上北自動車道（かみきたじどうしゃどう）は、青森県上北郡六戸町から同県同郡七戸町に至る高規格幹線道路である。通称、上北道（かみきたどう）。1987年（昭和62年）に閣議決定された第四次全国総合開発計画によって東北縦貫自動車道八戸線延伸が指定され、その一部として事業化されている。高規格幹線道路であり、全線が自動車専用道路に指定されているが、高速自動車国道（A路線）ではなく高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路（A'路線）として位置づけられており、道路建設事業は国土交通省によって進められているため、八戸自動車道ではなく国道45号の一部に指定されている。起点側は第二みちのく有料道路と接続している。長年にわたって、みちのく有料道路と第二みちのく有料道路の間には高規格幹線道路が存在しなかった。この間を補完する当路線の整備により、青森市と八戸市間の所要時間短縮などが期待されている。ただし、みちのく有料道路側と直接接続されるかは未定である。上北自動車道は当初「上北横断道路」の名称で計画されていた。上北道路、上北天間林道路、天間林道路の3事業で構成される。青森県上北郡六戸町大字犬落瀬字堀切沢60番1011 - 同郡東北町大字大浦字南平2番87 (7.7 km)。六戸JCTから上北ICまでの区間が該当。2005年（平成17年）に事業着手した。当初は2015年（平成27年）ごろ供用予定であったが、目標が2013年（平成25年）に早められ、同年3月24日に供用開始。青森県上北郡東北町大字大浦 - 同郡七戸町字附田向 (7.8 km)。上北ICから天間林(1) IC（仮称）までの区間が該当。2008年（平成20年）に事業着手し、2011年（平成23年）より建設を進めている。2018年（平成30年）度開通予定。青森県上北郡七戸町字附田向 - 同郡七戸町字後平 (8.3 km)。天間林(1) IC（仮称）から天間林(2) ICまでの区間が該当。2012年（平成24年）10月17日より調査設計など事業着手。2013年度より用地着手を予定。上北道路は全線が自動車専用道路に指定されており、立体交差構造となっている。背景色がである部分は未供用。

出典:wikipedia