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ドンコ

ドンコ(鈍甲・貪子、、学名: "Odontobutis obscura") は、スズキ目ドンコ科に分類されるハゼの一種。日本産ハゼ類としては珍しい純淡水生の魚である。「ドンコ」という名称は本種に限らず、地方によっては色々なハゼ類の総称として用いられ、時にはカジカ類も含まれることがある。また北日本では全く別のチゴダラ科のチゴダラ (, 学名: "Physiculus japonicus")やエゾイソアイナメ ("P. maximowiczi") をドンコと呼び、これらを用いた料理を「ドンコ料理」と言うので、混同しないよう注意しなければならない。愛知県・新潟県以西の本州、四国、九州、韓国巨済島のみに分布する。西日本をおもな分布域とするが南西諸島には分布しない。近年は神奈川県などの関東地方でも記録され、場所によっては優占種であるが、これらは放流によって分布を広げた可能性が指摘されている。全長は25cmに達し、日本産の淡水ハゼ類としてはカワアナゴ類に匹敵する大型種である。他のハゼ類に比べて頭部が大きく横幅があり、垂直方向にやや押しつぶされて(縦扁して)いる。口は大きく、唇が厚く、下顎が上顎より前に突き出ていて、上下の顎には細かい歯がある。胴体は円錐形に近く頭部と比べると短い。胸びれは扇形で大きく発達する。腹びれは完全に二つに分かれる。体色は褐色で、第1背鰭・第2背鰭・尾鰭の基底に計3対の黒い斑紋がある。周囲の環境や精神状態などによって、頭部に不規則な斑紋が出現する場合がある。また、繁殖期のオスは全身が黒っぽくなる。本種は、東アジアに広く産するドンコ属 "Odontobutis" のタイプ種として設定されている。かつては日本やその周辺地域に分布する個体群は1種とされていたが、遺伝的な違いの研究などから複数の系統に分かれることが明らかにされ、Sakai ら(1998)により、アロザイムの分析から日本のものだけでも「山陰・琵琶・伊勢」・「匹見」・「東瀬戸」・「西瀬戸」・「西九州」の5つのグループからなることが報告された。このうち「匹見」グループは2002年にイシドンコ "Odontobutis hikimius" (島根県西部-山口県東部の日本海側斜面に分布)として新種記載されたが、残りの4グループ、もしくは「山陰・琵琶・伊勢」および「東瀬戸・西瀬戸・西九州」とした2グループも将来独立種とされる可能性がある。属の学名はギリシャ語で「歯を持つノコギリハゼ」、種小名が「薄暗い」の意味である。属名はかつてドンコ属がノコギリハゼと同じカワアナゴ科 (またはハゼ科カワアナゴ亜科 )に含まれていたことに由来する。流れが緩やかで底質が砂礫の、河川や湖、池沼、水田、用水路等に生息する。一生を淡水域で過ごす純淡水魚である。群れを作らず単独で生活し、縄張りを形成する。夜行性で、昼間は岩石、流木、水草の下等の物陰に潜む。食性は動物食で、魚類・水生昆虫・甲殻類等小動物を幅広く捕食する。非常に貪欲で、口に入りさえすれば自分と同じ大きさの動物にも襲いかかる。ただし動かないものには反応しない。しかし、飼育下では、人工飼料に餌付かせることも容易である。繁殖期は4-7月で、オスが石や流木の下を掘って巣を作り、メスを誘って産卵させる。メスは巣の天井に紡錘型の卵を産む。オスは卵が孵化するまで保護し、胸鰭で水を扇いで卵に酸素を供給する。なお、これらの一連の行動時にはオスがグーグーと「鳴く」行動が観察される。また、ムギツクに巣を襲われ、托卵されることもある 。孵化した子供は既に親とほぼ同じ体型になっており、他のハゼ類の稚魚のような浮遊生活を経ずに底生生活に入る。日本産ハゼ類のうち、陸封された個体群など特殊なケースを除いて、川と海を回遊しない純淡水性の種は本種、同属のイシドンコ、およびカワヨシノボリの3種のみである。日本の各地方には、コジキマラ(滋賀県)、ドロボウメ、ドカン(近畿地方)、ウシヌスト(和歌山県)、ウシンコ(ウシンコツ)(岡山県)、ごっぱつ(広島県)、ゴオン(高知県)、クロドンボ(筑後川流域)、ドンポ(長崎県・混称)、ガマドンポ(長崎県)ゴモ、ドンカッチョ(熊本県)、アナゴモ(鹿児島)などの名がある。鹿児島方言の呼称「ゴモ」は、大きな口・突出した目・褐色の体色がゴモ=ガマ(ヒキガエル)に似ることに由来するという説がある。

出典:wikipedia

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