シロとは、臼井儀人の漫画『クレヨンしんちゃん』に登場する、架空の犬である。アニメ版の声優は真柴摩利。しんのすけに拾われ、野原家で飼われている犬。誕生日は不明。名前の由来は体の色(被毛)が白いから。性別はオス。双葉社の公式設定で種類は雑種犬とのことだが、しんのすけはわたあめ犬と称していたりしている。小型犬なのだが、室外で飼われている。年齢は不明だが2007年4月27日放送のタイトル、「ぼく、野原シロのすけです」では、5歳でしんのすけの双子の兄という設定になったことがある。人間の言葉を話す時の一人称は「ぼく」。また、その「ぼく、野原シロのすけです」以前(90年代の作品)にもシロが人間の言葉を話した回もテレビアニメや映画作品であった。原作第1巻、1992年5月25日第7回放送分「子犬を拾ったゾ」にて登場。道端に箱に入れられて捨てられていたところを、しんのすけが拾ってきた。初登場時は家の中で糞をする、みさえのお気に入りドレスを食いちぎるなどかなり行儀が悪かったが、次第に気弱ながらもかなり利口な犬となる。逆に野原家(特にしんのすけ)の行動に苦労する一方であるが、どれだけ喧嘩をしようが、しんのすけの事は人間の中で一番大好きな存在である。生みの親はボルシチ。4匹兄弟の1匹として生まれたが、飼い主一家の父が犬に触れると呼吸困難や不整脈になってしまう病気、「突発性犬アレルギー」(架空の病気)を発症し犬が飼えなくなってしまい、兄弟3匹は無事引き取られていったが、ボルシチとシロは引き取り手が見つからず保健所へ託す事になった。ところがそれに反発した飼い主一家の娘るんが、誰かが拾ってくれるようシロを段ボール箱に入れ、家族に内緒(兄と母親は知っていたが黙認した)で路上へと置き去り(実際はしんのすけが拾うまで見守っていた)にし、それをしんのすけが拾い野原家で飼われる事となった。野原一家でもっともしっかり者で、散歩に連れて行ってもらえなかったら自分ひとりで散歩に行ったり、えさをもらえなかったら商店街で一芸を披露して観客からえさをもらったり(「シロと一緒にカケオチするゾ」)、しんのすけやみさえの代わりにおもちゃを片付けたり、洗濯物を取込んでくれたり(「シロに苦労をかけるゾ」)、ラディッシュの水やりをサボったしんのすけの代わりに水やり(他にも虫や雨を防いだり、日の当たる場所に出すなど)をして見事に育て上げたり(「オラのラディッシュちゃんだゾ」)、お使いをサボったしんのすけの代わりにお使いに行き、八百屋の店主に生姜がほしいことを必死で伝え、見事しょうがを買ったり、ひまわりの面倒を見る等、人間並の行動力があり、ひろしも認めるほど。勝手に一人で散歩に出かけたり、家庭内で何らかのトラブルが発生し一家一同がパニックになっている時でも、外でのんびり昼寝をするなど、マイペースな一面も持ち合わせている。同じ動物に対しては、自分を苛めた野良犬や野良猫とも仲良くなったり、捨て犬や病気の捨て猫の面倒を見たり、世話をしていた捨て猫が死んだ時は怒りの余り元飼い主に吠え掛かかったこともあった。また、自身と酷似した犬(名前はアイゼンハワー)を亡くした病気持ちの女性を慰めたこともある。短所に関しては「酒癖の悪さ」(「酔っぱらいシロだゾ」で酔った際には自分の心の中でライオンや鷹になりきったこともある)「ケンカの弱さ」(野良犬とのケンカで負けたことがある)「注射を見ると怯えてしまう程の病院嫌い」野原家のペットになってからは、野原家・小山家特有の笑い方(後ろを向いて、口だけでニヤッと笑う)をしたり、かわいいメス犬を見つけるとナンパをしたり鼻の下を伸ばしたり、目をキラキラ輝かせてしんのすけお得意の「おねだり攻撃」をする等、しんのすけたちに似てきている一面もある。知能も非常に高く、人間の言葉がほぼ理解できている(SF的な話では日本語を話すこともある)アニメ版では担当声優が風間くんと同じということもあって、風間くんを思わせるシーンも多々ある。例を挙げるなら「ぼく野原シロのすけです」では人間になったシロと風間くんが同時にしゃべったシーンでしんのすけに「風間君とシロのすけ(シロ)、キャラ(クター)がかぶってるゾ」と言われたことがある。また、シロと風間くんの会話のみで構成された次回予告では、その会話の中で風間が「僕とシロが会話していると変な感じがする」と自虐的な発言をした。一度、しんのすけの世話が怠慢になったことで家出をしたことがあり、しんのすけらの必死の捜索も虚しく見つけることができず、しんのすけを激しく落ち込ませたことがあったが、一日で戻ってきた。特技は自分の体を丸める「わたあめ」や自分の股間をかきむしる「チンチンカイカイ」などがあるが、ほかにも逆立ち、バック転やバック宙等、体操選手並みの芸も持つ。また、床を汚したら怒られるので家の中で雑巾を足の下にひいたり、玉乗りをしながら移動するなどかなり器用でもある。一度アイドル犬の代役として芸をこなした経験がある(「シロのCMデビューだゾ」)。また、猫のように体が軽く、塀にジャンプすることも出来る。またずれ荘編では大家さんをごまかすためにロボット犬のまねをしたり、自宅に動物園から脱走したサルが入り込んできたときに死んだふりをしたり、耳を丸めて、ひまわりの特徴である、クルクルの前髪を表現したり、しんのすけとかくれんぼしたり、映画「クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡」では、自力で東京から春日部の自宅まで歩いて帰り、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」で沖縄から埼玉へ帰るとき、空港でぬいぐるみに化けたりなどの演技力もある。映画「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」では、しんのすけが尿意を催した際、しんのすけによってバスの運転を任され、憔悴しながらも二十世紀博内部への突入を成功させる活躍を見せた。結局、突入を成功させたシロに対する胴上げによってハンドルを握る者がいなくなったためにバスが内部の柱に衝突して止まるまでバスのハンドルを握っていた。また、「爆発!温泉わくわく大決戦」で野原一家と共に不健康ランドというゲームに参加させられた際は、野原一家の失態によるペナルティーで難易度が過酷になっていく中、シロだけが最後までミスをしなかった。劇場版などでかすかべ防衛隊の臨時メンバーとして加入することがある。イメージカラーは白。しんこちゃんの回に2匹のチビシロが登場する。名前は「ジュ」と「ニア」。劇場版『超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』にも多数の子孫が登場していて小屋には「シロ」と書かれていたが「シロたち」となっていた。原作初登場時は現在と全くデザインが異なっていた。野原ひまわり誕生までは、グッズやゲーム作品において、しんのすけと共に描かれることが多かった。劇場版シリーズにおいては、第3作では前半では未来タイムパトロールのリングのマイクロキット通信で喋らされ、後半ではしんのすけが操るカンタムロボのコンピューターにされた。第5作では東北新幹線に置き去りにされつつも、自力で野原家に帰るという逞しさを発揮。第15作では爆弾を仕掛けられるが、それにより初めての主役になる。
出典:wikipedia
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