伊予市(いよし)は、愛媛県の中予地方に位置する市。中予地方の最西に位置し、以西は南予地方となる。複数の削り節工場が立地し、国内に出荷される6割のシェアを占めている。また、五色浜をはじめとした海水浴場や、JR予讃線(愛ある伊予灘線)や夕やけこやけラインから見える景色等、美しい瀬戸内海(伊予灘)が本市の観光資源となっている。(旧)市名は「伊豫市」であるが、一般には旧字体の「伊豫市」・新字体の「伊予市」共に通用していた。1992年には部長通達で、正式文書以外では「伊予市」表記にするものとし、2004年に正式表記も「伊予市」となった。さらに今回の合併でも「伊予市」が正式市名になった。(資料)伊予市(旧市)市勢要覧ほか本庁舎は旧伊予市からのものであり、老朽化のため、新庁舎の建設が進んでいる。かつては郡中港や郡中三町(灘町、湊町、三島町)を中心とした中継交易地として発展した。郊外では鳥ノ木団地等、松前町同様に松山市のベッドタウン化が進んでいるが、郡中駅を中心とする旧市街地は高齢化による空洞化現象が進行中である。伊予市では木村邸、宮内邸など市内各所に残る旧家や豪商(もしくは庄屋)宅を町家(一般概念で定義される京町屋ではないが、同市教や観光事業では町屋と定義付ている)として県内に対する観光誘致にも積極的である。伊予市駅前には地域振興のため、商家を模した町家と称する商業コミュニティーが存在する。郡中駅を核とする旧市街地には商店街が形成されているほか、市庁舎近くにチェーンストア、郊外型飲食チェーンが展開されている。また、国道56号沿道の伊予警察署近辺はロードサイド型の小売店舗や飲食店、サービス業店、遊技場等が立地している。JR四国の予讃線と伊予鉄道郡中線が、共に松山市方面と当市を結んでいる。郡中線は当市の郡中港駅が終点。予讃線は向井原駅以南で、海岸部を回る伊予長浜駅経由の旧線(伊予市駅から伊予大洲駅間の愛称:愛ある伊予灘線)と、1986年に開通した内陸部を抜ける内子駅経由の新線の2つの線が伸びており、共に伊予大洲駅方面と連絡している。特急列車は全列車が伊予市駅に停車し、南予方面へは新線・内子経由で連絡されている。また、観光列車の伊予灘ものがたりが愛ある伊予灘線経由で運転されており、当市内では下灘駅に停車する。定期旅客航路なし。かつては大分ゆき高速船(スピーダー)が発着したがすぐに廃止された。さらに昔には大洲藩の物資の積出港としても栄えた。これに由来する「米湊」(こみなと)の地名が残る。また、現在県営ヨットバースになっている内港は、在郷の豪商木村氏、元大洲藩士で郡中町長だった藤谷氏の個人資産で整備された交易港の名残である。内港脇の神社に経つ藤谷氏胸像はそれを記念して建てられたもので、本来は全身像であったが、前大戦時に供出させられたため胸像となっている。また台座の碑文は陸軍大将秋山好古の筆によるものである。
出典:wikipedia
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