セガネットワーク対戦麻雀MJ2(セガネットワークたいせんマージャン エムジェイツー、以降MJ2)は、株式会社セガ(後の株式会社セガ・インタラクティブ)が業務用アーケードゲームとして販売しネットワークを運営する、オンライン対戦ができる麻雀ゲームである。日本プロ麻雀協会の公認を受けている。『セガ四人打ち麻雀MJ(以降MJ1)』から続くMJシリーズの2作目である。ネットワークを通じ全国の他店舗のプレイヤーと対局でき、日本プロ麻雀協会公認のプロ雀士(以下、プロ雀士)が、コンピュータープログラムではなく、生身で対局することも魅力の一つとなっている。また、発表当時、セガの開発子会社であったSEGA-AM2が開発しているため、3Dポリゴン表示による雀卓とプレイヤーの手の動きがリアルに再現されており、演出とあいまってゲーム性を高めている。これにより、ライブモニタでは、テレビ番組「芸能界麻雀最強位決定戦 THEわれめDEポン 生スペシャル」(フジテレビ)を模したような派手な実況中継が展開されているのが特徴である。なおMJ2におけるオンラインサービスは2006年3月31日を以て終了しているため、オンライン対戦やMJ.NETのMJ2対応コンテンツの利用はできなくなっている。数台の対局プレイ用筐体(サテライト筐体)と1台のライブモニタ筐体にわかれる。なお、サテライト・ライブモニタ共に、MJ1との互換性はない(MJ1はダービーオーナーズクラブの筐体を流用していた)。システム基板はMJ1はNAOMIだったが、今作からChihiroに変わった。サテライト筐体とは、プレイヤーが対局時に操作する端末である。硬貨投入口とMJ2メンバーズカード挿入口、タッチパネルモニター、捨牌選択と鳴き・アガリ・キャンセル・リーチ・スタートの各ハードボタンからなる。MJ1ではハードボタンのみでの操作しか出来なかったが、MJ2以降はタッチパネルを採用しているため、操作は画面を直接触れて行え、容易かつ直感的な操作が可能となっている。以下に対局中にタッチパネルで行える主な操作の一部に付いて記す。従来のMJ1ライクな操作も出来るようにハードボタンも引き続き実装された。基本的な操作はタッチパネルとハードボタンのどちらでも可能であるが、アガリに限ってはこのボタンを押して(叩いて)行う人を多く見受けられる。なお、役満を和了すると設置店舗の「店内役満和了者」に記録され、サテライト筐体で確認できる。雀卓の羅紗の色柄は対局モード(後述)によって異なっており、等となっている。ライブモニタとは、対局用とは別に用意された中継用の筐体である。サテライト筐体の空席状況と各席プレイヤーの現時点の得点状況と段位情報のほか、全国イベント情報、今月のリーグ戦参加予定のプロ雀士とMJ.NET認定雀士の紹介、イベントのランキング、プロリーグ情報のほか、巧い打ちまわし・高得点の和了・高段位者同士の対局などを実況・解説付きで放映し続ける。ライブモニタで中継される対局は、下記のタイトルで放映されている。なお、不正防止の観点から、LIVE中継は、サテライト筐体プレイヤー視点中心の、若干遅れをもって中継が展開されている。MJ2のバージョンアップが行われる際は、ライブモニタにGD-ROMを入れ換えることで、サテライト筐体と共にバージョンアップを行うことができる。MJ2はバランス調整や操作性向上の為に時々バージョンアップが行われている。2005年6月時点でMJ2の最新バージョンは"バージョンE"である。この前のバージョンDから新たに新機能・新ルールが採用されている。対局を行う場合の大まかな流れは次のようになる。MJ2メンバーズカードとは、プレイヤーの対局記録などの個人情報を保存するための専用のカードである。MJ2はメンバーズカード無しでもプレイ可能であるが、カード無しでは段位の昇格などに制限があるうえに、対局記録を引き継いだ継続プレイ時にはゲストIDやパスワードの入力が必要になるため、通常はカードをあらかじめ準備してプレイすることが多い。カードは設置店舗で自動販売機または店員との対面で購入できる。MJ1のメンバーズカードは磁気カードだったが、MJ2メンバーズカードからは非接触型ICカードになっており、使用期限は無いが250回の使用回数制限が付いている。残り使用回数が少なくなった場合は新たにカードを購入し、使用中と新規のカードを2枚重ねでサテライト筐体に挿入することでカード内のデータを移動できる。MJ1のカードデータも引き継ぐことができた。引き継ぎは筐体で行い、MJ1のカードのアクセスコードをMJ2の引き継ぎ画面に入力することで段位やアイテムなどのデータを引き継ぐことができた。引き継ぎは一度しかできないが、引き継いだ後のMJ1のカードは引き続きMJ1でプレイすることができた。MJ2メンバーズカードにより、プレイヤーは段位認定を受けたり、カードに記載のアクセスコードによりMJ.NETのサービスを利用できる。プロ雀士とMJ.NET認定雀士には、それら専用のメンバーズカードがセガから発行されている。現在のところ、MJ2メンバーズカードの再発行サービスは行われていないが、時折、プロ雀士がカードを紛失してしまい、専用カードを再発行するという事件が発生している。プレイヤーは、オンライン対局を行うことによってゲーム内での段位が認定される。級位及び段位は"経験値"によって判断される。経験値は、現在の級位及び段位によって増減値は異なるが、高順位で対局を終了したり、評価ポイントを貯めることにより増えてゆく。対局を強制中断したり低順位を取ると、当然減少してしまう。最新バージョンのMJ2では発生しにくくなったものの、ネットワークトラブルによりサテライト筐体の動作が止まった(ハングアップした)場合も、強制的に経験値が減少してしまう。プロリーグでは、レギュラーリーグに比べ、最下位での経験値減少が若干緩和されている。十段から強者以上の上級段位へ昇格する場合、経験値でも昇格できるものの、そのための経験値が遥かに高い。このため、プロリーグでのリーグ階級昇格または維持など一定の条件を満たすことで、幻球を獲得し強者に昇格できる。強者以上の上級段位では、所持している幻球の種類と数により段位認定をしている。幻球は主に同階級の幻球所持者同士の幻球を取り合うことで増減する。この対局は幻球争奪戦とよばれている。他にも連勝や連敗、プロリーグ(後述)の階級の昇降格や維持によっても増減する。強者以上の階級でも経験値の増減がある。幻球が1つもなくなった場合、強者から経験値に応じた段位に降格となる。評価ポイントとは主に、他家のアタリ牌を手に止めておく事、または他家の和了手変更によりアタリ牌ではなくなった牌を捨てることなどより獲得できるMJ2独自のシステムである(ただし、振り込んでしまったり、自ら先に和了ってしまった場合は得られない)。他にプロ雀士や認定雀士に勝利することで得られることもある。級位及び段位は一定数の評価ポイントを貯めることにより経験値が1増加する。強者以上の上級段位では一定数を貯めることで、アイテムを1つ獲得できる。ただし、リーグ階級が降格すると、評価ポイントが減少する。MJ2からリーグ戦モードが追加された。リーグ戦は東風戦・半荘戦別にそれぞれ、A1-C3のレギュラーリーグと、S1-S3のプロリーグに別れている。プレイヤーは各リーグ階級に所属し、同じクラスの他のプレイヤーと対戦して上位リーグ階級を目指す。なお、レギュラーリーグへは初段以上であれば参加可能だが、プロリーグへの参加には後述する参加権が必要である。原則、一定期間ごとの基準日(レギュラーリーグは毎週日曜日、プロリーグは7日、14日、21日、28日)で一旦締め切り、一定数以上の対戦を消化したプレイヤーの成績による入れ替えで、基準日翌日に階級を移動する。リーグ階級内で成績上位のプレーヤーは階級を1つ昇格し、下位のプレーヤーは1つ降格する。上位階級を目指すにはある程度の戦数をこなし、かつ、それなりに良い成績を修める必要がある。レギュラーリーグA1階級を維持する、または各レギュラーリーグで非常に高い成績を修めると、対応するプロリーグ参加権を獲得できる(東風戦レギュラーリーグ→東風戦プロリーグ参加権・半荘戦レギュラーリーグ→半荘戦プロリーグ参加権)。東風戦プロリーグは偶数月の1日-28日、半荘戦プロリーグは奇数月の1日-28日にそれぞれ開催されている。プロリーグ参加権は東風戦・半荘戦別に、一開催月のみ有効である。従って、プロリーグS3階級から陥落した場合とプロリーグ参加権を消費した場合は、レギュラーリーグで改めてプロリーグ参加権を獲得する必要がある。前記の段位が短期での成績で上下するのに対し、リーグ階級はある程度まとまった成績で上下するのが大きな違いである。定期的に全国イベントが実施され、全国のプレイヤーが腕を競い合う。等がある。また、タイアップイベントとしてが開催されている。☆…門前役、※…食い下がり役MJ.NET(エムジェイ ネット)とは、セガネットワーク対戦麻雀MJ2ユーザー向けのネットワークコンテンツサービスである。アーケードゲームと連動しており等を行える。サービスは、パソコン向けサイト(http://www.sega-mj.com/mj.net/ )と、NTTドコモiモードおよびソフトバンクモバイルYahoo!ケータイ(VGS・3Gを除く)、au(KDDI)EZweb(WAP2対応機種のみ)に対応した携帯電話向けサイトがあり、いずれも有料(一部無料)である。MJ.NET認定雀士とは、MJ.NET登録プレイヤーの中で、オリジナルニックネーム申請が認可されており、卓越した麻雀センスと対戦成績を持つとセガが選出し認定した雀士である。MJ.NET認定雀士は毎月認定され、専用のメンバーズカードが贈呈される。設置店舗によっては特別優待を受けられる。
出典:wikipedia
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