『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(スター・ウォーズ エピソードファイブ/ていこくのぎゃくしゅう、原題:"STAR WARS EPISODE V:THE EMPIRE STRIKES BACK")は、1980年に公開されたアメリカ映画。アメリカのスペースオペラである『スター・ウォーズ』シリーズにおける実写映画本編の第2作品目で、ルーク・スカイウォーカーを主人公とする旧三部作の第2章『エピソード5』に当たる。公開当初のタイトルは『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』だったが、後年現在のタイトルに変更された。1997年の《特別篇》公開、2004年のDVD版や2011年のブルーレイ版の発売に際し、その都度最新のCG技術などを用いて一部内容の修正・変更が行われている。1980年公開時の国際版ポスターのイラストは、日本人のイラストレーターの生頼範義が手がけた。遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。ヤヴィンの戦いから3年。デス・スターを反乱同盟軍に破壊された銀河帝国軍の反撃は激烈を極めた。反乱軍は帝国軍によりヤヴィン秘密基地から撤退を余儀なくされ、氷の惑星ホスにエコー基地を設立したのである。ダース・ベイダーは反乱軍、そしてルーク・スカイウォーカーを捜索するため調査用のプローブ・ドロイドを銀河系の各地に大量に放っていた。ホスにも一体のプローブ・ドロイドが隕石に擬態して着地した。その時ホスではルークとハン・ソロが原住生物トーントーンに乗ってパトロールを行っていた。ルークは落ちてきた隕石を発見し調査しようとしたが、雪原の怪物ワンパに襲われ気を失ってしまう。一方先にエコー基地に戻ったソロは司令官のライカン将軍に反乱軍を離れ、ジャバ・ザ・ハットに金を返したいと告げた。レイア姫はソロに残るよう説得するが、失敗に終わる。やがてソロはルークがまだ戻っていないことを知り、危険も顧みずルークの救出に向かった。ワンパの棲み家に囚われていたルークはフォースとライトセーバーを使って脱出に成功するが、猛吹雪の中で倒れてしまう。が、そこにフォースと一体化したベン・ケノービ(オビ=ワン・ケノービ)の霊体が現れ、ルークに惑星ダゴバへ行きジェダイ・マスターのヨーダから学ぶよう告げる。幸運にもルークはその直後ソロに救出され、翌日にエコー基地に帰還した。偵察機から不審な物体を発見したとの通報を受け、ソロとチューバッカはその調査に向かい、帝国軍の放ったプローブ・ドロイドだと突き止める。報告を受けたライカン将軍は帝国軍に基地の場所が察知されたことを悟り、基地の全軍に撤退命令を出した。ベイダー率いる帝国軍の「死の小艦隊(Death Squadron)」はホス近辺に到着するが、オゼル提督のミスで反乱軍に艦隊到着を気付かれてしまい、エコー基地のシールド展開を許してしまう。激怒したベイダーは失態を犯したオゼルをフォースグリップで処刑し、その場でピエット艦長を新提督に任命し、ヴィアーズ将軍にAT-ATによる地上攻撃でシールド発生装置を破壊させるよう命じた。同盟軍は貴重な物資を積んだ貨物船が脱出する時間を稼ぐため、歩兵・スピーダー部隊が必死に応戦を試みるが厚い装甲に覆われたAT-ATに歯が立たず、遂にシールド発生装置を破壊されてしまう。ミレニアム・ファルコンを修理していたソロとチューバッカは逃げ遅れたレイアと3POを乗せ基地から脱出。そして生き残ったルークは地上戦が終了した後Xウイングに乗り、R2-D2を伴って、オビ=ワンの言葉に従い惑星ダゴバへ向かう。一方、ソロ達を乗せたファルコンは執拗な帝国軍の追撃を受け、ハイパードライブの起動を試みるが、修理が不十分であったため失敗。機転を利かせたソロはホスの付近にある小惑星帯に逃げ込み、何とか追っ手を振り切る。ファルコンの修理を行う中で、ソロとレイアは急速に距離を縮めていく。しかし、逃げ込んだ小惑星の穴は巨大な宇宙の怪物スペース・スラッグの巣であることが分かり、ファルコンは飲み込まれる寸前に脱出する。味方艦隊の遅々として進まぬ捜索に業を煮やしたベイダーはボバ・フェットを始めとする銀河中の腕利きの賞金稼ぎを呼び寄せ、報酬を与える代わりにファルコン号を見つけ出すよう命じていた。ソロは再び帝国軍に発見されながらもスター・デストロイヤーの索敵範囲外に逃れ、旧友ランド・カルリシアンが執政官を務めるクラウド・シティのある雲の惑星ベスピンに向かう。しかし、ボバの乗るスレーヴ1が不気味にその後に追随していくのだった。一方、ベイダーはソロやレイア姫を取り逃がした部下のピエットらに対し苛立ちと不信感をあらわにしつつ瞑想に入っていた。だが、ピエットはその瞑想をも妨げる。怒るベイダーに対し、ピエットは恐怖の色を浮かべて「皇帝陛下がお呼びです」と報告する。皇帝は、デス・スターを破壊したスカイウォーカーの息子がフォースに騒乱を巻き起こしていると告げた。そしてベイダーは皇帝に、ルークをフォースの暗黒面に引き込むか、それを拒むなら抹殺すると申し出た。その頃ルークはダゴバに不時着するも、ダゴバは泥と沼だらけでとても人の住めるような星ではなかった。そんな折に現れた小柄な老人はR2にイタズラをしたり、ワガママを言うなどしてルークを困らせるが、この老人こそがルークの探している偉大なるジェダイ・マスター、ヨーダであった。ルークを試していたヨーダは、年齢を重ねすぎており、我慢強さがないルークの指導をためらうが、オビ=ワンの説得によりやっと修行を始める。しかしジェダイとしての意識が低いルークはフォースを完全に信じきることが出来ず、訓練は思うようにはかどらなかった。ある日、ルークはヨーダの「武器を持つな」という忠告を聞き入れずに謎の洞窟へ赴き、突如現れたベイダーの幻影と剣を交え、その首を切り落とす。ベイダーのマスクの下から現れた己の顔、即ち己の暗黒面の象徴にルークは戦慄する。クラウド・シティに到着したソロ達はランドからもてなしを受けた。しかしランドは帝国のクラウド・シティへの不干渉と引き換えに、ベイダーに彼らを売り渡す。ソロ達の危機を予知したルークは、ヨーダとオビ=ワンの制止を振り切ってベスピンへ飛ぶが、それを察知したベイダーはルークの捕獲・護送の手段として彼をカーボンフリーズ(炭素冷凍)にかける事を画策、ソロがその実験台とされてしまう。ベスピンに到着したルークは護送されるレイア達を発見し、その直後にベイダーと対決することになるが、その強大なフォースに翻弄される。冷凍室から下層の回廊、更にクラウド・シティ中核へと場所を移した戦いの末に、ルークはライトセーバーごと右手を斬り落とされてしまう。満身創痍のルークに、彼をフォースの暗黒面に誘うベイダーはある衝撃的な事実を告げるが、暗黒面への誘いを拒否したルークは奈落へ身を投げる。プリプロダクション段階で脚本を依頼していたリイ・ブラケットが降板(病床で初稿を書き上げ、1978年3月に癌で死去)したため、ジョージ・ルーカス旧知のスティーヴン・スピルバーグの紹介でローレンス・カスダンに白羽の矢が立った。前作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で美術を担当し、本作の第2班を兼任する予定だったジョン・バリーも、撮影開始後間も無く病死した。撮影は1979年3月イギリスのスタジオで始まる予定だったが、準備のためスタッフがイギリス入りした同年1月24日、使用する予定だったスタンリー・キューブリックの映画『シャイニング』のスタジオで火災が発生し撮影遅延が確実となったため、海外ロケが先に行われる事になった。ノルウェーのフィンスでのロケは吹雪に遭い交通が遮断され関係者には寒さによる凍傷の危険もある『シャイニング』さながらの撮影となったが、ノルウェーの軍と政府の協力もあって無事に終了した。前作終了後解散した視覚効果チームが再び結集。ただし前作で開発した画期的なカメラシステムを『宇宙空母ギャラクティカ』に投入したことでルーカスと法廷で争うまでに関係の拗れたジョン・ダイクストラに代わる視覚効果監督が必要となり、『2001年宇宙の旅』以来『サンダーバード』から『エイリアン』に至るまでイギリスのスタジオで特撮を多数手がけて来たブライアン・ジョンソンが招聘された。前作の視覚効果でファーストカメラマンだったリチャード・エドランドもSFXスーパーバイザーに昇進し、2名で"special visual effects"とクレジットされている。
出典:wikipedia
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