ラジアン(radian, 単位記号: [rad])は、国際単位系 (SI) における角度(平面角)の単位である。円周上でその円の半径と同じ長さの弧を切り取る2本の半径が成す角の値と定義される。日本の計量法体系では、ラジアンは「円の半径に等しい長さの弧の中心に対する角度」と定義されている。1ラジアンは度数法では で、およそ に相当する。 は弧度法においては であり、 は である。弧度(こど)とも言い、平面角の大きさをラジアンで測ることを弧度法と呼ぶ。あるいはラジアンで測った平面角を弧度法の角という呼び方をすることもある。ラジアンは、立体角のステラジアンに対応するものである。ラジアンは「弧と半径の長さの比」としての無次元数であり、その意味でしばしば単位 rad は省略されて書かれる。また、circular の略で という記号が用いられることもあるが、度の記号である「°」と見誤り易い。SI 及び計量法 では、ラジアンの記号は rad のみを認めている。定義から、扇形の中心角の大きさを ラジアン、半径を とすると、その扇形の弧の長さ と面積 はとなる。かつてはステラジアンとともに SI の補助単位の一つとされていた。1995年に補助単位は廃止され、ラジアンは次元 1 (= m/m)、すなわち無次元の組立単位として分類されている。一般的な用途に使われる表計算ソフトなどでも、組み込み関数は度数法ではなく弧度法で定義されている場合が多くなってきている。数学で三角関数を扱う時は、角度にラジアンを用いるのが普通である。その理由は、それが「自然」だからであり、多くの公式が簡潔に書けるようになる。例えば極限について基本的かつ単純な公式が成り立ち、以下のような公式も成り立つ。ところが度数法を用いると、微分をする度に定数倍のズレが生じ、例えばとなる。これに対して、ラジアンを角度の単位に用いると、その定数が 1 になるため、上に示したように種々の計算が単純になる。ラジアン毎秒(ラジアンまいびょう、記号: rad/s)は、国際単位系における角速度の単位である。ラジアン毎秒毎秒(ラジアンまいびょうまいびょう、記号: rad/s)は、国際単位系における角加速度の単位である。ラジアン毎秒毎秒は、1秒間に1ラジアン毎秒の角加速度と定義される。Unicodeには、ラジアンとその派生単位を表す上記の文字が収録されている。これはCJK互換文字であり、既存の文字コードに対する後方互換性のために収録されているものであるので、使用は推奨されない。
出典:wikipedia
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