広島電鉄700形電車(ひろしまでんてつ700かたでんしゃ)は、1982年に広島電鉄で登場、在籍中の路面電車車両である。初代700形については広島電鉄700形電車 (初代)を確認の事。市内線専用車としては、550形以来27年ぶりに量産された路面電車である。1980年に試作された3車体連接車・3500形の実績を基に軽快電車のスタイルを取り入れて造られた、全長13.5mの単車体構造の大型ボギー車で、正面運転台に大型一枚窓を採用した前中戸車で、中戸は120cmの大型両開き戸を採用している。また、両手式ワンハンドル制御器による間接制御を3500形に引き続き採用。その後の、広電の標準仕様になっている。車内は、高さが10cm上がったことと、冷房機器の張り出しがないため、視覚的に広く感じられるようになっている。モーター流用車の701-707の1両あたりの単価は、約5,200万円になっている。車体はアルナ工機(現・アルナ車両)で製造された。増備途中に駆動方式の変更が実施されたことから、仕様の相異なる2つのグループが存在する。その後の量産は800形に移行した。701~704・707号は千田車庫に配属され、1号線・3号線・5号線に、705・706・711~714号は江波車庫に配属され、6号線・7号線・8号線に就く。しかし、他の車両の整備時や運用に大幅な乱れが生じた際には融通する場合がある。江波車庫配属の車両は定期整備明けには1週間程度、足慣らしとして千田車庫管轄内の1・3・5号線で運用される。現在白島線への定期運用での入線は無いが、2008年に白島線へIC乗車カード「PASPY」が導入されて暫くの間、705・713号ではIC対応車両の関係で9号線での定期運用経験を持つ。2000年代頃より705号を「ひこぼし号」、707号を「おりひめ号」とし車体はラッピング装飾(末期はヘッドマークのみ)、車内は短冊などを飾りつけし6月下旬頃から7月7日までの間、七夕電車として1・3・5号線で運行していた(7月7日は毎年地元幼稚園の七夕行事による貸切となる)。2005年頃以降、ひこぼし号は703号などが代役を務めていた(705号はちょうどその時期に千田車庫から江波車庫へ転属したため)。しかし、2012年度の運行を最後に七夕電車は1000形に譲る形となり、2013年度以降は新たに「ひこぼし号」を1001号(PICCOLO=男の子)、「おりひめ号」を1002号(PICCOLA=女の子)とし運行路線も7・8・9号線と改められた。特記がある場合を除き、2015年4月現在の状態を示す。
出典:wikipedia
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