電光超人グリッドマンの登場怪獣(でんこうちょうじんグリッドマンのとうじょうかいじゅう)では、円谷プロダクション製作の特撮テレビ番組『電光超人グリッドマン』に登場した怪獣の詳細を記述する。並び順は登場話数順。武史がパソコンで描いた怪獣のイラストをカーンデジファーが実体化させることで誕生する。武史とカーンデジファーがつけねらうのは機械化・オートメーション化がなされていて、コンピュータの欠陥が生じると致命的な被害を受けるような場所である。すなわち、諸悪の根源はカーンデジファーだが、人間に直接被害を与えるのは人間の作ったシステムの暴走である。コンピュータの異常に襲われた人間はうろたえ、無力さをさらけ出す。これは、機械化に依存しすぎた人間がしっぺ返しを食っていると見ることもでき、ストーリーの根幹は示唆的なものであると言える。しかし最終的には直人たちの活躍により全て解決しており、機械の問題を解決するのもまた人間である、という希望的な面も見受けられる。本作における怪獣は基本的にはコンピュータウイルスの類として描かれるが、カーンデジファーが次元の空間を捻じ曲げるようなことがあれば、現実世界に怪獣が送り込まれる可能性もある(各怪獣には現実世界に出現した際の身長・体重が設定されている)。また、劇中において発生したコンピュータ災害の中にはグリニッジ天文台のコンピュータを狂わせて世界の時間を狂わせるといったかなり不条理なものもあり、中盤からはそうした傾向が顕著に見られるようになる。第1話「新世紀ヒーロー誕生!」から第38話「危うし地球!」に登場。ハイパーワールドから逃げてきた魔王。地球に侵入した後、たまたまハッキングを試みていた武史のコンピュータに乗り移り、以後はそこに棲み付く。武史を洗脳して怪獣を作らせ、コンピュータシステムを混乱に陥れて地球征服しようと企む。傲慢でプライドが高く、少しでも怒らせたり、計画が失敗したりすると武史を電流で制裁することがある。サイズ(データ容量)は自在に変化できるらしくフロッピーディスクに入って移動したこともある。ただし、メディアが無くても自由に移動できる。最終決戦で巨大カーンデジファーに変貌し、現実世界へ出ようとした。第38話「危うし地球!」、第39話「さらばグリッドマン」に登場。失敗を繰り返す武史のあまりの不甲斐なさに愛想を尽かしたカーンデジファーが、武史を捨てた後に自ら巨大化した姿。戦力としてマントから放つ突風や腕先からの電流攻撃、手を振りかざして取り出す「魔王剣デジファーソード」を武器として扱う。武史のパソコンをホストステーションにして支配し、世界中のコンピュータワールドを操れる装置を作り上げ、さらには現実世界に出現しようとした。最後の決戦に挑んできたグリッドマンもその強大な力を持って返り討ちにし一度は撤退に追い込んだ。再戦時では直人たちの挑発に乗りジャンクのコンピュータに潜入、監禁プログラムにより囚われるもこれを力尽くで破壊。ジャンク内部のデータを次々と破壊し、アシストウェポンのプログラムを消滅させた上に、グリッドマンのエネルギーを急速に消耗させ再度窮地に陥れる。武史のコンピュータを通じてそのまま現実世界に出ようとしたが、グリッドマンの必死の抵抗でデジファーソードを圧し折られ、武史が作成した破壊プログラムによって形勢は逆転。武史のコンピュータが次々と破壊されていく中、グリッドマンを道連れに最後の攻撃を仕掛けようとするも、グリッドハイパービームを喰らい、破壊の中心部に押し戻され、そのまま消滅した。第1話「新世紀ヒーロー誕生!」に登場。武史の作ったウイルスプログラム「怪物ギラルス」が、カーンデジファーにより実体化した姿。その名の通り身体が硬い結晶に覆われた姿をしており、口からは白い煙を噴き出す。ゆかの実家である井上病院のコンピューターワールドに潜入、内部を破壊する事で機材から電流を流すなどの現象を引き起こし、手術中の大地を苦しめた。巨大化できないグリッドマンをその巨体で踏み潰そうとするが、ジャンクから送られた巨大化プログラムにより巨大化に成功したグリッドマンの猛攻で頭部の角を破壊され、戦闘の末にスパークビームとグリッドビームの連続攻撃を受けて倒された。第14話「あやつられた時間」に登場。ギラルスが再生・改造されてパワーアップした姿。以前よりも強度や性能が大幅に強化されており、機械化されたその体はグリッドマンの打撃や投げ技にもビクともしない。口からシステム組み換え光線や破壊光線を放つ。武史が、目覚まし時計が鳴らず学校に遅刻してしまい、スケジュールが狂ったことを時計の所為にし、世界中の人々のスケジュールを狂わせるために作成した。グリニッジ天文台にある標準時センターのコンピュータに侵入し、世界中の時計を狂わせる(人間の時間感覚すら狂わせるような描写もあった)という、大規模な事件を起こした。身体を震えさせる事でも時間を操れる。その戦闘力でグリッドマンを苦しめるも、サンダーグリッドマンのパワーの前には押され気味になり、最後はサンダーグリッドビームで倒される。第2話「アクセプターの秘密」に登場。後頭部に6本の刀状の角を生えた、弾力性のある身体を持った怪獣。怪力と素早さを併せ持ち、多少の攻撃ではビクともしない。口からはシステム組み換え光線やバリア光線を吐く。カーンデジファーに洗脳された武史が「自分の思うままの怪獣を作れ」と命令されるがままに作成し、桜が丘大学のコンピュータのシステムを空間ワープ装置に組み換え、現実世界に出現しようとした。さらにバリア光線を事前に張り巡らしてグリッドマンの侵入を防いだ。現実世界に出ようと後一歩だったものの、ジャンクが送った破壊プログラムでバリアを破ることに成功したグリッドマンに阻止され、刀状の角を2本圧し折られた挙句、グリッドビームで倒された。第16話「一平、チビる!?」に登場。バモラが再生・改造されてパワーアップした姿。左腕と尻尾が鉄球になり、以前よりもパワーが増している。武史が夜中に無灯火で自転車に乗っていた所を警察に厳しく注意され、さらに泥棒呼ばわりされた事に腹を立てて作成。武史製作のCGは登場していない。警察署のコンピュータに侵入し、防犯システムを破壊して強盗殺人犯を脱獄させ、その後は情報システムを破壊し尽くし、でたらめな目撃情報で捜査を混乱させた。左手の鉄球でスパークビームを受け付けず、そのパワーでグリッドマンを圧倒するが、サンダーグリッドマンのドリルブレイクとサンダーグリッドビームの連続攻撃で倒される。第3話「電話パニック危機一髪」に登場。背中に噴火口を持つ怪獣。口や背中から火山弾を噴き出す。普段は四足歩行で行動するが、直立して格闘することも可能。電話のベルや携帯電話の着信音に対してノイローゼを起こした武史によって描かれた。電話局のコンピュータに侵入し、電話回線のシステムを破壊・混線させた。火山弾と突進攻撃でグリッドマンを苦戦させるが、徐々にグリッドマンが優勢になり、スパークビームで噴火口を破壊され、グリッドビームで倒される。第4話「暴走自動車」に登場。姿を消す能力を持った怪獣。青い身体を持つ翼竜のような外見をしている。翼を羽ばたかせる事で空中を飛行でき、現実世界においても、電波を通じてケーブルの繋がらない機器へ移動する事が出来る。両翼から衝撃波を放ち、口からは青い火炎弾を吐いて攻撃する。評論家の細野龍元にテレビで「馬鹿なハッカー」と侮辱された事をきっかけに武史とカーンデジファーが作成。細野と宗一郎が搭乗する最新自動車のコンピュータを襲撃し、自動車を暴走させた。その後は「一度に破壊せず、じわじわと苦しめろ」とカーンデジファーに命令され、交差点の中央で車を停止させ、安心しきった所でまた暴走を始めるという陰湿な嫌がらせを行い、細野を精神的に追いつめる。持ち前の能力でグリッドマンを翻弄するも、ゆかが送ったプログラムにより透明能力を封じられ形勢が逆転。破壊光線も衝撃波もスパークビームと超電磁ビームの前に相殺され反撃に怯み、空中へ飛びかかろうとするが、両足を掴まれて宙に投げ飛ばされたままスパークビームで翼を捥ぎ取られ、グリッドビームを喰らい倒される。第20話「地球から色が消える?!」に登場。ステルガンが再生・改造されてパワーアップした姿。CGコンテストで直人の叔父である審査員の翔大次郎(ジロー・ダイ)に作品をけなされた武史が復讐のために作成。以前の能力に加え、飛行速度はマッハ15となり、翼から放つ衝撃波も大幅強化された。口からはシステム組み換え光線を放つ。ただし今回は飛行能力はほとんど使用しておらず、透明能力も光線技を避けるなどの防御手段として使っていた。大次郎のオフィス内にあるコンピュータに侵入し、大次郎の作成した全ての作品から色を奪い去った。さらに組み替えたシステムのタワーから視覚破壊光線を放射、大次郎の視覚からも色を奪い、彼を自暴自棄に追い込んだ。その後は視覚破壊光線をオフィスから街中に照射し、現実世界を色のないモノクロ世界へ変えていった。強化した衝撃波でバリアシールドを吹き飛ばすなど苦戦させるが、ドラゴンフォートレスのフォートレスミサイルで形勢が逆転し、ダイナファイターとキングジェットが放ったレーザーで透明能力を無効化にされ、連続攻撃の末グリッドビームにより倒される。第5話「男の意地の必殺剣!」、第6話「恐怖のメロディ」に登場。全身が刃物で覆われている怪獣。両腕に付けられた刃はあらゆる物を切り裂き、強烈に振り払う事で青い剣閃を飛ばす事も出来る。第5話では総合配送センターから送られて来た物品にぶつかり笑いものにされた武史がその腹いせに作り出し、総合配送センターのコンピュータを襲撃。品物の流通をストップさせて街中を混乱させた。全身の刃物でグリッドマンを近づけさせず、スパークビームをかき消すばかりか、決め技のグリッドビームさえ両腕の刃を交差させる事で防御してしまうなど、圧倒的な強さを見せつけた。しかし新兵器バリアシールドの登場によって、グリッドマンが攻撃出来るようになり戦況は逆転。斬撃勝負の末にプラズマブレードで両腕を切断され追い詰められるが、カーンデジファーの命令を受け退却。決着はつかなかった。第6話ではグリッドマンへの復讐のために両腕の刃をより鋭く巨大な刃に強化し、人間に害を及ぼす殺人音楽を流そうと電子楽器店のコンピュータを襲撃するが、その最中に電子生命体・アノシラスが突然現れ、そのまま戦闘になり、放たれた光線によって倒されてしまう。第18話「竜の伝説」に登場。バギラが再生・改造されてパワーアップした姿。右眼にスコープが付けられており、これで狙いを定める。口からはシステム組み換え光線を放つ。尻尾の刃物はブーメランのように飛ばす事が出来る。考古学研究所のコンピュータに侵入・システムを組み換えて暴れ回る事で、ミイラを眠りから呼び覚まし暴れさせた。ミイラと精神が連動しているため、ミイラの行動はメカバギラにも影響する。機械化によって高い強度を得た両腕の刃でプラズマブレードやバリアーシールドさえ寄せ付けず、一度ミイラの戦意喪失で動きが止まってしまうものの、終始優勢に戦いを進めた。しかし、新兵器ドラゴニックキャノンにより再び動きを止められ、その隙を突いたドロップキックで間合いを大きく離された挙句にドラゴンファイヤーで焼き尽くされ、怯んだ所をグリッドビームで倒された。第6話「恐怖のメロディ」に登場。コンピュータワールドに生息する電子生命体。優しい心の持ち主で性格も大人しい。バギラの強化された刃物も寄せ付けない程の頑丈な皮膚を持ち、口からは修復光線を吐く。入力された音楽から雑音を吸収する事で音を浄化しているらしい。楽器店のコンピュータを襲撃してきたバギラを角から発射する音波ビームで倒し、破壊されたシステムを修復させた。しかし、その能力に目を付けられ、武史の送り込んだ殺人音楽を吸収してしまった事により「音波怪獣 アノシラス」という凶暴な姿に変貌、洗脳されバギラに代わり当初予定した計画を遂行させようとした。この場合、目は赤目となり角の形状が変化する他、口から吐き出す光線は殺人音波を発するようになる。グリッドマンも戦闘中に割って入ったコンボイド・ユニゾンの説得で、アノシラスが本来は心優しい性格であると知り、手が出せず苦戦を強いられるが、戦闘の最中にジャンクから送り込まれた音楽によって正気に戻る。第17話「孤独なハッカー」に登場。第6話に登場したアノシラスのフォルムを借りて武史が作成したアノシラスの偽者怪獣。容姿はアノシラスの凶暴化後の姿を元にしているが、共鳴板の色が微妙に異なる。本物よりも強力な超音波を発することができ、その超音波は人間を洗脳できる程の効果を持ち合わせている。角から放たれる超音波ビームは「対グリッドマン用の秘密兵器」と呼ばれ、喰らった者の分子構造を組み換えて身体を脆くしてしまう。武史が自分と同類だと見なしていた足の不自由なハッカー・田宮シゲル(スニーカー)が、直人達から友好的な扱いを受けたにもかかわらず拒絶したのを見て、怒りと嫉妬に駆られたことから作成。パソコン通信のホストコンピュータに侵入し、通信を利用する全ての人々を超音波で洗脳、ハッカーに変えて、世界中のコンピュータデータを破壊させようとした。超音波ビームでグリッドマンの分子構造を両足から徐々に変化させ、下半身を動けなくした。しかし、グリッドマンソードの一撃を喰らい洗脳超音波が出せなくなった事でパソコン通信利用者の洗脳が解けその後、田宮シゲルにプログラムを破壊され不完全な状態だったゴッドゼノンを破壊に追い込んだ。最後はシゲルが送って来た解凍プログラムで自由を取り戻したグリッドマンの飛び蹴りで角を破壊され、尻尾を掴まれて宙に投げ飛ばされたところをグリッドビームで消滅した。見た目がかつてのアノシラスと一緒だったため一平とゆかは一瞬本物と疑ったが、その直後すぐにグリッドマンに偽者と見破られていた。第7話「電子レンジ爆発0秒前」、第8話「兄弟の絆」、第19話「セクシー婦警SOS」に登場。口から3万度の高熱火炎を吐き出し、周囲の物を一瞬にして焼き尽くしてしまう。下記のブリザラーより先に作られたが弟とされている。武史の嫉妬心から生み出された。7話ではゆかのケーキ作りを妨害するため、ゆかの家の電子レンジのコンピュータを襲撃し、マグネトロンを加熱して大爆発を起こさせようとした。火炎攻撃と太い尻尾による攻撃でグリッドマンと互角以上の戦いをするが、バリアシールドで火炎攻撃を跳ね返され、プラズマブレードにより尻尾と顔面を切断されてしまい追い詰められるが、「目的は達せられたから下がれ」とカーンデジファーに命令され逃亡。とどめを刺される事はなかった。8話では切断された尻尾と顔面を修復。エアコンのコンピュータを破壊して回り、エアコンの温度を急激に上昇させ、その後グリッドマンと戦うブリザラーを援護するべく途中から戦いに参戦した。最初はブリザラーとの連携により優勢だったが、グリッドマンの反撃でブリザラーとの間で仲間割れを起こした隙を突かれ、グリッドマンソードの二段斬りを受けて倒される。19話では婦警に雑誌ごと没収されたカーンデジファーの秘密メモを抹消するために再生され、美容院のコンピュータを襲撃。機具を暴走させて火事を起こし、美咲巡査の代理で来ていた藪下巡査に火傷を負わせたが、狙っていたのは美咲巡査だった事と小火騒ぎ程度の火災にしかならなかった事から、計画は失敗に終わる。さらにカーンデジファーに火力の弱さを指摘させられ、メカフレムラーに改造された。第19話「セクシー婦警SOS」に登場。前述の騒ぎで小火程度の火災しか起こせなかったフレムラーが改造されてパワーアップした姿。カーンデジファーの秘密メモを永遠に抹消するために作成。美容院のコンピュータを焼き尽くし、室内の機具を暴走させて大火災を起こそうとした。口から吐く火炎は1000万度に上昇しており、肩口からは殺人スモークを噴き出す。その強烈な火炎パワーはバリアシールドをも簡単に吹き飛ばしてしまう。だが、ドラゴニックキャノンが変形したダイナファイターのダイナミサイルにより火炎を噴き出す喉を破壊され、グリッドビームにより倒される。第8話「兄弟の絆」に登場。口から絶対零度の冷凍ガスを吐き出し、周囲の物を一瞬にして凍らせてしまう。後に指先に生えた氷の爪をミサイルのように飛ばして攻撃する能力を身に付けた。フレムラーの後に作られたが兄とされている。兄弟でエアコンのコンピュータを破壊して回り、エアコンの温度を急激に低下させた。各地のエアコンを破壊しながら移動を繰り返していたため、当初はグリッドマンからも居場所を特定されなかったが、直人の実家のエアコンのコンピューターで暴れているところに鉢合わせして対峙した。冷凍ガスや氷の爪、途中合流したフレムラーとの連携で序盤こそ優勢に戦うも、グリッドマンの反撃でフレムラーとの間で仲間割れを起こしてしまいチームワークを乱され形成が逆転。フレムラーが倒された後で、自身もグリッドマンソードによって貫かれて消滅した。第9話「悪魔の洗脳作戦」に登場。忍術が使える怪獣。AIが搭載された独特の自我を持つ優秀な怪獣で、人間の言葉を話す事が出来る。手から投げるように放つ手裏剣光線、両肩に収納された2本の鋭い刀が武器。一人称は「俺」。塾の試験の成績が落ちたことに怒った武史が報復のために作成した。直人たちの通う進学塾「ヒューマンクリエイティブスクール」のメインコンピュータに侵入。破壊してコンピュータを狂わせるだけでなく、教師や生徒を次々と洗脳し、堕落させる事で悪の教育を行わせようとし、その後は武史とカーンデジファーの命令で、塾の全国各支部のコンピュータを徹底的に破壊し尽くす作戦に変更した。高い身体能力と忍者らしい多彩な攻撃に分身の術でグリッドマンを苦戦させるが、分身中に本体を見破られ、グリッドマンソードを変形させた武器・サンダーアックスで一刀両断され、「悪こそ最高の美学」と叫びながら消滅した。第15話「歪んだターゲット」に登場。シノビラーが再生復活したもの。容姿は以前のシノビラーのままだが、新たな武器として鎖鎌を装備している。武史が、新作ゲーム「バーチャルシューティング」で1時間以上遊んでいたせいで店員にゲームの電源を切られた事に腹を立て、その復讐のために作成した。「バーチャルシューティング」のコンピュータに侵入し、心臓部に鎖鎌の鉄球を当ててシステムを変換。銃型コントローラを本物のビームガンに変え、ヘルメット型ディスプレイを装着するプレイヤーを洗脳。「現実の人間をゲーム画面のターゲットと誤認させ、それに向かってレーザーで狙撃する」よう操れるようにした。これによりゲームを遊んでいたゆかが街中の人々にレーザーを乱射し、警察の機動隊まで出動する騒ぎとなる。グリッドマンを鎖鎌や忍術で苦しめるが、ツインドリラーのツインレーザーで鎖部分を切断される。その後はサンダーグリッドマンのパワーに終始圧倒された末に鎖鎌も失い、サンダーグリッドビームによってまたしても倒される。この回では前回で使用した武器を一切使わなかった。第29話「愛犬爆弾計画」に登場。シノビラーが二度目の再生を施されてパワーアップした姿。強化怪獣の中では唯一、通称がなくなっている。ボランガ同様武史製作のCGは登場していない。以前よりも接近戦での格闘能力やパワーが強化され、技も拳法を中心としている。武器はヌンチャクで鎖部分による首絞めで熱を発せられるほか、直線に引っ張る事で1本の棒に変形できる。得意技は両肩から赤い手裏剣光線を放つ「シノビラー拳・爆裂光波弾」。攻撃を受けて爆発したかのように姿を消し、別の場所から出現する「シノビラー微塵隠れの術」という回避技も使用する。性格も以前より荒々しくなっている。武史が道端を歩いている最中に犬に吠えられ、出前中の蕎麦屋と接触した挙げ句、自分は悪くないのに蕎麦屋に罵声を浴びせられた事に腹を立てて作成した。ペットアイテム社のコンピュータを襲撃し、最新型首輪を付けた犬に凶暴化信号を送り込み、それを受信した犬が飼い主に牙を向くという事件を起こすが、後にカーンデジファーに「手ぬるい」と指摘され、首輪の信号を時限爆弾に変え、犬を「動く爆弾」にする計画に変更された(武史は反対したが洗脳された)。力強さと多彩な攻撃でグリッドマンを苦戦させ、キンググリッドマンとの戦いでもヌンチャクを変形させた棒を持って一時は善戦するも次第に劣勢となり、最終的には棒を落とされた上にキンググリッドランチャーでダメージを受け、意識が朦朧となりつつも執念で立ち上がり接近しようとしたが、キンググリッドビームで最期を迎えた。第10話「危険な贈り物」に登場。地底(基板のシリコン)に潜り込んで物を破壊する怪獣でカブトムシのような甲殻昆虫に類似したフォルムを持つ。角から破壊光線を出し、口からは塩酸ガスを吐き出す。武史が水道水が自分の体質に合わないことに腹を立て、水道水を利用して人々を混乱させるために作成した。桜が丘水道局のコンピュータを襲撃。システムを組み換え、水を危険な濃塩酸に変化させた。事前に仕掛けておいた罠でグリッドマンを捕らえ、地底からの塩酸攻撃で苦戦させるが、サンダージェットとツインドリラーが登場した事により形勢逆転。地上でサンダージェットの相手をしている隙にツインドリラーで罠を破壊され、サンダーリングで塩酸攻撃を封じられ、グリッドビームで倒された。第11話「おこづかいは十万円」に登場。全身が鋼鉄に覆われた怪獣。グリッドマンの打撃にもひるまない程の高い防御力を持っている。口からはシステム組み換え光線を放つ。胸からバリアを発生させる事で光線技も跳ね返し、格闘戦では右手の鋏と左手の鎌を用いた近接戦闘を行う。桜が丘商店街にあるレジ管理システムのコンピュータを襲撃。プリペイドカードの金額を10万円にし、カードを使い切るとレジが時限爆弾と化す「恐怖の買い物ゲーム」を画策した。その頑丈な身体と胸の反射鏡でグリッドマンを苦戦させるが、ゴッドタンクのゴッドキャノン連射でダメージを受けた上に反射鏡を破壊され、グリッドビームで消滅した。第22話「復活!恐竜帝王」に登場。メタラスが再生されてパワーアップした姿。全身がデジニウム超合金で覆われており、プラズマブレードの一閃も通さない頑丈さを持つ。口からは怪光を発射し、胸から出す「メタラスビーム」はダイナドラゴンのドラゴンロアーと渡り合うほどの威力を持つ。しかし、以前のメタラスが持っていたバリア能力は失われており、戦い方が荒々しくなった。武史とカーンデジファーの自尊心から生み出され、桜が丘丘陵で発見されたティラノサウルスの化石の発掘現場にあるショベルカーのコンピュータに侵入して暴れ回り、ショベルカーを暴走させて化石を破壊しようとした。発掘現場から直人を呼び寄せるのにエネルギーを使い切っていたグリッドマンを苦戦させたが、ドラゴンフォートレスが変形したダイナドラゴンの登場により逆転。2対1の戦いとなって追い詰められ、化石が破壊される寸前の所でグリッドビームを喰らい倒される。第12話「怪盗マティにご用心!」に登場。全身に無数のレンズが付けられた四足歩行の怪獣。両肩に生えたマグネホーンからは強力な磁力破壊光線を放つ。口からは攻撃技としても応用可能なシステム組み換え光線を放つほか、バリアを張って敵の攻撃を防ぐこともできる。警備会社「キャッツアイ警備保障」のコンピュータを襲撃・システムを組み換える事で、ゆかの家に異常を起こさせ、良枝と良仁を家の中に閉じ込めた。多彩な攻撃技と額のレンズからエネルギーを吸い取る能力でグリッドマンを窮地に追い込むが、3機のアシストウェポンが合体したゴッドゼノンが来たことで戦況が逆転。強烈なパワーの前に押されつつも磁力破壊光線で応戦し、ゴッドパンチで口から発するバリアと両肩のマグネホーンを破壊されるもゴッドゼノンを機能停止に追い込んだ。しかしなす術はなく、そのままグリッドビームで倒された。第13話「スポーツなんか大嫌い」に登場。電気を操る能力を持つ怪獣。身体を震えさせる事で電気を発生させ、周囲の物を破壊する事ができる。スポーツクラブのインストラクター・柏木に「貧弱な体」「ひ弱な男は女の子に嫌われる」とゆかの前で馬鹿にされた事に腹を立てた武史によって作成され、スポーツクラブの室内ジムにあるコンピュータへ侵入、システムを破壊し尽くした。これによってジムのトレーニングマシンが暴走を引き起こし、宗一郎、寛司、英世が使用中のマシンから降りられなくなった。電気攻撃と口からエネルギーを吸い取る能力でグリッドマンを苦しめるが、3体のアシストウェポンと合体したサンダーグリッドマンに電気攻撃は効かず、圧倒的なパワーに怯み、ドリルブレイクによって倒された。第23話「暗殺!地獄の雷鳴」に登場。ジェネレドンが再生・改造されてパワーアップした姿。唯一ほかの強化怪獣と違い改修後の通称が完全に変わっている。体を振動させて放電する能力は失われているが、代わりに両肩から電気を吸収して物を破壊する。口からは怪光、角からは電気光線を放つ。武史が対グリッドマン用に作り上げた怪獣。完成直前に一度、停電により全データが消えてしまったため、桜が丘変電所のコンピュータを破壊、停電騒ぎを起こして、やって来たグリッドマンを暗殺しようとした。直人が自家発電装置の実験中の事故で左腕を怪我したまま合体したため、グリッドマンも左腕の痛みで満足に攻撃できず、苦戦を強いられる。さらには避雷システムを組み換えて変電所に雷を落とそうとしたが、ダイナドラゴンの援護もあり、間一髪のところでシステムは修復。反撃を受け、グリッドビームをくらい倒された。第21話「処刑!!夢のヒーロー」に登場。幻覚を見せる能力を持つ怪獣。鞭のように伸びた強靭な腕が武器。角からはシステム組み換え光線、口からは幻覚光線を放つ。夢の中でグリッドマンに苦しめられたことに腹を立てた武史が、新発売のハイテク枕「ドリームナイト」を利用し、人間全員を悪夢で苦しめる目的で作成。ドリームナイトのマイコンに侵入してコンピュータを破壊・システムを組み換える事で、枕を使用して眠る人間全員を、永遠に目覚める事のない悪夢(内容は「グリッドマンの公開処刑」)の中に閉じ込めた。幻覚光線でグリッドマン(直人達を目覚めさせるためにグリッドキネシスを使い、エネルギーを著しく消耗していた)に幻覚を見せる事で苦戦させたが、ドラゴンフォートレスが分離したキングジェットのキングレーザーとダイナファイターのダイナレーザーの合体攻撃で口を破壊され、グリッドビームにより倒される。システムが正常に戻ったと同時に、夢の世界のグリッドマンも磔から解放されて動けるようになり、カーンデジファーの一味を撃破した。第24話「恋!バイオフラワー」に登場。植物をモチーフとする怪獣。花の遺伝子を組み換える光線を放つ。戦闘では怪力しか取り柄がなく、葉っぱのような腕を力任せに振り回す戦法をとる。武史がゆかに花束を渡そうとして失敗した逆恨みから、人間の、花に対する一切の情愛を無くしてしまおうという理由で作成。バイオ園芸センターのコンピュータに侵入し、人工花「リフラン」の遺伝子を組み換え、毒花粉を噴き出す危険な花に変化させた。巨大な体躯でグリッドマンを苦しめるが、ダイナドラゴンがサポートに来た途端に形勢逆転。グリッドライトセイバーにより体を4つに切断され倒された。第25話「決戦!ヒーローの最期(前編)」、第26話「決戦!ヒーローの最期(後編)」に登場。毒ガスを放つことができる怪獣。両肩の突起から毒ガスを噴射し、口からは火炎弾を吐く。また両肩の突起から繋がる形で、角が生えている。武史が自分を轢きそうになったトラックの運転手に罵声と排煙を浴びせられた事と、公害の危険を叫びつつも空気の汚染を止めようとしない人間たちに腹を立てた事によって作成された。工場地帯の排煙処理施設のコンピュータに侵入して暴れ回り、工場の煙突から出る煙を有毒ガスに組み換えて大量に吐き出させ、街全体を黒い雲で覆い尽くした。噴き出す毒ガスにはグリッドマンの中枢神経を麻痺させる特殊な物質が仕掛けられており、これを吸わされたグリッドマンは過去に戦って来た怪獣の幻覚に苦しめられ、火炎弾と併用した連続攻撃を受ける。ダイナドラゴンが援護に駆けつけるも強烈な火炎弾の前に圧倒される。大量のエネルギーを消耗し、なす術を失ったグリッドマンはついに力尽きてその場に倒れ込んでしまい、ダイナドラゴン共々撤退に追い込まれた。また、戦いが長引いたことによって有毒ガスは東京中を覆い始めた。邪魔者が消えた余裕から、その後もカーンデジファーの命令で暴れ続け、それにより有毒ガスの煙は関東全域にまで広がり、政府が非常事態宣言を出すほどの大混乱に陥れた。再戦時は激しい連続技に苦戦しながらも、グリッドマンがマウント攻撃を仕掛けた際の一瞬の隙をついた火炎弾でグリッドマンを怯ませ、その後再び、前回同様に毒ガスと火炎弾の併用攻撃で、グリッドマンを再びピンチに陥れる。だが、キングジェットと合体したキンググリッドマンの前には毒ガスも火炎弾も通用せず、肩の噴射口を破壊され形勢逆転。連続攻撃とキンググリッドランチャーに圧倒され、最期にキンググリッドビームを受けて敗れ去った。この戦いは映像を通して現実世界に中継され、コンピュータワールドとグリッドマンの存在が初めて一般の人々にも認知されることとなった。また、この時、カーンデジファーも映像を通して自ら現実世界に姿を現し、正式に人類への宣戦布告をした。第27話「驚天!オモチャの反乱」に登場。口から強力な怪電波を発することができる怪獣。青く光る両目と背中から尻尾に生えた板状の背ビレが特徴。序盤からコンピュータワールドで暴れていたため、武史製作のCGは出てきていない。グリッドマンを軽々と投げ飛ばすほどの怪力を持ち、口から怪電波を収束して放つ「破壊電波」が必殺技。新型ラジコン戦車を所有する子供たちにいたずらされた武史が恨みを晴らすために製作。ラジコン戦車のコントローラーに侵入してコンピュータを破壊。そこから怪電波を街中の玩具に飛ばし、実弾が発射される等の暴走を引き起こして子供達を襲わせた。怪力と破壊電波でグリッドマンを追い詰めるが、キンググリッドマンのキンググリッドビームで倒された。第28話「神かくし! ゆかが消えた!!」に登場。武史がゆかを独り占めしたいがために作成した四足歩行の怪獣。頭部に付けられたレンズからはレーザー光線を放ち、狙った獲物の分子構造を破壊する。全身から1000万度の熱を発する事も出来る。武史のビデオカメラのコンピュータに侵入。「神隠し」と称して、ゆかをテープの中に閉じ込めた。その後も武史はカメラを持ち歩き、自分を轢きそうになったタクシードライバーや演説中の選挙候補者、果ては電車の運転手(これはバッテリー切れにより失敗)など、自分の気に障るような人間を次々と閉じ込める。武史がビデオカメラを持って移動していた為、当初は所在が掴めなかったが、バッテリーの充電のため、電気屋の充電器に繋いだことからアクセス可能となったところをグリッドマンが突入した。熱攻撃とレーザー光線、組み換えたシステムから放たれる電気状のロープでグリッドマンの身体を拘束して苦しめるも、パワーアップして蘇ったゴッドゼノンに顔の熱発生装置と組み替えたシステムを破壊され、グリッドライトセイバーにより倒される。尚、武史は充電完了したビデオカメラを充電器から外そうとした際にグリッドマンが突入したエネルギーの衝撃を受けて気を失い、気がついたときには既にアイガンガーは倒された後だった。また、事件解決後のビデオカメラ内にはグリッドマンのドット絵が登場するというシーンが描かれた。第30話「世界滅亡の日」に登場。西洋のドラゴンのような外見をした超獣。胸から放つ火炎攻撃「ブレストバーベキュー」が必殺技。口からシステム組み換え光線を吐き、角からは言いなり光線を発射する。よく当たると評判の星占い「トキメキ星運」でゆかとの恋愛運を占った武史が、手順通りに従ったにも拘らず、ゆかには無視され、さらに井上ゆか造と名乗るオカマに強引に迫られ、セクハラされた事に腹を立てて作成した。「トキメキ星運」のコンピュータに侵入・システムを組み換え、そこから言いなり光線を放射。浴びた人間を欲望むき出しの状態にした上で「今日で世界が滅亡する」と信じ込ませ、死ぬ前に好きな事をやりたい放題させる事で街中を混乱させた。直人も「今日1日で人生が終わる」と洗脳され無気力な状態となり、恐怖でグリッドマンとの合体を拒否してしまう。グリッドマンは仕方なく強制的に合体させて出動するが、それでも直人は怖気付いて戦おうとせず、一方的に叩きのめされる。その後、カーンデジファーの命令でグリッドマンを言いなり光線で洗脳。操られたグリッドマンはカーンデジファーに命令され、コンピュータワールドを破壊し始めた。ジュバゴンも破壊に加わり、腕を交わして喜び合った。それを止めるべくゴッドゼノンがグリッドマンに立ち向かうも、直人の身を案じたゆかに強制撤退させられる。その後、ゆかの「直人への愛を込めた」プログラムでグリッドマンが正気に戻り逆転、角を破壊されて反撃を喰らう。ブレストバーベキューも回避され、ネオ超電導キックをくらい倒された。第31話「怪獣ママは女子大生」に登場。女子大生の遥キララが作った、可愛らしい外見の怪獣。全身がピンク色で覆われている。優しい怪獣なので武器は持っていないが、悪戯好きなのが玉に瑕らしく、割と迷惑な事をする。かなりの力持ちで、自身を捕まえようとするグリッドマンを飛び越えるほどジャンプ力も非常に高い。「いたずら電話をしてやりたい」というキララの身勝手な要望で電話局のコンピュータに侵入。暴れ回った事で、通話中の声を全て悪口に変化させた。これにより街中で喧嘩が勃発し、大騒ぎになる。しかし、一平はグリッドマンから聞いていたため直人と絶交せずに済んだ。「あくまで悪戯しているだけ」というキララの説得を受け、グリッドマンも手が出せず、軽く宥めてからシステムを修復する程度に留まる。しかしその最中、武史によって凶暴な怪獣に作り変えられてしまった。凶暴化後の姿は顔が黒く染まり頭部に角が生え、持ち前の強靭な腕力に加えて口から毒ガスを噴き出すようになる。毒ガスでグリッドマンを苦しめるが、キンググリッドマンの前には毒ガスも通用しなくなり、最後は怯えるフリをして上空にジャンプしたところを弱点の背中の角にキンググリッドランチャーを受けて撃墜され、キンググリッドビームで倒された。第32話「人間掃除機の襲撃!」に登場。強力な吸引能力を持った怪獣で、巨大な口でどんな生物でも吸い込んでしまう。両腕に3本の鋭い鍵爪を持ち、両手にある発射口から突風を飛ばして物を破壊するほか、光弾を撃つ事が出来る。武史が道端にガムを吐き捨てた男を注意しようとして返り討ちに遭った事に腹を立てて作成した。最新型掃除機のコンピュータに侵入し、両手からの突風で建物を破壊。その破片を吸い込んだ事で掃除機が暴走し出し、道端にガムを吐き捨てた男、飲み終えたジュースの空き缶を捨てた尼崎巡査、指定日を1日無視してゴミを捨てた良枝、煙草の吸い殻を道端に捨てた寛司、玄関前のチリを自宅外の道路に掃いた彩子、拭き終えたティッシュペーパーをポイ捨てした実演販売士らが掃除機から放たれた光線で小さくされ、掃除機の中に吸い込まれる騒ぎに発展。さらにその後、掃除機の真空パック処理機能によって吸い込まれた人間が窒息で苦しめられる事態にまでなる。掃除機が動き回っていたため最初は侵入方法がつかめなかったが、一平が掃除機を家に誘導させ、掃除機が目の前のコンセントでバッテリーを充電し始めた所にグリッドマンが突入する。吸引攻撃でグリッドマンをも吸い込もうとしたが、サンダージェットのサンダーミサイルで口の下顎を破壊されて吸引攻撃ができなくなり、形勢が逆転。復活したサンダーグリッドマンに光弾もかき消され、サンダーグリッドビームで倒される。事件後、ガムを吐き捨てた男は懲りずにガムを吐き捨てた為に、武史に再度注意され、武史をまた殴ろうとするが、武史にギュルンバの事を持ち出されたために怯えて逃げ出した。やり方に問題はあったものの、武史が善行を行い、それによりハッピーエンドを迎えるという珍しい話であった。第33話「もうひとりの武史」に登場。武史の15年間の怨みの塊。全身が骨に包まれている。口から「獣魂」という火炎弾を連続で吐き、腹部からは8本のトゲをミサイルのように飛ばして攻撃する。このトゲはバリアシールドを弾き飛ばす程の威力を持つ。自分と瓜二つの外見ながら性格は全く逆の少年・タケオに対する武史の嫉妬心から生み出された。電波塔のコンピュータを襲撃・システムを組み換え、武史の怨念を光線に変えて電波塔から放射し、腕時計をはめた人間の腕を操った。これによって「直人がゆかの尻を触る」「一平が自分の顔を手でねじ曲げる」など、本人の意思とは無関係に悪事や奇行に走る事態となる。その後、様子見のために外出した武史がポケットコンピュータを使って操作したことで「軽食中のカップルがクレープを顔にぶつけ合う」「尼崎巡査が見境なく拳銃を発砲する」という騒動まで起こり、被害はさらに拡大する。しかし、タケオは時計を無くしていたため影響を受けなかった。獣魂とトゲでグリッドマンを苦しめ、援護に駆けつけたゴッドタンクにもトゲを浴びせて善戦するが、サンダーグリッドマンの前には獣魂もトゲも通用せず、ドリルブレイクを受けて怯んだ所をサンダーグリッドファイヤーで倒された。第34話「ボディガード弁慶参上!」に登場。瞬間移動することができる能力を持った人型の怪獣。先端にトゲの付いた2本の電磁棒と頭部にある一つ目から放つ破壊光弾が武器。かなりの無口で、劇中では2回しか声を発していない。電磁棒は相手の身体に電磁波を流して攻撃する他、バリアを発生させて敵の飛び道具を反射したり、電磁棒同士を繋げて1本にすることでリーチを長くさせることも可能。元々は武史が自分にカツアゲしてくる二人組の不良を懲らしめるために作成した怪獣。当初武史は不良のいる学校の場所を知らないため、どこへ送り込んでいいか分からず苛立っていたが、カーンデジファーにより「武史にボディガードを付ける」ことが決まり、武史の知らぬ間に桜が丘大学のスーパーコンピュータへ送り込まれる。そこにある瞬間物質移動のシステムを、タイムスリップを起こすシステムに組み換え、現代に武蔵坊弁慶を出現させた。その後はシステムを破壊し、弁慶を凶暴化させた上で操り街中で大暴れさせた。瞬間移動能力でグリッドマンを翻弄。キンググリッドマンとの戦闘では電磁棒を弾き飛ばされながらも、瞬間移動で翻弄するが、瞬間移動から出現した直後に放った破壊光弾をキンググリッドマンがあえて受けたことで隙が生じてしまい、キンググリッドファイヤーで倒される。同時に操られていた弁慶も正気に戻り、元の時代へ帰っていった。第35話「ぎくっ! スケバンゆか!?」に登場。ゆかの優しさを消してしまおうと武史が作成した怪獣。リーゼントのような角を持ち、外見は服を着ているようにも見える。シノビラーと同じく人間の言葉を話す事が出来る。口からシステム組み換え光線、角から人間の人格を変化させるツッパリ光線を放つ。攻撃技として口から青い光弾を高速で放つほか、長い鎖を振りまわし武器として扱う。創造主の武史にも反抗的で任務を拒むが、武史から「行かないと削除するぞ」と警告されたことで渋々了承した。ゆかの家のドライヤーのコンピュータに侵入。コンピュータを破壊した上でシステムを組み換え、ゆかをツッパリ光線で不良に変貌させた。その後は大いびきをかいて寝たり、照明付きステージを用意して踊ったりエレキギターを弾いたりしてドライヤー内で遊んでいた。また、道子・大地をも不良に変えている。光弾や鎖攻撃でグリッドマンを苦しめるも、不良化したゆかが(ゲームだと思って)送り込んだツインドリラーの攻撃で一方的にダメージを受け戦況が逆転。サンダーグリッドマンの圧倒的なパワーの前に降参するフリをして騙し打ちを掛けたり、左腕に鎖で絡ませたりして抵抗するも最期は鎖を引きちぎられ、サンダーグリッドビームで倒された。第36話「やったぜ! ベイビィ」に登場。凶悪な悪魔のような風貌をした超獣。地獄の底から湧き上がる猛獣の雄叫びのような鳴き声を発し、頭と胸に髑髏が付けられている。頭部の髑髏から強力な電磁波を発射し、口からはシステム組み換え光線のほか、必殺技の電磁火炎を吐き出す。接近戦においても、相手の攻撃を受けてから反撃に転ずるという熟練された戦法を得意としており、戦闘能力の圧倒的な高さが伺える。ハイテクショッピングビル「マップス桜が丘」の「あらゆるハッカーの侵入や悪戯も完璧に防ぐ」というセキュリティシステムの事を映像で知った武史が、何度かハッキングを試みようして失敗し続け、軽い悪戯のつもりだったのに馬鹿にされたと思い込み、腹を立てて作成。最初はセキュリティガードに阻まれ、パサルート内で立ち往生してしまうが、電磁波を発してガードを破壊、侵入に成功する。そのままシステムを組み換えて暴れ回り、ゆかとその従姉で妊娠中の新庄アキホをエレベーターの中に閉じこめた。持ち前の高い戦闘能力でグリッドマンを圧倒し、ゴッドゼノンが援護に駆けつけ2対1の状況になってもなお、電磁波で操作したゴッドパンチをグリッドマンに命中させるなど苦戦させるが、頭の髑髏が弱点になっていることを一平に見破られ、動きを止められながらスパークビームで髑髏を破壊され形勢が逆転。最期はゴッドゼノンの新技・ゴッドブレイカーで吹き飛ばされ、グリッドビームを受けて倒された。第37話「えっ! パパが死刑?」に登場。茶色い体色を持つ蜘蛛のような外見をした超獣。「ジョジョジョジョ~」と鳴き、コミカルな動きを見せる。手から蜘蛛糸の網を放ち、口からはシステム組み換え光線や破壊光弾を吐く。武史が立ち小便を尼崎巡査に厳しく注意され、人間が法律に縛られていることに腹を立てて作成したが、作中ではカーンデジファーからしか名を呼ばれていない。司法所のコンピュータの中に侵入し、法律を悪行を正当化する「カーンデジファー憲法」に書き換える事で警察を洗脳、「掃除したら罰金1000万円」や「万引きを表彰」や「安全運転は懲役10年、無事故無違反は死刑」などといった間違った法律で人々を混乱に陥れようとした。後者は宗一郎が標的にされてしまい、刑務所に入れられて電気イスの刑に処されるという騒ぎになっている。蜘蛛網で捕らえたグリッドマンに電磁波を浴びせ苦戦させるが、ダイナドラゴンのドラゴンロアーで網を燃やされ脱出される。最期はキンググリッドマンのパワーの前に追い詰められ、最後の手段の光弾も通用せず動揺したところを、キンググリッドランチャーを受けて戦意喪失し、キンググリッドファイヤーで倒される。第38話「危うし地球!」に登場。武史曰く「最高の自信作」。身体から高熱と悪臭を放つ。この悪臭は尻尾の先にある2本の噴射口から発射することも可能。武史製作のCGは登場しておらず、また誕生のきっかけとなる事も語られてない。桜が丘ゴミ処理場のメインコンピュータに、焼却炉温度制御プログラムのバグを装って侵入。焼却炉がゴミを焼くと同時に悪臭を発する事で焼却炉を故障させ、じわじわと街中をゴミと悪臭で覆い尽くした。破壊行動を行わないので最初はグリッドマンにも気づかれなかった。しかし、武史がゆかに防臭マスクを渡そうとした所、ゆかが直人に話題を振って仲良さげに会話し、自分だけ貰うのを遠慮気味だった上、唖然としている所を一平に誂われるように同情された事に腹を立て、逆恨みで勝手に暴れさせてしまう。その結果、煙突から悪臭の煙が大量に噴出され、街中を覆いつくす騒ぎに発展。これによりグリッドマンに気づかれ、結局は同じ轍を踏む事になる。バグの擬態が完璧である半面、戦闘能力はかなり低く、グリッドマンとの戦闘では殆ど手も足も出せないまま連続攻撃を受け続けている。悪臭攻撃でようやくグリッドマンを苦しめるが、それでもエネルギーランプを点滅させるまでには至らなかった。ダイナドラゴンのドラゴンロアーで尻尾の噴射口を破壊され、最期はキンググリッドマンの連続攻撃で一方的に叩きのめされた末にキンググリッドビームで倒された。あまりにも不甲斐ない結末で、しかもその敗因が武史の一方的な怒りであったことから、武史は怒り狂ったカーンデジファーに「脳なし」と散々罵倒された挙句「お前はもういらん」と見限られ、部屋からも叩き出されることとなった。
出典:wikipedia
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