『魔法戦士リウイ』(まほうせんしリウイ)は、水野良のファンタジー小説、もしくはそれを原作とした漫画。のちにアニメ化もされた。小説は『月刊ドラゴンマガジン』に連載され、漫画版は『月刊ドラゴンジュニア』に連載された。テーブルトークRPG『ソード・ワールドRPG』の背景世界「フォーセリア」を舞台に、魔法使いであり戦士でもある「魔法戦士」(ルーンソルジャー)の主人公の活躍を描く。ソード・ワールド・ノベル内の1作として刊行された『魔法戦士リウイ/剣の国の魔法戦士』がシリーズとしては最初の巻だが、この巻のみ初期は挿絵をその後のシリーズとは異なるイラストレーター(士貴智志)が描いていた(以下、新装版に対して「旧版」と呼ぶ)。次巻である湖岸の国以降は横田守になり、新装版になった際に、挿絵も横田守の物に変更し、それと同時に他のシリーズとの整合性を取るために加筆訂正が行われた。アニメ版のキャラクターデザインも横田版を元にしている。ちなみに『ソード・ワールド・ノベル』シリーズであった「旧版」では、その特性上ソード・ワールドRPGのルールに準拠した展開をみせていたが、以降はゲームのルールを大幅に改変した小説オリジナルの展開が目立つようになった。また、サードシーズン『賢者の国の魔法戦士』において「ファーラムの剣」に関係した事件が明らかにされているが、これはもともと『月刊ドラゴンマガジン』が創刊されて間もないころに連載されていた「ソード・ワールドRPG」関連記事にて紹介されていた、ゲーム内でこれから起こる(起こりつつある)とされていた、世界の存亡に関わる大事件である。さらには他にもリウイは世界各地の国際問題や遺跡の謎などを解決し続けていたが、最終的に世界存亡の危機に加え、大陸中の国々を巻き込んだ戦乱に発展し、ソードワールドRPGの世界の総決算と言うべき物語となった。『呪縛の島の魔法戦士』では、同じく水野良の作品で、背景世界を共有する『ロードス島戦記』とのコラボレーションが試みられ、同作の主人公であるパーンやディードリットらも登場している。時代は小説版(角川スニーカー文庫刊)の第5巻と第6巻の間の空白の時期で、パーンの所持する武具が物語に大きく関わっている。反面、ロードス島戦記本編にはあまりなかったお色気シーンが散見できる。『神代の国の魔法戦士』では、これまでほとんど紹介されることのなかった(その理由は文庫あとがきでも述べられている)「東の果ての島」イーストエンドでの冒険が描かれている。舞台は、英雄王・リジャールが治める、剣の国・オーファン。そこに暮らす青年・リウイは、魔術師見習いを卒業したばかりの魔術師だが、酒と女が大好きで、喧嘩は日常茶飯事。そんな生活を送る一方、心にわだかまりを抱える曖昧な日々を過ごしていた。そんなある日、リウイは、ミレル、ジーニ、メリッサから冒険者の誘いを受け、魔法戦士となる。これをきっかけに、リウイ達の壮大な冒険が始まった。アニメ版(後述)のオリジナルキャラクター。小説版・ソードワールドRPGとは設定上一致しない点もある。カストゥール王国時代末期の付与魔術師であり鍛冶師でもあったヴァンが造った10本の魔剣。防具などもセットになっている物が多い。第三部では副題の通り、ファーラムの剣を探すことが目的となっている。ファーラムの剣とは、カストゥール王国最後の魔法王ファーラムの肉体を素材にして魔精霊アトンを倒すために作られた魔剣。詳細は不明だが、伝説によれば極めて多量の魔力を必要とする模様で、それが「魔力の塔」の崩壊につながり、王国滅亡の一因となったとされている。下記の記載は物語の時系列順であり、刊行順とは異なる。月刊ドラゴンマガジンに1997年(平成9年)9月号から2001年(平成13年)11月号まで連載された。作画は細雪純。月刊ドラゴンジュニアに1999年(平成11年)8月号から2003年(平成15年)4月号まで連載された。途中、作画担当の細雪純の妊娠、出産にともなう休止期間あり。月刊ドラゴンマガジンの誌上通販の「ドラマティックドラゴン」にてドラマCDがリリースされている。一度目は2001年にシングルCDに収録されたドラマが、二度目は2004年に再録のアルバムCDとして販売された。アニメ版はWOWOWのノンスクランブル枠で放送された。放送期間は2001年(平成13年)4月3日から同年9月18日。全24話。原作の第一期(ファーストシーズン)の設定を踏襲しながらも、各話の内容、特に後半はほぼオリジナル・ストーリーで展開する。主要女性キャラクターのうち、メリッサをメインヒロインに位置づけているところも特徴。脚本や演出は原作よりもコメディテイストが強く、女性キャラクターのお色気シーンも多い他、リウイの必殺技が「リウイパンチ」になっていたり、原作では使用出来ない高レベル魔法をリウイが使っていたりする。一方、ソードワールドの世界観そのものを壊しかねない描写(エルフの長老が老人でひげを生やしているなど)もまま見られる。横田守によるジャケットイラストのDVDとビデオが全12巻がハピネット・ピクチャーズ より発売された。
出典:wikipedia
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