吉田 翔(よしだ しょう、Syoh Yoshida、1984年1月24日 - )は、愛知県名古屋市生まれの日本画家、水墨画家、アーティスト。2008年に大阪成蹊大学芸術学部美術学科絵画表現領域日本画工房研究課程修了。京都を拠点に大学在学時より日本画の代表的な素材である墨と胡粉のみを用いたモノクロームの絵画作品を展開させ、2004年に大阪成蹊大学芸術学部学内ギャラリー・スペースBで開催されたグループ展「B-port -余白の地 - 」より本格的に作家活動を開始する。2006年、初個展「Beautiful Thing -美しいこと- 」(spaceB/京都)、個展「Dark Lake -黒い湖 - 」(CASPER’S Gallery/東京)を開催。「Dark Lake -黒い湖 - 」は、その模様が中国・香港のクリエイティブ・ライフスタイル情報誌「The Outlook Magazine 新视线」(2007年第54期10月号/Moden Media社-参照)に見開き2ページに渡り大きく取り上げられ、その後も同社「LOHAS 乐活杂志」(2009年1月号/Moden Media社-参照)に3ページに渡り大きく取り上げられるなど、海外でも注目されている。2006年は、株式会社川島織物セルコンの浴衣ブランド「METEYUNDE」のデザイナーを担当するなど活動の幅を広げており、吉田翔デザインの浴衣「Float Flower」は、女優・宮崎あおいが着用するなど注目を浴びた(ゆかた&夏きもの 着こなしBOOK 2006年度版/インデックス社-参照)。2008年には、髙島屋新宿店にて個展「Night Trace - 夜の跡 -」、香港・海港城美術館(Harbour City)にて個展「Distant Promise - 遠い約束 - 」を開催。2015年には、吉田翔のデザインによるオリジナル図案のゆかたを、各社共に天保年間創業の老舗呉服商である竺仙、髙島屋との共同開発により、限定反物とプレタポルテ(高級既製品)として発表。また、近年の絵画作品は、京表具伝統工芸士(典雅堂|京都)と協力し、日本の古典的な表装様式を保ちつつも、「現代建築に適した表具」をコンセプトに、モダンにアレンジした掛軸や屏風に作品を仕立て発表している。彼の絵画作品は「1223現代絵画」(現・LONGHOUSE PROJECTS/New York)などの著名なコンテンポラリーアートのプライベートコレクションにも収蔵されており、国内を問わず、ソウル、上海、香港、台湾、ニューヨークやストックホルムなどのプライベート・アートコレクターから指示されている。主な実績は、2007年「京都府美術工芸新鋭選抜展 -新しい波- 2007」(京都府文化博物館/京都)入選、2008年「第11回岡本太郎現代芸術大賞」入選、2012年「第5回東山魁夷記念日経日本画大賞展」入選、2015年「琳派400年記念 新鋭選抜展 -琳派の伝統から、RIMPAの創造へ-」入選などがある。現在は京都を拠点に国内外での個展開催やグループ展参加や、持ち前のヴィジュアルセンスを活かし、様々なデザインプロジェクトへの参加など、クリエーターとして幅広く活動を行っている。2009年から大阪成蹊大学芸術学部美術学科絵画研究室講師を務める。道端に咲く花や光と戯れる夜の街、日常の何気ない風景を絹に墨と胡粉という日本画の素材で描き続ける吉田翔。日本画出身の作家と聞いて一瞬驚くのは、その作品がマチエールを感じさせず、まるでコントラストの強いモノクロ写真と見間違うからではないだろうか。しかし作品に近づいてみると、吸い込まれそうな漆黒が実は松煙墨、発光しているように眩しい白が白鷺胡粉によって描かれている、正に絵画なのだということを確認する。作品はあくまでシンプルでストイック。展示空間の中で静かに呼吸しているように感じる作品たちは、「主張し過ぎていない、品のある絵。ただそこに佇んでいるような感じの絵が描きたい」、「一枚の絵を見るというよりは、俯瞰して空間の中にどうあるか」を考えながら制作する吉田の言葉そのままと言えるだろう。(個展「Insphere - つつみ込まれるように -」案内状紹介文より抜粋/イムラアートギャラリー)
出典:wikipedia
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