オルト (ortho-) は、ギリシア語で「正規の」を意味する接頭辞である。化学及び物理化学においては、以下のような化合物を区別するために使われる。ベンゼン環の2置換体の位置異性体のうち、2つの置換基が隣り合っているものにオルト("ortho"-、イタリックで、ハイフンをつける)をつける。言い換えれば、1位と2位の炭素原子に置換基があるものである(隣り合う番号は他にもあるが、命名規則により1位と2位となる)。"o"- と略して書く。オルトに対し、隣の隣(1位と3位)をメタ ("meta"- , "m"-) 、反対側(1位と4位)をパラ ("para"- , "p"-) という。また、ある置換基に注目したとき、その隣の位置をオルト位と呼ぶ。同じ酸化物を水和して得られるオキソ酸の中で最も水和度の高いものに、オルト(ortho-、ハイフンはつけず普通に一語にする)をつける。遊離の状態では存在せず、誘導体のみが知られているものもある。オルトホウ酸 (B(OH))、オルトケイ酸 (Si(OH))、オルトリン酸 (O=P(OH))、オルトギ酸 (HC(OH)) など。核スピンが0でない原子核が分子内において等価な位置に二つ以上有る時、その分子は核スピン修飾 (nuclear spin modification) による核スピン異性体を持つ。その中でもっとも合成核スピン量子数が大きい物をオルトという。例)オルト水素 "ortho"-H ("I" = 1)、" ortho " -CFH ("I" = 3/2)
出典:wikipedia
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