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エンドゲーム・スタディ

エンドゲームスタディあるいは単にスタディとは、一種の問題として提示される作り物の(つまり実戦から取られたのではなく創作された)チェスの局面で、一方(通常白)が他方のいかなる指し手に対しても勝つ(または引き分ける)手順を解答として求めるものを言う。なお、エンドゲームスタディはエチュードと呼ばれることもある。エンドゲームスタディは、作られた局面であり解き手に具体的な課題を与えるという点では、たとえば「あらゆる防御に対して黒を2手でメイトせよ」という解答条件を示すチェス・プロブレムとも似ている。しかし、プロブレムがきわめて人工的に見える局面であることが多いのに対して、スタディは実戦対局で出現しそうな局面を示すことが多い。スタディにもすぐれたスタディ(完全作)の条件があり、プロブレムと同じように解が唯一でなくてはならない。白が勝ちまたは引き分けを実現する上で、正解手順における白の手はどの分岐点でも唯一でなければならないと主張する者もいるが、些細な非限定手順(たとえば、ナイトの動きがb1-c3-b5とb1-a3-b5のどちらでもいいような場合)を不問にする者もいる。スタディの分類にはさまざまな方法が試みられてきた。一般的に用いられている分類コードとしてGBRコードがある。スタディは、現代のルールのチェスよりも昔から存在していた。シャトランジのスタディは9世紀の手稿本に見られるし、ルイス・ラミレス・ルセナやペドロ・ダミアーノ(15世紀後半と16世紀前半)などによる現代チェスの初期の稿にもスタディが含まれている。しかしこれらのスタディには、局面を実戦に近づけるために、実際の解答には無関係な飾り駒を含むものが多い(現代のスタディでは決して含まれない)。これらの局面は、さまざまな名前で呼ばれていた。たとえばダミアーノは「subtelties」と呼んでいた。これを初めて「スタディ」の名で呼んだのは、ヨセフ・クリングとベルンハルト・ホルヴィッツが1851年に出版した『Chess Studies』と思われる。同書は現代のエンドゲームスタディの嚆矢と見なされることがある。スタディという形式は19世紀後半に芸術へと昇華していったと考えられており、この点では特に、A. A. トロイツキー、アンリ・リンクといった作局家(composer)が重要である。トロイツキー、リンク、ゲンリフ・カスパリアンなどほとんどの作局家は、スタディの作品でのみ有名であり、実戦のプレイヤーとしてはあまり有名でない。しかしエマーヌエール・ラスカー、リカルド・レチ、ヤン・ティマンのように、実戦と作局の両方で有名な者もいる。右にある図はリカルド・レチによるスタディであり、きわめて有名なスタディのひとつである。白先引き分け。一見したところ、不可能のように見える。白のキングで黒のポーンを単に追っても取れないし(たとえば、1. Kh7 h4 2. Kh6 h3)、白のポーンを昇格させようとしてもすぐ取られてしまう(1. c7 Kb7)からである(駒割りが K 対 K+Q では負け)。しかし、キングが2つの方向に動く可能性をうまく利用する(つまり黒のポーン、白のポーンの両方に近づくように進む)ことで、白は引き分けに持ち込める。解答は 1. Kg7! h4 (1. ... Kb6 としても 2. Kf6! h4 3. Ke5! で同じ)2. Kf6! Kb6 (2. ... h3 なら 3. Ke6 で白のポーンが昇格でき、駒割りが K+Q 対 K+Q のため引き分け) 3.Ke5! ...である。ここで 3. ... Kxc6 とすると 4. Kf4 で黒のポーンは取られることが確定し、引き分け。また 3. ... h3 4. Kd6 なら白のポーンが昇格できる。

出典:wikipedia

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