国道327号(こくどう327ごう)は、宮崎県日向市から美郷町・諸塚村・椎葉村を経由して熊本県上益城郡山都町に至る一般国道。椎葉村の音ヶ瀬大橋からは国道265号と重複するため、実質的には日向市と椎葉村を結ぶ路線となる。開通時の経緯(後述)から美郷町西郷田代 - 椎葉村間には百万円道路の通称がある。単独区間のほとんどは耳川と並走する。支線として東九州自動車道日向インターチェンジと国道10号、県道226号土々呂日向線を結ぶ路線が存在する。2009年4月15日、椎葉村松尾で高さ約百メートル以上の斜面が崩落した。このため、現場付近が全面通行止めとなり、迂回路は耳川を挟んだ対岸の村道を利用できるが、2トン車以上の大型車の通行は出来ないため、2トン以上の該当車は国道265号などを利用することとなる。住友財閥が電力開発(発電用ダムの建設)の代替条件として1928年から整備を開始。一部区間を整備した後、残りの部分を宮崎県が建設を進め1933年に富高(現在の日向市中心部)と椎葉を結ぶ県道として完成した。このときに住友財閥が建設費として100万円を寄付したことから「百万円道路」という通称がついた。開通と同時にバスも開通し、椎葉・諸塚両村の物流などに多大な変革をもたらした。この影響で富高方面との交流が深くなったため、1949年には椎葉村と諸塚村の所属郡が西臼杵郡から東臼杵郡に変更されている。開通当時こそ2間(約3.6メートル)ほどの幅でも十分であったものの、自動車が普及するにつれ交通に支障をきたすようになった。この対策として道路拡張工事が順次実施されており、現在単独区間内では諸塚村 - 椎葉村間を除いておおむね2車線道路に整備されている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。