『地球防衛企業 ダイ・ガード』(ちきゅうぼうえいきぎょう ダイ・ガード)は、1999年10月5日から2000年3月28日までテレビ東京系列局各局で放送されたロボットアニメ。全26話。本作の漫画版(菅野博之、全3巻)および小説版(青木智彦、全2巻)が角川書店より発売された。西暦2018年、突如日本に出現した謎の物体「ヘテロダイン」。ヘテロダインに対しては軍による総攻撃も意味を成さず、最終的にOE兵器の使用という惨事をもたらして、事件は終結した。それを撃退するために国連安全保障軍(安保軍)が建造したスーパーロボット「ダイ・ガード」は、事件後に制定された「界震災害関連法」に基づき、安保軍の対ヘテロダイン部隊が民営化され同軍が筆頭株主であり対ヘテロダイン対策を主目的とする民間の警備会社「21世紀警備保障」に移管されたが、その後12年間ヘテロダインが現れなかったことから「無用の長物」と化し、ダイ・ガードの維持管理も企画開発部の「広報2課」が広報活動の一環として行っていた。西暦2030年のとある秋の日、熱海に突如としてヘテロダインが出現。現場に居合わせたダイ・ガードのパイロットにして21世紀警備保障の社員である赤木は、避難命令を無視してダイ・ガードを動かし、災害支援に出動する。強力な電磁波によって発生する自然現象「界震」により発生する災害(正確には生物のように振舞う物体)の総称。いわば「怪獣」とでも呼称するような、奇怪な外見と巨体を持った存在だが、明確な意思や知能、目的を持ったものは極めて少ない。また、触手状の部位を持つ個体が多いという特徴もある。ダイ・ガードの敵ではあるが、その実彼らは作品内において、常に「自然災害」に近い描写をされており、いわば台風や地震のようなものとされている。また、界震の度合いも、「ブレス」「ヘクトブレス」と言った低気圧におけるパスカルに準ずる単位で表されている。ヘテロダインは一種の量子力学的な存在で、界震によって三次元世界と共振した並行異世界(複素数次元)から流入したエネルギーが、フラクタルノットを核として生物のようなふるまいを見せている状態の事を言う。界震は地震等によって発生する膨大なエネルギーの放射や放電等によって引き起こされる場合が多いので、必然的に地震の多い日本でのヘテロダインの発生が顕著ではあるが、世界全体的に発生例が確認されている模様(漫画版ではダイ・ガードの各国仕様がある位には発生している)。電磁波や磁場に対する指向性が強いらしく、それらが豊富な人間の経済活動拠点に向けて進行する癖を持っている。劇中ではそれを利用してある程度の進路誘導が可能なことが証明されている。その指向性から人類の文明圏に向けて侵攻するため、人類の手によって排除されるが、時には無害なものも存在する(結果的に生体が人類の害になっているか、存在が邪魔になっているだけで、「攻撃」を行う個体は極めて少なく、それも自衛目的である)。中にはそのまま放置されたものや、人類の攻撃により被害が拡大してしまったものもある。たった1個の核からなる多積層型構造体でもあり、核に対する直接攻撃以外の大半は無効に近い。劇中の12年前では核兵器にも似た破壊力を持つOE兵器の使用により辛うじて倒すことに成功している。ただし、小説版によれば、そのOE兵器ですら外殻を破壊したのみで、消滅させるには至らなかったらしい。核であるフラクタルノットが地球上の成分を取り込み巨大化する性質を持っている。構成は界震が発生した地点に存在したものが大半である。成分によって対処することができ、界震値の減少といった形で沈静化することも可能である。ただし、通常兵器による攻撃では概ね活動が活性化してしまっている。2000年04月05日に発売されたオリジナルCDドラマ。最終回にて巨大ヘテロダインを倒した後に開催された21世紀警備保障の新年会の様子が収録されている。コメディタッチで物語が進行し、本編では見せなかった登場人物たちの意外な素顔などが描かれている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。