国際数学者会議(こくさいすうがくしゃかいぎ、International Congress of Mathematicians、ICM)は数学界最大の会合であり、4年に一度、国際数学連合の主催により行われる。第1回会議は1897年にスイスのチューリッヒで行われた。1900年の会議では、ヒルベルトが興味のある問題として23の未解決問題を発表したことが20世紀の数学界に影響を与えた。今日では、それらの問題はヒルベルトの23の問題と呼ばれる。開会式では、フィールズ賞、ネヴァンリンナ賞、ガウス賞、陳省身賞 (Chern Medal) が授与される。会議ごとに、招待講演に基づく学術的な論文を含む議事録(プロシーディングス)が刊行される。1998年の会議には3,346人が参加した。会議中には、会議の主催者により選ばれた著名な数学者による21の1時間の全体講演と、169の45分間の招待講演が行われた。さらに、参加者による各15分間の発表が行われた。アメリカ数学会は、2006年の会議の参加者は4,500人を超えたと発表した。2014年の会議は韓国のソウルで開かれた。1897年に国際数学者会議が始まって以来、日本人の全体講演者は、伊原康隆、角谷静夫、柏原正樹、加藤和也、佐藤幹夫、中島啓、深谷賢治、三輪哲二、望月拓郎、森重文の10人のみである。全体講演者ではないが、志村五郎は招待講演者として4度、広中平祐、岩澤健吉、荒木不二洋は招待講演者としてそれぞれ2度、小平邦彦は招待講演者として1度招聘されている。一方、アメリカの大学の研究者で2014年の国際数学者会議に招聘された全体講演者は10人である。プリンストン大学の現・数学科教授28人中26人(約93%)、東京大学大学院数理科学研究科理学部数学科の現・教授28人中9人(約35%)が国際数学者会議の全体講演者または招待講演者であり、国際数学者会議の全体講演または招待講演は一流数学者の証と言える。親子で講演者として招聘されているのは、1962年のストックホルムでの招待講演者の、その息子で1990年の京都での招待講演者の井草清(ブランダイス大学教授)がいる。
出典:wikipedia
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