下吉田駅(しもよしだえき)は、山梨県富士吉田市新倉にある富士急行大月線の駅。駅番号はFJ14。8月に行われる河口湖湖上祭、吉田の火祭りでは当駅発着の臨時列車も数本運行される。島式ホーム1面2線と側線2本を有する地上駅で、駅舎はその東側にある。側線は2本ともホームと駅舎との間にあり、いずれも構内の葭池温泉前方から分岐して月江寺方で途切れている。のりばは駅舎側が河口湖方面、そうでないほうが大月方面で、ホームの月江寺方の端から駅舎へ、河口湖方面の線路と2本の側線をこえて遮断機・警報機つきの構内踏切がのびている。その他構内には駅舎の脇で側線に車庫が設けられている。なお踏切の警報機は、今では珍しくなった鐘を直接鳴らすもの。2009年にリニューアルされた駅舎はコンクリート平屋建てで、工業デザイナー水戸岡鋭治によるデザイン。待合所部分の天井は高く、明かり取りの窓も作られている。現地の案内看板によると、この駅舎は終戦当時の名古屋駅を模したものだという。駅舎の内部、旅客の立ち入ることの出来る部分にはその他有人の窓口が設けられているが、自動券売機の設置はない。かつては直営駅であったが1978年(昭和53年)から業務委託駅となっている。改札外に清潔なお手洗いがある。2011年4月29日より駅本屋側に「下吉田ブルートレインテラス」が設けられ、寝台特急「富士」で使用されていたスハネフ14形寝台客車や富士急行の貨車を保存・展示。また、併設されているコミュニティースペース「下吉田倶楽部」では観光コンシェルジュによる案内や、地元産果物を使用したソフトドリンクなどの購入が可能となっている。また、駅構内を利用して鉄道の日を記念し、毎年11月頃に「富士急電車まつり」が開催される。駅舎側から行き違いがない場合は大月方面の列車でも1番線に入るほか、優等列車の待避のために河口湖方面の列車が2番線に入線することがある。展示スペースの説明によれば展示されている客車は元JR東日本のスハネフ14 20であり、末期には「北陸」に使用されていたもので、実際に「富士」に使用された事は無い。ただし、実際に「富士」で使われていたJR九州所属のものとほぼ同等のものであり、新製されてから一度も大きな改造や塗色変更もしていない。内蔵されている方向幕、ヘッドマークもJR東日本に所属していた現役当時から装備されているものを使用している。そのため、車両の外観から細かい点まで国鉄時代のものを極力再現しているといえる。土休日は車内も開放されており、組み立てられた寝台に実際に横になる事も可能。現役時代のトイレ、洗面台は使用不可である。貨車スペースに展示されているのは、かつて富士急行線で使用されていたワフ1,2とト104。展示スペースの説明によればワフ2両はかつて南海電鉄より譲渡されたもので、ト104は1929年製で富士山麓電気鉄道時代から使用されていた。こちらも土休日にはワフの車内を見学可能。駅の南がすぐ吉田の市街地となっていて、周辺は戦前から続く、古い住宅街になっている。改札口から真っ直ぐに商店街があるにはあるが、シャッター通りとなり、現在はほとんど機能していない。不定期で「街がミュージアム」と題されたイベントがあり、若手芸術家等が空家一軒を装飾している。見物料は無料。駅前に高い建物がないので、ホームからは富士山が良く見える。駅前に富士吉田市内を循環するタウンスニーカーのバス停がある。また、当駅から徒歩5分のところに高速バスの中央道下吉田バス停がある。2013年度(平成25年度)の1日平均乗降人員は277人である。近年の年間乗車人員、乗降人員の推移は以下のとおり。。
出典:wikipedia
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