「真夜中の閲兵」(まよなかのえっぺい、露:"Ночной смотр")は、ミハイル・グリンカが1836年に作曲した歌曲。副題は『ファンタジア』(露:"фантазия")。演奏時間は約4分。詞はヴァシーリー・ジュコーフスキーによるが、ヨゼフ・クリスティアン・フォン・ツェドリッツ(1790年 - 1862年)がドイツ語で書いた作品の翻訳である。ツェドリッツの原詩にはカール・レーヴェが付曲している。抒情的な作品が大部分を占めるグリンカの歌曲の中で極めて異彩を放つ曲で、次世代に当たるアレクサンドル・ダルゴムイシスキーやモデスト・ムソルグスキー等のデクラメーション様式による歌曲を先取りしたものとなっている。内容はナポレオンと彼の軍隊の亡霊を描いていて、作曲した年の冬に、作詞者とアレクサンドル・プーシキンを前に自身優れた歌い手でもあったグリンカにより歌唱された記録が残っている。元来はピアノ伴奏であるが、後に管弦楽伴奏版も作られている。「行進曲調」と指定されている。暗鬱な葬送行進曲のようなピアノの前奏で始まり、独唱にこの音型が引き継がれ何度も繰り返される。
出典:wikipedia
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