若江線(じゃっこうせん、じゃくこうせん)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)の湖西線近江今津駅(滋賀県高島市)と小浜線上中駅(福井県三方上中郡若狭町)を結ぶ計画だった旧国鉄の鉄道路線であり、その鉄道路線に先行する形で日本国有鉄道自動車局(国鉄バス)・西日本旅客鉄道・西日本ジェイアールバス(西日本JRバス)が運行する自動車路線である。江若鉄道の未成区間を引き継ぐ形で、1922年公布の改正鉄道敷設法別表第77号に「京都府山科ヨリ滋賀県浜大津、高城ヲ経テ三宅ニ至ル鉄道」(三宅とは上中のこと)として予定線に組み込まれた。鉄道建設に先行する形で近江今津 - 上中 - 小浜間に国鉄バス若江線が運行されたが、この路線は鉄道線の短絡という使命も有していた。しかし、1970年代から国鉄の経営が悪化し、国鉄分割民営化によって鉄道敷設法が廃止されたため、鉄道計画は法的な根拠を失うことになった。その後は滋賀・福井両県が主体となる琵琶湖若狭湾快速鉄道(若狭リゾートライン)として構想がなされており、特に小浜市などでは誘致運動が続いているが、具体化の目処は立っていない。当路線は西日本ジェイアールバスが運行している。また、江若交通(江若鉄道の後身)が乗車券を含めた共同運行を行っていた時期があった。小浜市への鉄道路線は、若狭湾に沿って走るJR西日本小浜線があるが、京都・大阪方面へは東舞鶴駅または敦賀駅のどちらを経由しても遠回りで時間がかかり、若江線とJR湖西線を乗り継ぐ経路が最速、最短経路となる。このため、小浜駅や上中駅では、当線・近江今津駅経由での京都・大阪方面への乗車券も発売されている。2008年3月15日ダイヤ改正で2往復の減便が行われたほか、最終便が上下とも1時間繰り上げられた。沿線の高島市は、市内の同線を利用した乗客に応じて補助金を拠出する制度を設けるなど利用促進のための施策を行っている。2015年3月14日時点では1日13往復の運転で、大阪・京都方面からの湖西線新快速が近江今津駅に到着後、接続する若江線のバスが約10分後に発車するダイヤとなっており、この乗り継ぎを利用すると、京都 - 小浜間の所要時間は2時間程度となる。また、大阪 - 小浜間でも高速バスより所要時間が短くなる場合もある。一方、近江今津以北と若江線との接続については、あまり考慮されていない。前記の新快速のほか、近江今津駅に停車する特急「サンダーバード」と接続する便もある一方、京都駅発着の湖西線普通(京都駅 - 近江舞子駅間も各駅に停車)と約10 - 15分以内で相互接続する便は、朝晩に数本程度残っているだけになっている。近江今津駅(JR湖西線と連絡) - 今津西町 - 高島高校前 - 今津支所前 - 弘川口 - ざぜん草前 - 下弘部 - 上弘部 - 梅原口 - 上藺生 - 古野 - 北生見 - 近江追分 - 保坂 - 近江角川 - 近江杉山 - 天増川口 - 下大杉 - 橘町 - 若狭熊川 - 下新町 - 新道口 - 瓜生口 - 関 - 瓜生天満前 - 若狭仮屋 - 若狭大森 - 上中病院前 - 上中(JR小浜線と連絡) - 三宅小学校前 - 天徳寺 - 若狭神谷 - 野木口 - 日笠 - 新平野駅口 - 平野口 - 大興寺 - 東市場 - 若狭国分 - 遠敷 - 検見坂 - 木崎橋 - 湯岡橋 - 湯岡 - 関電前 - 小浜駅(JR小浜線と連絡)
出典:wikipedia
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