カペラ(Capella)は、ぎょしゃ座α星、ぎょしゃ座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。冬のダイヤモンドを形成する恒星の1つでもある。現在、天の北極に比較的近い1等星であるため、本州以北の日本では夏の一時期を除いてほぼ通年観測が可能であり、北海道北部以北や西ヨーロッパの大部分など北半球の高緯度では周極星となっている。古代バビロニアではこの恒星を使って暦を決めていた。太陽系に比較的近い星である。太陽とカペラは大体同じ色の光を放っているため、太陽も太陽系外から見たらカペラのような黄色い星に見える。黄色の恒星である点は一見太陽によく似るが、実態は大きく異なって2つの黄色巨星からなる分光連星である。2つの星の距離は0.71AUであり、104日周期で公転している。また、この2つの星から11000AU(約0.17光年)離れたところに赤色矮星同士のペア(2つの星の距離は約48.1AU)が発見されており、全体としては4連星である。カペラには連星系の影響で出来た黒点があり、自転によりごくわずか変光する(但し眼視観測では変光はわからない)。このような変光星をりょうけん座RS型変光星という。学名はα Aurigae(略称はα Aur)。カペラとはラテン語で「雌ヤギ」を意味する「Capra」の指小語である。アラビア語では「おしゃれな男」という意味の「العيوق, al-cayyūq(アル・アイ=ユーク)」と呼ばれる。
出典:wikipedia
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