合わせ鏡の神子(あわせかがみのみこ)はテーブルトークRPG(TRPG)『ナイトウィザード』のリプレイ作品。全1話のリプレイである。リプレイの執筆はゲームマスターでもある菊池たけしが担当。イラスト担当はみかきみかこと石田ヒロユキ。マジキュー誌2006年1月号から2006年8月号に掲載され、後にエンターブレインから文庫本として発売された。「みこシリーズ」の第四弾にして完結編でもある。また、柊サーガの一遍でもある。掲載誌をマジキュー誌に変えて、再び連載を開始したみこシリーズの完結編がこの「合わせ鏡の神子」である。完結編のため、それまでのナイトウィザードリプレイの知識が若干必要となっている。特に「紅き月の巫女」に対しては直接的な続編と言ってもよいような物語になっている。プレイヤーはみこシリーズの定番として矢薙直樹と小暮英麻が続投。残りはF.E.A.R.製リプレイの人気キャラクター柊蓮司のプレイヤーである矢野俊策と、小暮の紹介で声優の小島めぐみが選ばれた。小島はこのリプレイをきっかけにふぃあ通のサブパーソナリティとして頻繁に出演するようになり、また、「アリアンロッドRPGリプレイ・ハートフル」シリーズのプレイヤーなども担当するようになった。紅き月と碧き月の双月が天に昇る時、この世界から魔法が消え、静かに滅びが始まる。高校2年生の少女「真壁翠」は、古えの時代から世界を護りつづけていた“碧き月の神子”の転生体である。今まではごく普通の女の子として生活していた翠だが、17歳の誕生日の日に謎の声に導かれ彼女は神子として覚醒する。しかし彼女の覚醒は地球を救うためになされたものではなかった。500年前、“紅き月の巫女”と“碧き月の神子”が同時代に揃った時に世界に破滅が訪れかけたと言う。それは、この世界を護っている「世界結界」の力を二人のみこの力で極限にまで高めるという計画である。そして現在、“紅き月の巫女”緋室灯と“碧き月の神子”真壁翠が同時代に存在することになる。このことにより、二人の運命は合わせ鏡のように重なり合う。紅き月と碧き月は、二人の能力が共鳴することで天空に浮かぶ。2つの月は、日が経つにつれ互いの距離を序々に近づけていた。そして二つの月が近づくにつれ、世界結界は暴走するかのように強化されていく。世界から否定されていく魔法。ウィザードもエミュレイターも等しくこの世界から消えていき存在できなくなっていく。二つの月が完全に重なった時、地球からはあらゆる神秘が消え去る。しかし、そんな世界にさえ存在できると思われる神秘存在、裏界最大の魔王ルー・サイファーがいる。蒼き月の覚醒は地球にただ1人君臨できる神秘存在となろうとするルーの陰謀である。全てのウィザードと全てのエミュレイターの存在の危機に対して、魔王ベール・ゼファーはウィザードたちとの共闘を申し出る。ここに史上初のウィザードとエミュレイターとの共同作戦が開始される。プレイヤーによって操作するキャラクター。PC。名前の横にカッコで記述されているのはプレイヤー名である。キャラクタークラスについてスラッシュで複数書かれている場合はマルチクラスおよびクラスチェンジによりクラスを複数有していることを表す。キャラクタークラスの横のレベルはそのリプレイ開始時のものである。属性についてはスラッシュをはさんで左側が第一属性、右側が第二属性となる。キャラクタークラスの横のレベルはリプレイ開始時のものである。GMが操作するキャラクター。NPC。「合わせ鏡の神子」はナイトウィザードやセブン=フォートレスのいくつかのリプレイをつなぐ大河物語「マジカル・ウォーフェア」の一編でもある。マジカル・ウォーフェアの時間軸ではリプレイ「愚者の楽園」の物語終了の翌日から始まる物語であり、200X年の翌年3月の物語とされる。「愚者の楽園」は200X年の翌年2月なので、3月の初めに起こった出来事となる。「合わせ鏡の神子」はマジカル・ウォーフェアの本当の開戦を告げる物語である。裏界最大の存在であったルー・サイファーが倒されたことにより裏界の勢力図は大きく変動し、それまでルーに押さえつけられていたような下級の魔王たちも我先にと地上にやってくることになる。史上かつてないほど魔王たちが地上で動くようになるのである。一方、人類陣営もルーの撃退で勢いづき、裏界勢力に対して怒涛の逆襲をはかることとなる。そして、マジカル・ウォーフェアの本題である「七つの宝玉」の争奪戦が本格的に始まるのである。
出典:wikipedia
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