久屋大通(ひさやおおどおり)は名古屋市中心部の栄を南北に貫く道路で、100m道路のひとつである。中央分離帯にある公園も含めた幅員が約100mほどある。名古屋市の中心市街地に位置する延長1738m、平均幅員112.17mの名古屋市道で、法令上の路線名を「名古屋市道久屋大通」という。道路の中央部にあるグリーンベルト帯は久屋大通公園といい、その規模は延長1381m、平均幅員78mあり、都市公園法に基づく公告により都市公園区域に指定されている。戦後、名古屋市の戦災復興土地区画整理事業の換地方式によって誕生した久屋大通は、久屋大通公園を挟んで東西に分かれて、それぞれ一方通行になっている。久屋と言う地名は、尾張徳川藩初代藩主である徳川義直が、末長く繁盛することを願って久屋町と命名したことが由来である。「久屋大通」の名は従来より道路の通称として用いられていたが、1984年(昭和59年)に名古屋市が市内の道路の愛称を公募した際に、そのまま道路の愛称として制定した。外国の道路と姉妹提携を結んでおり、通りに面して専門店や飲食店、緑地公園があるなど共通点が多いことから、パリのシャンゼリゼ通りと友好提携を結んでいる。1986年(昭和61年)8月10日の道の日に、名古屋市を代表するシンボルロードとして、旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された、「日本の道100選」のひとつに選定されており、ほかにも1994年(平成6年)に、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」のひとつに選定されている。道路幅員においては、若宮大通(100m)や札幌の大通公園(105m)をしのぎ、日本一の広さがある。久屋大通には、道路本来の機能のほか、名古屋市の経済、社会、文化活動に必要な施設が集まり、鉄道やバス交通インフラとあいまって、都心部と生活地域を結ぶ重要拠点の役割を果たしている。地下には、鉄道が走っており、名古屋市交通局の地下鉄東山線、名城線、桜通線が通り、矢場町駅、栄駅、久屋大通駅があるほか、名古屋鉄道瀬戸線も通り、栄町駅がある。3ケ所の地下商店街と合計2000台収容できる地下駐車場が3ケ所開設されており、名古屋駅前地下商店街と並び、市内の人通りが最も多い所となっている。地上では、中央部にバスターミナルがあり、ここから市内に放射状にバス路線が延びる。特に目を引く施設は、展望台もある名古屋テレビ塔で、塔の高さは180mある。中央緑地帯(久屋大通公園)は、国道19号を跨ぐセントラルブリッジがあり、姉妹友好都市のロサンゼルス、メキシコシティ、南京、シドニーとの提携を記念してつくられた親善広場や、各都市から贈られた記念モニュメントならびに、「蕉風発祥の地」文学碑など多くの碑や彫刻がある。また噴水や花時計、庭園、それに名古屋市木であるクスノキをはじめとする多くの樹木が植えられ、名古屋市街地の中心の貴重な緑地景観を有する道路空間を形成しており、名古屋都心のオアシスとして市民に親しまれている。各種イベントの開催地にもなっており、名古屋まつりの宵祭り、まるはちの日、環境デーなごや、音楽コンサートなど年間200件以上の祭りや文化イベントが催される。大東亜戦争で、米軍の空襲によって焼き尽くされた名古屋市の中心部に、都市計画の一環として整備された大通り(街路)で、防火が整備最大の目的であった。このため、道路の幅員が大きく取られ平均幅員が100mを越える大通りとなった。建設当初は、飛行機の滑走路ができると騒ぎ立てる人も少なくなかったといわれる。1989年(平成元年)に、パリのシャンゼリゼ通りとの姉妹提携が結ばれた。この数年前に東京・銀座がシャンゼリゼ委員会に姉妹提携を持ち掛けたものの断れられたという経緯があり、名古屋のシンボルロードとして、シャンゼリゼ通りとの姉妹提携は名古屋市民の誇りとなっている。名古屋市営地下鉄名古屋鉄道
出典:wikipedia
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