『超人戦隊バラタック』(ちょうじんせんたいバラタック)は、1977年(昭和52年)7月3日から1978年(昭和53年)3月26日までテレビ朝日系で毎週日曜日18時00分から18時25分に全31話が放送された、東映動画製作のロボットアニメ。『鋼鉄ジーグ』『マグネロボ ガ・キーン』に続く、マグネロボシリーズの第三弾。また、スポンサーのタカラの「マグネモシリーズ第4弾」と当時の広告に記載されている。なお、マグネモシリーズ第2弾は『ゴワッパー5 ゴーダム』である。ダイナミック企画や渡辺宙明がスタッフから外れるなど、『マジンガーZ』『鋼鉄ジーグ』などと比べ、かなり作品のカラーが異なる。磁石で各パーツが合体したり、状況に合わせてパーツを交換するのは一緒であるが、ジーグやガ・キーンが、操縦者がロボットと合体して操縦する形式なのに対し、バラタックは司令機からテレパシーで遠隔操縦する形式となっている。放送中にも主要スタッフが大幅に変動しており、『ガ・キーン』まで参加していた山浦弘靖は他のテレビ作品への参加のため、第19話で降板し、さらに、星山も『無敵超人ザンボット3』の脚本に専念するために第28話で降板し、残りの脚本は藤川、安藤の二人のローテーションになった。特にマグネロボシリーズの前2作と比較して、コメディ色が強い作品になっている。これは敵側(ゴルテウス側)に顕著で、主人公側(バラタックシークレット側)は基本的に真面目に地球防衛しており、敵味方側の温度差の違いが本作の特色である。また、原作の池原成利自身によるコミカライズがなされているが、こちらはシリアスな内容となっている。本作は、第31話で制作を終了している。本放送時は途中3話分の再放送、および最終回後に3話分の再放送を加わえた3クール全37話分で放送が行われた。また、本放送終了以降、1980年代初頭に放送されたのを最後に地上波やBS・CS含め再放送は行われていなかった。しかし、2008年末より東映チャンネルにて放送され、2010年には初めての映像ソフト化となるDVDソフトが発売された。地球から11光年離れたイプシロン星のシャイディーン総統は、地球の加藤博士が研究している惑星間を自由に移動できるタイムリンクル理論の存在を危惧し、地球に特使を派遣して加藤博士に共同開発を提案しようとしていた。だが、親善使節団(シャイザック)を任された爬虫類型人類である司令官ゴルテウスは、自らの欲望(我侭)を優先させて命令に背き地球侵略を開始してしまう。そしてタイムリンクル理論が完成することで、母星に越権と不祥事が発覚することを恐れたゴルテウスは、加藤博士の家族を人質に取り研究を止めさせようとする。母と兄を人質に取られた加藤博士の息子ユージは仲間達とともに、合体指令メカ・ペンタゴラスと状況に応じ変形合体が可能な巨大ロボ・バラタックでゴルテウスのムチャクチャでヘンテコな作戦を阻止していく。青二プロ所属の声優が担当。いずれもノンクレジットである。地球防衛のために開発された巨大ロボ。手足や首などの各パーツが磁力で結合しており、戦況に合わせてパーツ交換でさまざまな形態に変形して戦う。全長80m、体重7000t。バラタックシークレットという地球防衛のために密かに作られた戦闘部隊に所属する5人の超能力者が指令機ペンタゴラスから送るテレパシーをバラタックの口にある受信機で受信することによって遠隔操縦される(テレ・インジェクト)。パーツ変更もテレパシーで指令を送ることでスムーズに行うことが可能である。至近距離なら5人がバラタックに直接を送信して操縦することも可能。上記の通り、マックがバラタックとシークレットベースを作り上げたとされているが、DVDの付録についている「横山賢二プロデューサーに聞く超人戦隊バラタック5つの謎」では、「バラタックを開発・建造したのは加藤博士です。機密保持のためにマックが博士の記憶を一旦消していて」と解説されている。ただし超能力を用いて操縦するという特殊なシステムのため、少なくとも超能力者であるマックが何らかの形で関わっていることは確かといえる。バラタックの頭部は前期型と後期型が存在する。第28話で行われた強化改造によりオート機能が付加され、1時間だけバラタックがペンタゴラスからの指令なしに自由に動けるようになった。アタッチメント選択で両腕を武装ユニットと交換することも可能。パーツは交換時にバラタック・シークレットベースから磁力光線で運ばれて「パーツ・チェンジ」の掛け語で換装する。選択においてはマックの一存ではなく、5人全員のテレパシーによる賛否が一致した物が“最も適切”として使われる。タイプチェンジとはバラタックの頭部と胴体のコアパーツ以外を全て取り替え、戦況に合わせた形態に変わる機能。地上・地中型、空中型、水中型の3種類のタイプがありアタッチメント選択で選ぶ。交換用パーツはバラタック・シークレットベースから磁力光線で運ばれて「チェンジ・ブラック(ブルー/グリーン)・バラタック」の掛け声で換装する。このとき、バラタック上半身部分の基本色が赤色から各形態に準じたカラーリングに変化する。バラタックシークレット5人が乗り込む戦闘機。2号と3号、4号と5号は外見上は同じ機体である。また、1号機と2・3号機、1号機と4・5号機の3機合体や、2・3号機同士や4・5号機同士の2機合体などのバリエーションもある。トロッター5機が合体した形態。5機が合体することで戦闘能力が強化され、テレ・インジェクト形態への変形が可能になる。増幅したテレパシーを機首から送信することでバラタックの遠隔操縦を行う。バラタック完全稼動に必要なテレパシーは5人分だが、1人欠けてもバラタックを動かすことは可能。ただし、攻撃力が著しく落ちて操縦が困難になる。ゴルテウス側は最後までテレ・インジェクトのメカニズムに気づくことはなく、第30話で人質交換によりバラタックを奪ったにもかかわらず、操作方法が分からなかったために最終話でそのまま返り討ちにされた。玩具ではトロッター1号以外の機体は2機で1セットでの販売(劇中の2号・3号セットの玩具名称が「トロッター2号」、劇中の4号・5号セットの玩具名称が「トロッター3号」とややこしい商品名だった。ただし、劇中でのトロッターは号数で呼ばれること自体が殆どない)となっていた。ペンタゴラスのセット販売もあった。OP映像、およびED映像では、歌詞テロップが表示された(同時間枠の前番組『マグネロボ ガ・キーン』では、EDの歌詞テロップが表示されなかった)。
出典:wikipedia
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