NHK総合テレビジョン(エヌエイチケイ そうごう テレビジョン)は、日本放送協会(NHK)による地上基幹放送の一種別のテレビジョン放送で国内放送でもある。通称はNHK総合あるいは総合テレビ。また、英語で総合という意味を表す"General"からNHK GあるいはGTVとも表記される。前者は地上デジタルテレビ放送で東京(NHK放送センター)から送出される番組の放送時に、画面右上に表示されるウォーターマークなどで使用され、後者は群馬テレビ(群馬県)との混同を防ぐために協会内に限らないものの多くはNHKを冠す。新聞や雑誌などの番組表(ラ・テ欄)では、NHK総合・NHKテレビ・NHKのいずれかなど表記されているのはいろいろなものである。東京にて1953年2月1日開局(以降の開局は#沿革参照)。本チャンネルは日本初のテレビチャンネルである。「総合テレビジョン」という通称名は、同じく地上波で放送されるNHK教育テレビジョン(2011年からの通称:Eテレ)と対比して、総合編成を実施しているということから付けられたものである。日本全国でほぼ統一された番組編成をするEテレに対して、総合テレビではそれに比べて各地域ごとに異なる番組編成がなされる。そのため、アナログ放送での広域放送は関東広域圏(1都6県)のみで、その他の40道府県は県域放送がとられていた。デジタル放送では2004年に茨城県が、2012年に栃木県と群馬県が県域放送に移行し、広域放送は南関東4都県のみとなった。総合テレビの本放送開始当初、一般家庭へのテレビ普及には程遠く、テレビ番組として独自に制作をするには予算的にも厳しかったことから、NHKラジオの人気番組を本チャンネルで中継するということがしばしば行われていた。総合テレビの関東地区における全日視聴率(ビデオリサーチ社の調査)は、1963年から1986年までの24年間、各民放キー局を押しのけて、連続して1位を獲得していた。しかし1987年はフジテレビに全日視聴率1位を譲り、1988年・1989年は奪還したが、1989年を最後にその座から遠ざかっている。『NHK紅白歌合戦』があることなど(後述)から、年間視聴率1位は総合テレビの番組というケースが多い。2001年まで総合テレビの番組が年間視聴率1位の座を譲ったことがなかった(紅白についても1997年まで年間視聴率1位の座を譲ったことがなかった)。2002年以降は年によっては民放番組(主に国際スポーツ中継の日本戦)にその座を奪われるケースもある。各局毎の放送開始日は後述の"各局の放送開始日"を参照。地上波放送の特性を生かして、地域対象番組も放送している。主に、平日11時台、17~18時台、20:45~21:00、金曜日の19:30~20:43など。デジタル放送のデータ放送では地域のニュースや生活情報を見ることができる。震度5弱以上の地震が発生した時や猛烈な勢力を持った台風が日本列島に接近したときは、予定していた番組を変更・休止してニュースを放送する。台風や梅雨により長雨が生じる場合は終夜放送を行う。また、季節特番もある。民放では春季・秋季の番組改編時と年末年始を中心としてゴールデンタイムの特番を組むが、NHKでは改編期ではなく、帰省で視聴者層が多くなるお盆(8月中旬)と年末年始および祝日に特別編成を集中的に組んでいる。マルチ編成は基本的にはプロ野球やオリンピック中継とNHKニュース7が重なる場合や大相撲中継と同時間帯に放送される注目度の高いスポーツ中継が重なる場合などに限られている。毎週日曜日の4:10-4:13に動作試験の形で定期的に行なわれる(番組は毎週変わるが、2チャンネルとも同じ番組である)NHKプロ野球の場合、ローカル放送=宮城県・愛知県・九州沖縄など一部でも実施されているが、その場合、メインチャンネルは21時以降定時放送に戻るため途中で中継を飛び降りるが、サブチャンネルで継続して中継する事例がある。また、2006年4月から2007年3月までの間、静岡局では平日17:30~18:00の間、「ゆうどきネットワーク」(011)と「ゆうどきネットワーク東海・北陸」(012)のマルチ編成をレギュラー編成で行っていた。2013年からは、土曜のデーゲーム中継についても『土曜スタジオパーク』(13:50 - 14:50)の時間帯に、サブチャンネルでの中継を実施している。全編4:3で収録した一部の番組および一部の番組案内スポット(両サイドにグレーのサイドパネルがついているもの)では4:3テレビ使用時の場合、自動的に4:3に映像が拡大される画角情報を付けている。これは教育テレビでも同様である。但し、勢力の強い低気圧や台風関連の情報などL字画面を表示する場合はその間だけ4:3の映像拡大はされない(レターボックスのまま)。双方向番組に参加する際、事前に「かんたん登録」で名前(1人分のみ)・住所・電話番号を受信機に登録する必要があった。これはBShi、教育テレビのデータ放送でも設定可能だが、BShi・総合・教育のいずれかのチャンネルで1度登録すれば、NHK衛星波・地上波の双方向番組のすべてに参加できる(いずれかのチャンネルで1度登録すれば修正がない限り別のチャンネルで新たに登録する必要はない)。なお、「かんたん登録」はデータ放送の大幅なリニューアルに伴い総合テレビ・教育テレビでは2011年3月27日、デジタル衛星ハイビジョン同年3月31日で終了し、同年4月1日以降は登録した情報が自動的に消去される。デジタル放送開始に伴い、県域テレビ放送が皆無だった茨城県での県域放送を開始。2012年4月1日から新たに栃木県と群馬県で県域放送が開始された。しかし、南関東4都県については、新たに親局の送信施設設置が必要となることや、現在でも「首都圏」としての一体的需要があることなどから、デジタル化完了後に改めて実施の是非を検討するとの表現にとどまった。2003年12月1日から順次開始されている地上デジタルテレビジョン放送(地デジ)を活かし、全国放送のほぼすべての番組がハイビジョン方式で制作・放送されている。標準画質マルチ放送は最大3チャンネル取れるが、NHK総合では現在011と012(あるいは031と032)のみで行われており、013(033)は使用されていない。なお、2005年12月までデジタル放送では以下のように独自の差し替え番組があった。近畿圏では2010年4月より夕方時間帯で地上デジタル放送告知番組の差し替えを行っていた。現在はスポーツ中継(NHKプロ野球、大リーグ他)で不定期に行う程度になっている(この場合、所定時間終了後の延長は012(または032)で行われるが、電波の運用管理の都合上、概ね次の定時番組が開始されるまではフィラー(映像散歩他)を流す場合がある)。4:15起点の24時間放送(原則として毎月第1・3日曜深夜=月曜未明の深夜は各局任意で放送休止、ないしは減力放送を行う地域あり)。※なお、2004年より放送されている大相撲本場所(奇数月)の実況ダイジェスト「大相撲・幕内の全取組」の放送日に放送休止、あるいは減力放送がなされる場合は2005年9月までは4:00、同11月からは3:50までに休止・または減力を切り上げたことがあった(但しオープニング映像は起点時間に流す。局によっては起点時間まで放送休止となる場合もあった)が、2010年3月場所で未明の再放送が廃止されており、相撲期間中の休止切り上げは事実上なくなったが、2014年秋場所以後、本放送の時間が3:40から4:05に繰り下げられたため、再びメンテナンス休止・減力を3:40で切り上げる局(この場合でもオープニングの国歌演奏・国旗掲揚は起点前の4:13に行う)が発生している。4:20起点時代、2007年末と2008年始では深夜番組特別編成の為、起点時間が繰り下げとなった日が存在した。各放送局に関する情報は日本放送協会放送局の一覧を参照。アナログ総合の親局で全国的に3chが多かった理由は、テレビ放送が開局した当初1ch・2ch・12chが米軍のレーダーに使用されていたために、後にその周波数は返還されたものの、NHKについては第一次チャンネルプランでそれらの地域に3chが割り当てられたからである。沿革にもある通りテレビ放送開始当初東京が3ch、大阪が4chで送信されていたのはこのことが原因である。その後放送東京はエリアの拡大のため、当時1chで東京タワ-から送信されていたNHK教育テレビとチャンネルを入れ替える形で1chとなった。一方大阪も、その後大阪第4局(毎日放送)の開局予定日であった1958年12月1日から2chに変更された。しかしアナログ総合が3ch地域の大半の地域では民放用に1chが割り当てられた。これが半世紀後の地デジ移行に際し、アナログ放送親局が1chの民放がそのままデジタルでも1chを継承し、総合テレビが全国統一の1chにならず地域により異なる番号が割り当てられる遠因にもなった。なお、アナログ教育テレビジョンは全国的に12chを割り当てられている地域が多かった。
出典:wikipedia
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