ちゅうバスは、東京都府中市のコミュニティバスである。名称は、府中市の「中(ちゅう)」。「ちゅう」がねずみの鳴き声にかぶる事から「ねずみのように機敏で小回りのきくバス」という意味も込められている。キャッチフレーズは、「ちゅう」をアルファベットの"Chu"と置き換え"Community bus in Heartful and Useful"(優しさと利便性をもつコミュニティバス)。シンボルマークにはピンクのねずみのキャラクターが採用されている。尻尾が葉の形をしているのは、府中市の掲げる「緑の府中」を意識して。運行は、京王バス中央・府中営業所に委託されている。運賃は乗車区間に関係なく1回の乗車につき全線100円で、現金および「専用回数券(21枚つづり2000円、ちゅうバス乗務員または府中営業所から購入可能)」のみが使用できる。「前乗り・後ろ降り」方式で運賃は乗車時に支払う(市を走る一般路線バスのほとんどは運賃後払い)。バス共通カード・PASMO・Suica・東京都シルバーパス・その他乗車券は利用できない。なお、未就学児は無料で利用できる。5路線7ルートのうち、6ルートが京王線府中駅を起点としている(一部始発を除く)。最も新しい「南町・四谷循環 四谷六丁目ルート」では初めて中河原駅が起点となった。2003年12月1日のちゅうバス運行開始時、府中駅より北東方面の「多磨町ルート」、南東方面の「是政循環」、南西方面の「南町・四谷循環」、北西方面の「北山町循環」の4路線が運行を開始。2008年3月25日、市が交通不便地域の解消を目的として平成9年にミニバス2台を京王電鉄バス(当時)に寄贈した事により運行開始した府31系統「府中駅〜武蔵野台駅南口〜競艇場前駅南口」を整理する形で府中駅より東南東方面の「押立町・朝日町循環 押立町ルート」(以下「押立町ルート」)、東方面の「押立町・朝日町循環 朝日町ルート」(以下「朝日町ルート」)が新たに運行を開始した。「押立町ルート」と「朝日町ルート」は「府31系統」利用者に不便でないよう武蔵野台駅南口で相互に無料で乗り継ぎができることから「押立町・朝日町循環」の名でひとつの路線として扱われている。これと同時に終車延長、「南町・四谷循環」と「北山町循環」について経路変更・路線延長がされている。2010年3月29日、中河原駅より北西方面の「南町・四谷循環 四谷六丁目ルート」(以下「四谷六丁目ルート」)が運行を開始。これは府中駅周辺を走行しない初の路線であるが、一部重複区間があるため「南町・四谷循環」に加えられる形となった。これにより従来の「南町・四谷循環」は「南町・四谷循環 よつや苑西ルート」に改められ、中河原駅において相互無料乗り継ぎの扱いを始めた(中河原駅では発着時間が調整され若干の便宜が図られている 重複区間での乗り継ぎには非対応)。これで5路線7運行ルートとなった。府中駅の北東方面、府中駅 - 多磨町間を片道運行。多磨町、多磨霊園、府中の森芸術劇場、府中の森公園、ルミエール府中などの近辺を走行する。府中駅の南東方面、府中駅 - 是政駅間を循環。是政、東京競馬場、多摩川競艇場、是政文化センターなどの近辺を走行する。2010年3月31日で、調布駅 - 是政駅間を結ぶ京王バス調50系統が廃止(車返団地折返場までの路線に短縮)。是政では一日3往復の府61系統と並び数少ないバス路線となった。東京競馬開催日などにダイヤが乱れやすく、一般塗装車により臨時運行されることがある。2012年から2015年3月までの間、中央自動車道府中バスストップに府中スマートインターチェンジを併設する工事のため一部区間を迂回して運行された。市内南西部の南町・四谷地区を循環する2つの系統。よつや苑西ルートは府中駅発着でよつや苑西を循環。南町、四谷、府中市郷土の森博物館、中河原駅、住吉町などの近辺を走行する。四谷六丁目ルートはちゅうバスで唯一府中駅を通らないルートで、中河原駅から発着し四谷六丁目を循環。住吉町、四谷、日新町、三屋通りなどの近辺を走行する。日新町・四谷北西部はかつて分倍河原駅 - 日野駅間を約20分間隔で京王バス分53系統が運行していたが、沿線のNEC府中事業所の通勤利用に左右され本数が激減(朝夕数本の運行)、これを補完する役割もある。なお、ルート開設に前後して分53系統は毎日上下1本にまで削減。2012年4月からはさらに削減され、日野駅発が平日朝に1本運行されるのみとなっている。2011年8月15日から一部ルートの再編・延伸が行われている。中河原駅でよつや苑西ルート - 四谷六丁目ルート間の相互乗り継ぎが可能(車内で乗り継ぎ券を発行)。市内北西の西原町、北山町などを循環する系統。分倍河原駅、美好町、東芝南門、本宿町、武蔵台文化センターなどの近辺を走行する。市内東部と府中駅を結ぶ2つの系統で、上述の通り両方の系統を組み合わせて循環系統として扱っており武蔵野台駅で押立町ルート - 朝日町ルート間の相互乗り継ぎが可能(車内で乗り継ぎ券を発行)。朝日町・多磨駅方面(朝日町ルート)⇔押立町ルート間の乗り継ぎに配慮したダイヤが設定されているが、若松町・府中駅方面(朝日町ルート)⇔押立町ルート間を乗り継ぐ場合は20分ほど待ち時間が必要となる。もとは京王バスが運行していた府31系統を踏襲したもので、各ルートとも一部区間が重複している。押立町ルートは循環区間の南側を通る系統で、東京競馬場を経由して小柳町、押立町などを通る。朝日町ルートは循環区間の北側を通る系統で、東府中駅、若松町、白糸台、朝日町、榊原記念病院を通る。これらの系統に限り他の路線と異なり60分間隔で運行されていたが、利用者からの要望も多かったことから2011年11月1日から2012年3月31日までの実験運行を経て、2012年4月1日から正式に30分間隔での運行が開始された。以下の路線同士は、ともに接続する該当バス停で乗り継ぎができる。その際、降車するちゅうバスの乗務員から乗継券を受け取る必要がある。この乗継券は、乗り継いだちゅうバスの乗務員によって乗車時に回収される。接続両路線で発行される乗継券はそれぞれ外見が異なるため誤用ができないようになっている。また、乗務員によって日付が記入されるため当日中にしか使用できない。
出典:wikipedia
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