完全食(かんぜんしょく)とは、健康を維持するために必要な栄養を豊富に含んだ食品、あるいは食事であるが、これだけを食べて健康を維持できるものではない。医学会の重鎮であり健康法を提唱した二木謙三が1921年には使用している。二木は、芽の生える玄米をはじめとした植物類や、動いている動物など、まだ生きている食物を完全食と呼んだ。いったん死ねば元に戻すことはできず腐敗するが、そのような食物が身体を変質させ病が起こる。豆腐のように豆を殺したものや、刺身のように部分を取り出したものは不完全とした。また二木は、健康を維持するために必要な栄養素を非常に豊富に含んだ食品として玄米を指して使った。玄米から皮を精白した白米は死んでおり、ビタミンやミネラルも減るために、不完全であり肉食などの副食を必要とし、完全食であれば小食で済むとした。栄養学の創設者である佐伯矩の栄養学では、1日分の必要な栄養が含まれた食事のことを完全食、あるいは標準食と呼ぶ。そうでない食事は偏食である。1日単位で見ると必要な栄養素の量を満たしているのだが、1食毎で見ると1日分の等分ではない場合は不完全で偏食であり、理想的な食事ではないとされる。等分された場合は、完全食と呼ばれる。1日3回に分けて食べる場合、必要な栄養素が3等分された毎回完全のほうがよいことをラットと人間での実験を根拠に主張しており、そのことを毎回食完全(EMP:Each Meal Perfect)と呼ぶ。毎回食完全の理論が完成されたのは、1924年(大正13年)頃とされている。「牛乳は完全食品です」というキャッチコピーは、アメリカの連邦取引委員会に誤解を招くような不正な広告だと指摘されている。ローヤルゼリーは、女王蜂の食料であり完全食と言われる事があるが、人間にとっての完全食であるとの結果は出ていない。3大栄養素のバランスから見ると、卵は炭水化物が非常に少ない。玄米は炭水化物の比率が高すぎる。
出典:wikipedia
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