ハシバミ属(ハシバミぞく、榛属、学名:、)は、ブナ目カバノキ科に分類される被子植物の1属。ただし、分類体系によっては独立したハシバミ科とされる場合もある。世界では北半球の温帯域に自生する落葉樹や低木から10~20種からなる属である。日本にはハシバミとツノハシバミの2種が自生している。縁に二重鋸葉状の切れ込みがある、丸い形のシンプルな葉を持つ。花は葉が出てくる前の春の早い時期に咲き、雌雄異株で尾状花序をつける。雄花は淡黄色で5〜12cmの長さである。それに対して雌花は非常に小さくほとんどが蕾に隠れ、外からは1〜3mmの赤い部分しか見えない。種子は長さ1〜2.5cm、幅1〜2cmのナッツであり、固い殻に覆われている。殻の形状や構造はハシバミ属の種類を見分ける目印となる。チョウ目の幼虫の多くが餌とする。下記に主な種を記載する。ハシバミ類を指す英名 は(ゲルマン系各言語の同系語とともに)新石器時代のインド・ヨーロッパ祖語 にまで遡れるとされる。この祖語はラテン語には として継承されていて、後にハシバミ類の属名に用いられるようにもなった。アイルランド語やリトアニア語の古語にも同系の語があるという。一般に、このように長期間にわたって語義の固定したまま使われつづける語彙というのは、ごく重要な一部語彙に限られるものであり、各民族とセイヨウハシバミとの、祖語時代から綿々と続く深い関わりが示唆されている(利用節も参照)。また、榛色(はしばみいろ)といえば一種の茶色を指し、これはヘーゼルナッツの表皮の色である。セイヨウハシバミの実はヘーゼルナッツとして知られ、広く用いられている。ナッツ類のなかでも入手しやすく食用にしやすいヘーゼルナッツは古代より重宝され、多くの民族にとって身近で重要な植物であった。セイヨウハシバミは、イングランドの伝統的な生垣にも用いられる。伐られた木は小屋やフェンスを作るための材木に用いられ、また、固くて曲げやすい性質から枝は鞭の素材ともされる。さらに、ヨーロッパでは(また、北アメリカにおいてはが)、庭の飾り木としても植えられる。
出典:wikipedia
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