スウェーデン・クローナ(svensk krona)は、スウェーデンの通貨。ISO 4217の通貨コードはSEKで、通称はセック。補助通貨単位はオーレ(öre)で、1スウェーデン・クローナは100オーレに等しい。1スウェーデン・クローナ=14.85円(2013年7月5日現在)。スウェーデン・クローナはスウェーデン中央銀行(Sveriges Riksbank)が発行している。現在スウェーデンは完全キャッシュレス化に向かっており、少額の買い物や子供の小遣いさえも電子マネーで支払うなど、電子マネーによる取引が著しく普及し、現金の地位は既に低下している。スウェーデンで発生した取引の90%以上が電子マネーによる取引で、現金の流通は僅少となっている。50オーレ(青銅貨)、1クローナ(白銅貨)、5クローナ(白銅貨)、10クローナ(アルミ銅貨)の4種の硬貨が流通している。50オーレの白銅貨は既に流通停止となり、2010年10月1日から使用停止となった。硬貨の図案は国王の肖像やモノグラムが中心になっている。現在流通している紙幣は、20クローナ(ラーゲルレーヴ肖像:紫)、50クローナ(ジェニー・リンド肖像:黄色)、100クローナ(カール・フォン・リンネ肖像:緑)、500クローナ(カール11世国王肖像:茶色)、1,000クローナ(グスタフ・ヴァーサ国王肖像)の5種類である。前国王時代には、5および10クローナの低額紙幣や、10,000クローナの高額紙幣(当時のレートで日本円約65万円相当)が発行されていた。なお、2006年1月1日より、20クローナ紙幣の青色で大型サイズのもの、それに100、500クローナ紙幣のホログラムストライプの付いていない旧紙幣は流通停止となった。50および1000クローナの紙幣もホログラムなどのセキュリティ強化版が発行されたので、このホログラムの無い紙幣も回収されつつある。2011年4月、新紙幣を2014年-2015年頃に登場させることを発表。新紙幣の肖像はそれぞれアストリッド・リンドグレーン(児童文学者、20クローナ)、(ミュージシャン、50クローナ)、グレタ・ガルボ(女優、100クローナ)、イングマール・ベルイマン(映画監督、200クローナ)、ビルギット・ニルソン(ソプラノ歌手、500クローナ)、ダグ・ハマーショルド(第2代国連事務総長、1000クローナ)と20世紀に活躍したスウェーデンの偉人を起用した。2003年9月にユーロ参加の是非について国民投票が行われたが、デンマークと同様に否決された。これは主に北部などユーロへの参加に保守的な立場の人々の票が影響したと思われる。実際に首都ストックホルムなど比較的大きい都市では賛成派が反対派を上回った。またこの投票の前にユーロ参加に積極的な立場を取っていた外務大臣・アンナ・リンドがストックホルム市内のデパートで刺殺される事件が起き、一時は過激な反対派の仕業かと思われたが、実際は精神病患者の突発的な行動であった。2006年9月にスウェーデンにおいて選挙が行われ、ユーロ導入に肯定的な穏健党が勝利したが、導入については、未だ白紙の状態である。 対ドル為替レート
出典:wikipedia
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