森 雪(もり ゆき)はアニメ『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』に登場する架空の人物。声優は麻上洋子、由愛典子(『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』)、桑島法子(『宇宙戦艦ヤマト2199』)。俳優は黒木メイサ(『SPACE BATTLESHIP ヤマト』)。シリーズのヒロイン。『ヤマトよ永遠に』『宇宙戦艦ヤマトIII』を除く『宇宙戦艦ヤマト 完結編』までのシリーズでは、宇宙戦艦ヤマト唯一の女性クルーである。生活班長兼レーダー手で、クルーの健康管理&生活環境維持に気を配るほか、医務室においては佐渡医師を補佐する優秀な看護師であり、なおかつ日常は第一艦橋でコスモレーダーの監視手も兼ねているというオールラウンダー。ヤマトの戦闘班長である古代進とは、第1作での航海を通して恋仲となる。佐渡酒造に「大美女」と評されるほどの美貌の持ち主であるが、その性格は勝気で男勝り。髪はセミロングの茶髪だったが、後年の作品では金髪(黄色)になっている。容姿が、イスカンダルの女王スターシャの妹であるサーシャに酷似している為、遺体を埋葬した古代や島から驚かれ、イスカンダルに到着した際にもスターシャ本人ですら間違えて、「どうして連絡してこなかった」と言われる程(実際には髪の毛の色と長さが違う)。初期設定名は「森木雪」。『宇宙戦艦ヤマト』(以下、旧作)のリメイク作品である本作では、船務科(旧作の生活班の一部の部門と通信班を合わせた科)所属の船務長という立場になっており、旧作のように主計科(旧作の生活班)を兼任はしていない。情報・電測・船体消磁・通信・暗号・航空管制・電子機器整備等を統括。旧作において森雪が担当していた生活班の役割は、それぞれ平田一(炊事部門)と原田真琴(医療部門)に分担された。また、本作は職務に三交代制が導入されており、レーダー手の交代要員として、岬百合亜と西条未来がいる。ちなみに、第9話と『星巡る方舟』では、空席になっていた真田の席に座して解析作業等を行っている。階級は一尉(一等宙尉)、2179年12月24日生(第15話本編中に経歴書が出た際は「2180年生まれ」となっていたが、設定上の年齢のズレが出てしまったため修正された)、年齢は19歳。ヤマト乗艦以前は司令部の幕僚作戦部9課所属の三尉であった。容姿に関しては、髪は色が明るい栗色で、長さがロングに変更されている。旧作同様、その容姿はスターシャの妹・サーシャに似ており、さらに末妹・ユリーシャとはほぼ瓜二つである。第15話に登場した経歴書や第17話での真田の弁のよると、1年前にユリーシャとともに事故ないしテロに巻き込まれ、ユリーシャは意識を、雪は記憶を喪失する。外務次官を務める父・直之と母親とも死別し、その後の1年間は父の友人とされる土方に保護され、育てられていた。ただし、雪本人に記憶がないため、経歴の厳密な真偽は不明で、雪の明確な素性が劇中で明かされることはなく、資料でも明言まではされていない。なお、ユリーシャと容姿が似ていることに関しては偶然とされている。第1話から登場。国連宇宙軍極東管区司令部でメ号作戦のオペレーターとして初登場する。その後、第2話でヤマト船務長を拝命し、ヤマトに乗艦する。古代とは第1話で初めて出会うが、その際の古代が南部康雄に示した乱暴な態度や、乗艦時に艦橋で挨拶した古代が失礼であったことから、当初はそっけない態度をとっていた。しかし、第4話においてガミラスの攻撃から助けられてからは態度が軟化し、その後は好意とも取れる言動へ発展、やがて恋仲となる。当初は正体がユリーシャであるかのような描写がされており、ヤマト発進直前に艦橋でメッセージカプセルに向かって「必ず帰ります」と囁き、古代が現れるとそのカプセルを隠すなどの不審な行動をとっていた。第16話では伊東真也からユリーシャであると疑われ、他のクルーからも疑心を抱かれていたが、第17話で別人であることが判明し、同時に自身の記憶喪失の原因も知る。第20話での七色星団海戦の最中、ヤマトに潜入したガミラスの特務部隊によってユリーシャと取り違えられて拉致され、デスラーの身辺に送り込まれた。拉致を担当したノラン・オシェットは、後に雪の正体が地球人であると気づくが、ガミラス移送までの経緯から個人的に崇拝に近い気持ちを抱き、その正体にかかわらず彼女を守ることを決める。デスラー陣営も雪の正体は見抜いているが、政治利用できれば真贋のほどを問わないデスラーの方針に沿い、イスカンダルの第三皇女ユリーシャとして遇される。第23話でのヤマトの総統府突入後は脱出しようと動くが、その前に雪とノランを乗せた状態でデウスーラII世が発進してしまう。その後、デウスーラII世の第二バレラス到着後に脱出するが、逃げようとはせずにデスラー砲の制御室で波動コアを暴走させ、自分ごと爆破しようと覚悟を決める。しかし、ノランによって第二バレラスから追い出され、彼の自己犠牲で第二バレラスが爆発すると、救出に来た古代との再会を果たす。第24話においてイスカンダルでスターシャに謁見した際には、旧作同様サーシャと間違われる。ユリーシャとの絆を深め、出航間際にイスカンダルの花「碧水晶」をもらう。第25話の復路でのデスラーの仕掛けた白兵戦において敵兵に撃たれ、瀕死の重傷を負う。現状維持のために自動航法室へ入れられるも、最終話において地球到達前に死亡する。しかし、悲しむ古代進の姿を見た古代守の意識がコスモリバースシステムを起動させたことによって蘇生し、地球へ生還する(ただし、古代の希望で死んだ事がその場にいた真田、佐渡、原田以外の乗組員には伏せられたため、他の乗組員は「蘇生した(生き返った)」とは思っておらず、「意識を取り戻した」と思っている)。ちなみに、テレビ放送時にはカットされたが、第25話では航路作成室でコーヒーを入れる場面があり、その不味さから旧作同様に島と航海科の林には不評を買っている。特に林はコーヒーを吹き出しており、それを見て、顔を赤らめながら膨れっ面をしている。なおコミック版ではTV版に比べ古代への想いをより募らせており、度々彼の後をストーキングしている。その為古代と山本が親しげに話している時は密かに陰で悲しげな表情をすることも。一方で最新巻の描写を見る限り、それが恋心であることに自覚している様子はない。本作では、ブラックタイガー隊所属のパイロットとなっている。性格はアニメ版以上に男勝りで気性が荒く、腕っ節もかなり強い。古代に憧れて入隊したが、ほぼ同時に古代が除隊して、火星星会戦に参加しなかったため、当初は強く反発していた。しかし、木星域での戦闘で被弾した際に古代が命がけで助けに来てくれたことや、古代が除隊した経緯を聞いたことにより、反発心は鳴りを潜め、やがて彼に惹かれていく。ガミラス・イスカンダル星への突入作戦において、イスカンダルと同化し、彼女自身が放射能除去装置となり、地球復活後、地球のために死んでいった古代の子供を産む。森雪の由来は、松本零士にファンレターを送っていた岡山の音大生・森木深雪から、間の漢字を削ったもの。松本零士はインキンタムシに悩まされていたが治療薬によって改善した。「こんなに良いものならもっと知らせなければ」とその治療薬を自分の漫画に頻繁に登場させるようになった。それを森木の交際相手が使ったところタムシが治ったため、「彼がすっかり元気になりました」と松本零士に御礼の手紙を送って以来、ファンレターを松本零士にたびたび送るようになったという。
出典:wikipedia
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