杉山 佳寿子(すぎやま かずこ、1947年4月9日 - )は、日本の声優、舞台女優、大阪芸術大学教授(放送学科声優コース)。本名は渋川 佳寿子(しぶかわ かずこ)。青二プロダクション所属。愛知県名古屋市出身。小学2年生のときにNHK名古屋放送児童劇団に入団。NHK名古屋のラジオやテレビで活動を始め、『中学生時代』に出演した。市邨学園名古屋女子商業高校(現・名古屋経済大学市邨高等学校)に入学。高校時代は生徒会の委員を務める。1964年に卒業して上京。18歳で劇団テアトル・エコーに研究生として入団する。テアトル・エコーに入団して3年ほどは俳優業だけは生計を立てられず、アルバイトをした。1967年に『冒険ガボテン島』のトマト役で声の仕事を始める。タカラのリカちゃん人形のテレホンサービス、リカちゃん電話のリカちゃん役は発売当初の1968年から担当して、25年以上続けた。1969年に『ウメ星デンカ』のデンカ、1970年に『魔法のマコちゃん』のマコと主役を演じる。1972年には戦うヒロインのはしりである『科学忍者隊ガッチャマン』白鳥のジュンを演じ、この頃にグラフィックデザイナーと結婚した。1974年には、一世を風靡した『アルプスの少女ハイジ』で主人公のハイジを演じて、代表作となった。1975年頃、9年間在籍したテアトル・エコーを離れて、青二プロダクションへ移籍。1981年にファーストアルバムをリリース。代役や交代を何度か経験しており、1989年につかせのりこの死後『つるピカハゲ丸くん』のハゲ丸役を引き継いだ。1990年にも『キテレツ大百科』のコロ助を小山茉美から引き継ぎ、6年にわたって演じた。2000年代からはおばあさん役や大人の女性の役もこなす事が多く、『満月をさがして』の神山文月や、『ふしぎ星の☆ふたご姫』のキャメロットなど印象深い役を数多く演じている。デジタルアーツ東京・仙台両校における講師も務めている。2010年に第4回声優アワード功労賞を受賞。身長153cm。愛称は、カコ。役柄は様々であり、ハイジやあかね等の少女の他、テン、コロ助、『ウメ星デンカ』のデンカ等、少年役も多い。少女役の中でも、元気娘から不良娘まで、広い系統をカバーしている。早い時期から白鳥のジュン、オーロラ姫などの正統派美形ヒロインと、テン、ガンモなどの二頭身ギャグキャラクターという両極端なレパートリーを演じわけて、声色の多彩さを発揮していた。主演作の1つである『Gu-Guガンモ』のガンモは、ハイジと並び今でもモノマネのネタとして使われる事が多い。『デジモンフロンティア』で共演した竹内順子に子猫を譲ったことがある。子猫は「殿下」と名づけられた。ハイジは放送当時に高い人気を博し、2000年代以降においてもCMなどに使用されているため、杉山が担当した代表的な役柄として紹介されることの多いものの1つである。本人にとっても最も思い入れの深い役柄であり、特定のシーンの話をされた際、すぐ思い出せるのはこのハイジのみと語っている。『アルプスの少女ハイジ』で演出を務めた高畑勲は、ハイジ役に杉山を選んだ理由として、2年前の1972年に杉山が演じた高畑監督作品『パンダコパンダ』シリーズのミミ子役のイメージが強くあったとしている。ハイジ役はオーディションにより決まったものだが、その当日に杉山は風邪で38度近い熱を出しており、声がかすれて高音が出せなかったという。しかしその作っていない声を、従来のヒロイン調の作った少女とは違うものとして気に入り、選ばれたというエピソードがある。ハイジ役を獲得した後も、一日中ハイジと同年齢の女の子を観察したり声を聞いたりして役作りをし、杉山にとってハイジはアニメをやり続けている原点になっているという。杉山は後に「ハイジのイメージがあまりにも強烈過ぎて、他の仕事が全く来ない時が暫くあった」と語ったことがある。当初、杉山は『うる星やつら』がアニメ化されるに当たって、ヒロインであるラム役のオーディションを受けていた。しかし、杉山本人としてはラムの従兄弟であるテンをどうしても演じたかったため、自分から願い出てオーディションに参加。見事に熱望していたテン役を勝ち取ったという。『キテレツ大百科』では、放送スタート時にオーディションに参加。コロ助役は自分だと思ったが不合格となる。しかし番組開始2年後の1990年、コロ助役を担当していた小山茉美が渡米のため休業することになり、オーディションを経てコロ助役を引き継ぐことになった。この際、視聴者に極力違和感を与えないようにと考えた杉山は、小山が演じたコロ助の声をウォークマンに録音して毎日聴き込み家事の傍ら、小山の演技を真似た自分の声も録音して比較を行っていたという。ある程度キャラクターを把握し、スタッフのOKが出た4ヶ月後からは、役を掘り下げ、自分なりのコロ助を見つけていった。最終的には6年に渡って演じることになり、杉山の代表的な役として挙げられることも多い。※太字はメインキャラクター。1967年1968年1968年1969年1970年1971年1972年1973年1974年1975年1976年1977年1978年1979年1980年1981年1982年1983年1984年1985年1986年1987年1988年1989年1990年1991年1992年1994年1999年2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2011年2015年1985年1987年1988年1989年1990年1991年1993年2003年2004年2006年2010年1968年1972年 1973年 1978年1979年1980年 1981年1982年 1983年1984年1985年1986年1987年 1988年 1989年1990年 1991年 1992年 1993年1994年1996年 2000年2002年 2004年 2006年2007年2013年1990年1993年1994年1995年1996年1997年1998年1999年2000年2002年2008年2010年2015年
出典:wikipedia
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