」「オリンポス」といった横文字を交えた現代的な言葉遣いで書かれており、歌詞中には「至学館」の校名が一切出てこない。本来は校歌として制作されたものではなく、飯尾が取材を通じて交流のあった女子レスリングの伊調姉妹(伊調千春・伊調馨)と吉田沙保里が、2004年のアテネオリンピックでメダルを獲得したことを祝して制作されたものだった。その後2005年、中京女子大学付属高等学校が共学化する際、校歌が良妻賢母を基調にした歌詞だったため、共学校にふさわしいものをと模索していたところ、先述の選手が至学館大学(中京女子大学)出身だったことなどが契機となり、この曲が高校関係者の目に留まり、同曲を校歌にすることを決めている。歌詞のベースは、銀メダルに終わり失意のうちにあった伊調千春を、同じくバレーボールでオリンピックを目指しながらも怪我で断念・引退せざるを得なくなった親友から励まされて、再びレスリングを始めることを決意するというエピソードから。飯尾は、周りで支えてくれる人の大切さを込めたかったと語っている。2012年3月1日にアトン・ミュージックよりCD化されることが決まった。歌うのはKOKIAで定価1260円。初版は5万枚生産される。制作費を除いた売り上げは同高校の設備費などに充てるものの、その一部を東日本大震災に被災した際、両親を亡くした孤児に寄付される。校地は中日ドラゴンズの本拠地ナゴヤドームから数百メートルしか離れておらず、両者の間には駐車場・空き地が広がっていることから、互いに見通すことができる。
出典:wikipedia
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